2018年1月20日土曜日

ANA・JAL 2018年度「路線便数計画」発表~国際線 新路線はなく増便及び機材変更中心 次は「バンコク線勝負」みたい



国際線 新規開設路線はなく増便及び機材変更中心~2020年羽田発着枠増を睨み

 ANA、JALの日系2社、2018年1月18日、2018年度の路線便数計画を発表しました。国際線の新路線開設はなく、増便や機材変更が中心の計画です。

 国際線は、両社とも、2020年羽田空港発着枠の拡大を視野に入れ、2018年度は、新路線の開設を見送り、増便と機材変更にシフトしたようです。ANA、JALとも、この2020年羽田空港発着枠の確保を当面の大きな課題です。
 その点から、今回、増便や機材変更して、実績づくりや顧客確保などは、成田線→羽田線の移管などを視野に入れたものかもしれません。

 また、2017年度は、「ホノルル勝負」の年でしたね。ANAのA380機材投入発表に端を発し、ハワイアン航空の提携先ANA→JALへ乗り換えなど、ANA対JALの「対決」で、顧客も振り回された1年でした。
 「ホノルル勝負」の影響で、ANAは、昨年夏、ホノルル線投入の為?当初計画を変更して、羽田~バンクーバー・クアラルンプール線から、最新のB789スタッガード機材を召し上げ、B788の旧機材に変更されてしまいました。クアラルンプール線の予約、ANAから機材変更の連絡で、ガックリした経験もしました・・・
 


 ANA、羽田~バンコク線を増便し、バンコク線シフトです。このバンコク線は、羽田線2便体制→3便体制へ増便、成田線2便体制と合わせ、1日5便体制になります。機材も、羽田線増便の深夜早朝枠を除いて、B789( STAGGERED+プレエコ席付き)機材になります。
 これ以外の増便は、成田・成都線のデイリー化、羽田・香港線の深夜早朝枠分のデイリー化です。

 また、機材変更、羽田・クアラルンプール線ですが、昨年夏、ホノルル線に召し上げられたB789( STAGGERED+プレエコ席付き)機材、夏ダイヤの3月25日から、元に戻ります。
 これに加え、クアラルンプール線成田発着便も、6月1日から、B789( STAGGERED+プレエコ席付き)機材に変更されます。これでクアラルンプール線は、全て、STAGGEREDシート+プレエコ席付き機材になります。B789機の新規受領に伴い、復活及び追加投入できるようです・・・


 一方、JALですが、増便は、バンコク線、成田~バンコクの季節増便も通年化して、羽田2便体制、成田2便体制を維持し、通年1日4便体制になります。更に、関西~ホノルル線、成田~モスクワ線の期間増便、通年運航や期間増便を継続するという内容になっています。
 機材変更ですが、羽田・バンコク線、ホノルル線に召し上げられていたB772機材、8月1日から、羽田~バンコク線に復帰させ、羽田線の2便とも、JAL SKY SUITE仕様のB772機材に戻ります。成田~バンコク線は、機材変更ないようです。

ホノルル線の次は「バンコク線勝負」のようです・・・ 

2018年度「路線便数計画」、ANAも、JALも、新規開設路線が無い中、「旺盛な需要の有る」バンコク線対策が、ポイントの一つになっています。
 東京~バンコク線、ANAの5便体制、JALの羽田線B772機材投入など、増便、機材変更など、どちらも大幅なキャパ増を図り、ホノルル線対決の次は、ANA、JALの「バンコク勝負」みたいな構図になっていますね。

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