2012年7月26日木曜日

チェコのプリペイドSIMカード~「O2 Karta」の2012年最新情報

「O2 Karta」/外装が大きく変化
チェコのプリペイドSIMカードは、「O2」、「VodafOne」、「T-mobile」の3社のどれかを使うことになります。スマートホンでデータ通信を行う場合、携帯会社がデータプランを用意しており、自分に合うプランをチョイスすればよいかと思います。現状では、音声通話+データ通信なら、「O2」が一番お薦めではないかと思います。
 2011年12月に下記ブログに、O2のプリペイドSIMカード「O2 Karta」を購入し、その購入や使い方を紹介しました。その後、このO2のプリペイドSIMを購入し、その使い勝手などを紹介する方がブログで体験記を記載しておられます。この二つのブログ、私の最初のブログを見て頂ければ、どなたでも、O2のプリペイドSIMを使いこなせるはずです。
 私が、4-5年前に、チェコのプリペイドSIMカードの情報を探した時は、ほとんど情報がありのせんでした。しかし、最近は、ドイツ、フランス、スペインなどと並んで情報が出てくるようになりました。嬉しいかぎりです・・・

最新情報を追加しました・・・2014年1月

◎チェコ・O2プリペイドSIMカード「iPhone5s」でデータ定額使ってみた~接続速度速くなり快適に使えます!  
◎チェコO2でもnanoSIMカードを購入~iPad mini対応1GB/90コルナ
◎チェコ/プリペイドSIM~830円でデータ通信可能http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2011/12/sim830.html

◎参考になるブログ◎
びっけのひとりごと/海外でプリペイドSIMカードを使う~チェコ編
http://bikke.blog4.fc2.com/blog-entry-2598.html

AQUOS PHONE SH-12Cを海外で使う チェコ編 その1: プリペイドSIMカード購入!
http://blog.scratchpad.jp/2012/06/16/aquos-phone-sh-12c-in-czech-1/

 さて、2012年7月に、チェコのプラハ、ブルノと回ってきました。その際、O2のプリペイドSIMカード「O2 Karta」を再度購入しました。前回、購入したものは、今年5月で有効期限が切れていたからです。購入場所は、何時ものシッピングセンター「パラディウム」の地下にあるO2shopです。

 まず、今回、O2shopでは①「O2 Karta」SIMの新規購入、②200czkのリチャージ、③「Internet v mobilu+ Mプラン」の設定をお願いしました。そしたら、係員は、「SIMカードに150czkのクレジットがあるから、リチャージしなくても、Internet v mobilu+ Mプラン設定できますよ」と言われ、「150czk-75czkだから大丈夫」とまで言われました。「国際電話をかけるから、リチャージが必要」と説明したら、すぐ理解してくれました。私が勘違いしているのではないかと心配してくれたようです・・・
係員が端末を叩いて、設定・リチャージをしてくれ、「Mプランの設定も終わったよ!」と言われましたので、スマートホンにSIMカードを挿して立ち上げました。すぐに、データ通信の表示とHマークが立ち、データ通信が開始できました。(APNは前回設定して使っていますので、何もいじりませんでした)すぐに、SMSが何通かきて、75czkが差し引かれたのも確認できました・・・
O2 Karta/275CZK/2013.1.18まで有効
すでに、「O2 Karta」の情報は出尽くしていますが、従来とは変わっている点などを説明していきます。現在、キャンペーンなどをやっていて、料金体系も多少変わっているようです。

1.「O2 Karta」の価格

 現在(2012年7月)、SIMカードの価格は、150czk=約570円です。初期利用料金も150czkですので、リチャージしなくても、データ定額プランが使用可能です。昨年12月に購入したときは、200czkだったので、値下げになっています・・・。購入にあたって、身分証明書などは不要です。支払いにはクレジットカードも使えます。
 たとえば、「Internet v mobilu+ Mプラン」500MB/1週間/75 czkに申し込む場合、初期利用料金から、75czkが差し引かれ、クレジットの残高は75czkになるという仕組みです。ですから、1週間程度の滞在で、日本へ国際電話をがんがんするという場合は別にして、通常、使い捨てで良ければ、リチャージは不要です。

2.「O2 Karta」の有効期限

 「O2 Karta」のSIMカードの有効期限は、6ヵ月です。500czk以下のリチャージの場合、6ヵ月となります。例えば、「O2 Karta」のSIMカードを購入し、その場で、200czkをリチャージしても、有効期限は変わりません。500czk以上、リチャージした場合、有効期間は1年となります。SIMカードの有効期限に合算する方式はとっていないようです。
 また、リチャージは、200czk以上です。リチャージカードを利用する場合、250czk、350czk、550czkの3種類が有り、キオスク、大手スーパーのレジなどで販売されています。下記写真を参考にして下さい。


3.「O2 Karta」のデータ定額オプション

 現在、「O2 Karta」は、2013年1月31日まで、データ通信プランのキャンペーンをやっています。データ定額オプションは、「Internet on Your Mobile」になります。詳細は、下記WEBサイトを参照してください。

http://www.o2.cz/osobni/en/internet/166095-internet_v_mobilu.html


 O2のデータ定額オプションは、ポストペイドとプリペイドでは一部違いがあります。プリペイドSIM「O2 Karta」の場合、現在は、下記のようになっています。
 前回、利用した経験では、「H」表示が出ており、接続速度も速いことや、O2 Karta は、W-CDMA対応とのことで、3Gにも対応です。旅行で、短期滞在なら、Sプランか、Mプランで十分ではないかと思います。どちらも、SIMカード購入時の初期利用料金でまかなえる範囲内です。
◎1 日 30 CZK(Access the internet anytime with no limits)
*いわゆる1日プランですが、割高なのであまりメリットはなさそうです。
◎Internet v mobilu+ Sプラン 150MB/1週間/40 czk
◎Internet v mobilu+ Mプラン 500MB/1週間/75 czk
◎Internet v mobilu+ Xプラン 2GB/1月/500czk
◎Internet v mobilu+ XLプラン 5GB/1月/750czk

4.「O2 Karta」のデータ定額オプションの設定方法

① APNの設定ですが、APN:internet、ユーザー名:無し、パスワード:無し、です。

② データプランの設定方法ですが、O2 のWEBサイトにも記載がありますが、次の通りです。O2の直営店なら設定してくれます。

 Internet v mobilu+ Mプランの場合、SMSで999 111へ「IVM2」を送信。Sプランの場合、同じく「IVM1」を送信。Xプランの場合、同じく「IVM3」を送信。XLプランの場合、同じく「IVM4」を送信。解除・停止の場合、同じく「DIVM」を送信。

注意 2012年10月20日 

 Mプランの場合、「IVMM 」to 999111、Sプランの場合、「IVMS」 to 999111、Lプラン(旧Xプラン)の場合、「IVML」to 999111、XLプランの場合、「IVMXL」to 999111に変更になっています。
 
* 今回、設定はO2shopでやって貰いましたが、停止は、ウイーンへ向かう列車の中で、「DIVM」を送信して手続きしました。

5.「O2 Karta」のEU内データローミング

 「O2 Karta」は、チェコのプリペイドSIMカードですが、データローミングが可能です。特に、EU内は、使う機会がありそうですね。今回、オーストリア、ドイツでチェックして見ましたが、データローミング可能でした。ただ、20czk/1MBと利用料金が高いので要注意です。事前に、登録などの手続きは不要です。

ローミング料金案内のSMS/オーストリア国境を越えた鉄道内で受信

チェコのプリペイドデータSIMカード~Vodafone/4GBまでOK

スペシャルSIMカードの看板/Vodafone空港直営店

Vodafone空港直営店
チェコのプリペイドSIMカード、「O2」という旧国営会社のプリペイドSIM、電波も安定していて、音声+データになりますが、データ定額プランにも対応しており、チェコでは一番お薦めです。しかし、データ定額SIMカードに関しては、Vodafoneから、キャンペーンが頻繁に出ており、結構使い勝手の良いSIMカードがあることが多いです・・・。チェコのVodafone、キャンペーン狙いがお薦めです。

今回のチェコ行き、プラハ・ルズィニェ空港で、上記写真(上)のVodafone「スペシャルSIMカード」を購入しました。正式名称は分かりませんが・・・。旅行者向けのキャンペーン料金だと思います。
チェコのVodafoneの場合、プラハ・ルズィニェ国際空港の到着ロビー(第二ターミナル)に上記写真(下)の直営カウンターが有ります。今回、ここのカウンターで、4GB/30日/300czkというキャンペーンのデータSIMカードを購入しました。短期の旅行なら、4GBあれば、事実上、使い放題みたいなものです・・・。3G対応で、接続速度もまあまあで合格点のデータSIMでした。

キャンペーンで購入したVodafoneSIMの外装
プラハ・ルズィニェ国際空港のVodafoneカウンターで、「新しいプリペイドSIMカードが欲しい」と言ったところ、係員は、通常のプリペイドSIM「Tailor-made card」が出してきました。「スマートホンでデータ通信に使いたい。上記看板のキャンペーンSIMは使えませんか?」と聞いたら、「使えます」ということで、こちらを300CZKで購入することにしました。
開通作業は、「アクティブべーション、プリーズ」で、係員にやって頂きましたが、データサービスを使えるようになるには、「10分後」という説明でしたが、実際は、20分以上かかりました。また、スマートホンの場合、一旦、電源を切って、入れ直した方が良いみたいです。

スマートホンの電源、20分くらいして入れ直して、自分で、後記のAPNを設定・保存し、トップ画面に戻ったら、データサービスの表示とHのマークが出てきて、データサービスが始まりました。「Vodafone」の場合、3Gのサービスに対応しています。デザリングも試してみましたが、OKでした。

チェコのVodafoneの場合、APNの設定は「オートマティック」ですが、「GPRS WEB」「Vodafone MMS」の二つが自動表示されています。APNの設定で、「GPRS WEB」の方が選択されていれば、そのままデータ通信は可能です。万一、「Vodafone MMS」に設定されていたら、変更して下さい。手動設定をする場合、APN設定は、APN:internet、ユーザー名:無し、パスワード:無し、です。

チェコのVodafone、6月30日まで、「Prepaid mobile Internet for free」という別のキャンペーンをやっていました。価格は、300CZK、7月1日以降400CZKですが、通話等は300CZK分フリー、モバイルからのデータ接続無制限という太っ腹のプランでした。有効期間は30日のようです。1週間程度滞在、ヘビーモバイルユーザーなら、お薦めのプランでした。ただ、7月になっても、プラハのショッピングセンターの家電量販店で、このSIMカードが300CZKで販売されていました。今回、こちらでも良かったのですが、空港の直営カウンターで、別のキャンペーンSIMを買っていましたので、見るだけにしました・・・
チェコのVodafoneの場合、キャンペーン以外なら、「Tailor-made card」という音声対応プリペイドSIMカードが有り、データパックをオプションで利用することになります
 「Tailor-made card」は、200CZK(初期利用料金200コルナを含む)で、有効期間は10ヵ月です。ただ、同じチェコO2のプリペイドSIMが150CZK(初期利用料金150CZK)で購入でき、しかもデータ定額のパック、500MB/週/75CZKというのがありますから、1週間の範囲なら、150CZKで収まる、O2のプリペイドSIMカードの方がお得感があります。
「Tailor-made card」で使えるデータパックは下記の通りです。3、4日程度の滞在で、WEB、メールチェック、SNSの書き込み程度の利用なら、Tailor-made card+weeklyプランか、standardプランの方が、初期利用料金の範囲で済みますから、安上がりです。

◎mobile daily 25MB/1日/25CZK
◎mobile weekly 60MB/1週間/60CZK
◎mobile standard 150MB/1ヵ月/177CZK

上記のどちらも、開通作業が必要ですので、電話で手続きは大変なので、Vodafone shopでやって貰いましょう。後者のデータパックの手続きも、WEBでもできますが、開通作業と併せてやって貰った方が宜しいかと思います。

オーストリアのプリペイドSIMカード~Orange音声+データ1GB



オーストリアで、OrangeのプリペイドSIMカード「Orange Wertkarte」を購入しました。購入したのは、ウイーン一番の繁華街ケルントナー通のOrange直営店です。ケルントナー通は、携帯電話SHOPが沢山あり、Orange直営店は、両端にそれぞれ1ヵ所あります。
「Orange Wertkarte」音声用のSIMカードですが、オプションで、データ定額を付けることができます。オーストリアは、昨年「A1」、今回「T-mobile」のデータSIMカードを購入していますので、3枚目になります。
下記の「A1」と「T-mobile」は、データ通信に特化したSIMカードですが、Orangeの方は、音声通話も結構使う人向きのSIMカードですが、私がオプションで付けた「Datenpaket L」は、1GB/1月/10ユーロで、データSIMに負けないサービスです。

オーストリア/データ通信SIM購入19.9ユーロ~1.5GB http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2011/12/sim19915gb.html

オーストリアのプリペイドSIMカード~T-mobileのデータSIM http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/07/simt-mobilesim.html




上記の「Orange Wertkarte」は、10ユーロで、その内、クレジット、いわゆる通信料として5ユーロが含まれています。SIMカードの有効期間は12月です。
オプションのデータパッケージ、「Datenpaket S 」と「Datenpaket L」の2種類です。「Datenpaket S 」は、50MB/1月/2ユーロ。「Datenpaket L」は、1GB/1月/10ユーロ。  
今回は、「Datenpaket L」をオプションで、Orangeの直営店でセットして貰いました。SIMカード10ユーロ+「Datenpaket L」10ユーロ=20ユーロでした。SIMカードに含まれている5ユーロのクレジットをオプションに充当できるかどうかは確認しませんでした。
Orangeの直営店では、「スマートホンでデータ通信したい」と言ったら、係員から、データパッケージを勧められ、「Datenpaket L」をオプションで付けました。開通作業は、端末を叩いてやってくれましたが、APNの設定は「オートマチック」なので、「自分でやって」と言われ、端のテーブルでどうぞでした。

自分で、SIMカードを取り出し、スマートホンに挿して、「データ通信の設定」をチェック。係員の言うとおり、APNは自動設定されていました。トップ画面に戻ったら、データ通信のアンテナ表示が出ており、ブラウザで、日本のyahooを問題なく開けました。係員が「どう?」と声をかけてきたので見せたら、「おおチャイニーズ!」でガックリ。「日本語だよ!」と返しておきましたが・・・


データパッケージは、SMSでも申請できます。「Datenpaket S 」は、2111へSMSで「WEBS」と送信。「Datenpaket L」は、2111へSMSで「WEBL」と送信。解除及び取り消しは、「Datenpaket S 」なら、2111へSMSで「STOP WEBS」と送信します。「Datenpaket L」なら「STOP WEBL」になります。

* APNの設定は、APN:orang.web、Username:web、Password:web、になります。

オーストリアのプリペイドデータSIMカード~T-mobile9.90ユーロ/1GB

T-mobile/マリアヒルファー通直営店
 オーストリアのプリペイドSIMですが、T-mobileの場合、「SURFKLAX SIM ONLY Starter Paket」というデータ通信専用プランのSIMカードがあります。
 このプランは、3G対応で、有効期間30日、1GBまでOKのデータ定額プランのSIMで、9.90ユーロとなっています。オーストリアを10日間程度滞在する旅なら、十分な量だと思います。使い捨てには悪くないSIMカードです。先日、ウイーンでこのSIMカードを買ってきました。



「SURFKLAX SIM ONLY Starter Paket」は、上記写真のパックです。今回は、マリアヒルファー通(ウイーン西駅から地下鉄U3で1駅)のT-mobileの直営店で購入しました。
直営店の入ると、順番待ちのカード発券機があります。このT-mobileのお店では、「英語」「ドイツ語」の対応を選択できます。
今回は、T-mobileのwebサイトから、事前に、「SURFKLAX SIM ONLY Starter Paket」の紹介部分を印刷して行きました。係員に見せたら、「OK」「SIMはスタンダード?」と聞かれ、とんとんでした。10ユーロを出して、10セントのお釣りを貰い、「開通作業お願いします」で端末叩いてすぐに完了。「APNの設定は?」と聞いたら、スマートホンに、SIMカードを入れて、日本語画面に苦戦しながら、設定もしてくれました。APNを保存して、トップ画面に戻ったら、データ通信のアンテナが立ち、H表示、めでたくデータ通信開始になりました。なお、デサリングもOKです。お店に入って、20分くらいで終わったと思います・・・

オーストリアの場合、プリペイドSIMカードの購入は簡単で、身分証明書も不要です。APNの設定は、APN:gprsinternet、Username:GPRS、Password:無し、になります。

<追加情報>2012/9/25

上記、T-mobileのプリペイドSIM、名称、容量が変更になっているようです。名称は「SURFKLAX Large Starterpaket」、有効期間30日、金額9.90ユーロは変更されていませんが、容量は1GB→3GBへアップされています。SIMのサイズも、スタンダードとマイクロの両対応のようで変更されていないようです。その内、iPhone5に対応して、nanoSIMが出るかも?詳しくは下記写真を参照して下さい。(なお、この情報は、私のブログをご覧になった方からメールを頂き分かったものです。提供者に感謝いたします)

<追加情報>2012/12/28

「SURFKLAX Large Starterpaket」ですが、iPhone5で使用されているnanoSIMにも対応したプランが出ています。+10€という情報もありましたが、正式に販売されているのは、従来のスタンダードとマイクロSIMと同一価格9.90€です。詳しくは、下記WEBをご覧下さい。

 http://www.t-mobile.at/internettarife/klax_internet1.php


 

フランスのプリペイドSIMカード~スマートホンのデータ通信

パリ・レアール駅構内のOrange/shop
 最新の情報は、下記で補足しましたので、ご覧下さい。「Mobicarte」のデータ定額「Option Internet max」は、2013年4月4日以降廃止されています。(2013年6月4日補足)

◎フランスのプリペイドSIMカード 最新事情~2013年6月
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2013/06/sim-20136.html

 フランス・パリで、OrangeのプリペイドSIMカード「Mobicarte」を購入しました。「Mobicarte」は、音声+データ対応のSIMカードです。購入には、身分証明者=パスポートが必要です。フランスは、ヨーロッパの中では、データ通信対応のプリペイドSIMカードを購入するのが難しい国の一つです・・・。
 スマートホンが普及し、海外でも、SIMフリーの機種を使って、データ通信をする方が増えているので、もっと使いやすいSIMを売って欲しいですね。なお、データ通信専用のプリペイドSIMカードが欲しい場合、下記を参照して下さい。

◎フランスのプリペイドデータSIMカード~Orange8ユーロで可能 http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/08/simorange8.html
 
Orangeには、「Mobicarte」というプリペイドSIMカードがあります。「Mobicarte」には、1ヶ月データ定額プラン9ユーロの「bon plan 」があるのですが、原則、登録後48時間たたないと使えないという仕組みになっています。短期旅行者には難しい条件です・・・
 また、SFCという所が、データ通信に特化したプリペイドSIMカードを販売しています。9.9ユーロで、2日+1日=3日間、データフリーという魅力あるものです。ただ、今回、SFCの直営店、3ヵ所回りましたが、「アンドロイド使用のソロでは売れない」とキッパリ断られました。USBモデムとセットか、iPad用ならソロで売れると言われ、グスン・・・


 私の場合も、SIMフリーのスマートホン2台を持ち歩いています。それに挿して使うSIMカードということになります。今回、フランスで購入したプリペイドSIMカードは、Orangeの「Mobicarte」だけになりました。購入したのは、パリ・レアール駅構内のOrange/shopです。(なお、「VodafoneUK」のデータ定額対応のプリペイドSIMを持ち歩いていて、EU内、25MBまで/2£で利用可能なので、併用しています)

 Orangeの「Mobicarte」は、9.9ユーロです。その内、通話やデータ通信に使えるクレジットは5ユーロです。今回、データ定額プランを申し込む関係もあり、10ユーロを合わせてリチャージしました。10ユーロリチャージの場合、2ユーロのボーナスチャージが付き、12ユーロチャージされます。今回、日本へ国際電話を何回かしたこともあり、25ユーロをもう一回リチャージしました。

 Orangeの「Mobicarte」の場合、面白いのは有効期限です。SIMカードそのものの有効期限は、購入から6ヵ月です。しかし、クレジットというか使える残高の有効期限は、チャージする金額で、6日~1年です。25ユーロで2ヵ月、50ユーロで4ヵ月で、合算して延長は無しと、多額のリチャージをしないと有効期限が延びないナカナカ厳しい水準です・・・

 Orangeの「Mobicarte」の使い方は、データ定額、メール定額の設定などは多少面倒ですが、音声通話だけなら、スマートホンに、SIMカードを挿して、電話をかければ簡単につながります。日本への国際電話も、+81で電話すれば問題ありません。

 データ通信なんですが、定額を設定しなくても、APNさえ設定してあれば、問題なく使えます。ただ、データ定額を設定していない場合、すぐ残高が無くなってしまいますので、要注意です。
 ただ、今回、データ定額は、SIMカード購入後、48時間経過しないとデータ定額は使えないと言われていましたが、結果、24時間後には使用可能となっていました。SIMカードを購入したのは、パリ到着日のお昼頃、翌日のお昼、カフェで「データ通信ON」に設定して、通信してみたところ、クレジットが減らない、しかも1ヵ月データ定額相当9ユーロが差し引かれていました。
 データ定額の申請も、SIMカード購入してから、下記の手続き、すぐにできず、2時間位で可能になったと思います。恐らく、SIMカードの登録手続きの処理が終わるまで駄目ということのようで、完了すれば前倒しもあるようです。
 下記の方のブログにも、メール定額申請の記録が掲載されていますが、こちらも比較的すぐに使えた旨の記載があります。

http://www.sakimura.org/2011/12/1352/

APNの設定

 「Mobicarte」をスマートホンに挿した場合、自動設定されるようです。ただし、APNも複数表示されていますので、「Orange World 」になっていれば問題ないと思います。ちなみに、APN:Orange、 ユーザー名:Orange、パスワード: なし  です。

Orangeの「Mobicarte」のデータ定額、メール定額の設定方法

 定額プランですが、データ定額は、日、週、月の3つがあります。週7ユーロ、月9ユーロです。また、メール定額は6ユーロです。

① #123#に発信。チャージ残高、チャージ有効期間などが表示されます。


② 1=Menuを選択。下記の選択が表示されます。



③ 4=Bons plansを選択。下記の選択が表示されます。



④ 4=Internet et e-mailsを選択。下記の選択が表示されます。メール定額の場合、ここで1を選択。


⑤ 3=Option Internet maxを選択。下記の選択が表示されます。


* ここまで見て頂ければ、後は、ご自分の力で設定できるはずです。下記のブログに、iPhoneを使って設定した詳細も載っていますので、参考になると思います。

http://d.hatena.ne.jp/jnsp/20110505/1304618811

2012年7月8日日曜日

香港3HK~プリペイドSIM/HSDPAカード

HSDPA/SIMカード
香港のプリペイドSIM、ブローバンド対応のHSDPAは、重宝して使っています。香港の携帯電話やSIMカードを安売りしている所(香港・深水渉にある桂林街)で購入したものです。298HKドルのSIMカードは、170香港ドルの43%引きでした。SIMカードは、マイクロSIM兼用ですので、アンドロイドのスマートホンだけでなく、iPhoneでも使用可能となっています。
 このHSDPA/SIMカードは、香港なら、1日28HKドル(約280円)で、定額データ通信を利用できる優れものです。また、毎月の基本料になる行政服務費は、現在、免費(無料)ですので、使わない限り減らない仕組みになっています。APNの設定は、APN:ipc.three.com.hk、その他は不要です。

 HSDPA/SIMカードは、データ通信に便利なプリペイドSIMカードで、①現在、月額維持費不要、②有効期間は、リチャージ日から6ヵ月、③香港以外でも、17ヵ国でデータ通信1日定額プラン「Daily Pass」有(中国・マカオは98HKドル、その他の国168HKドル)、④データ通信は、香港では高速データ、ローミングの場合も3Gデータ通信が使え、なおかつ音声通話も可能で、とても使いやすいSIMカードです。私の場合、東南アジアや中国などで、データローミングで活用しています。

*データ通信定額「Daily Pass」の使える17ヵ国
中国・マカオ・台湾・日本・韓国・インドネシア・タイ・ベトナム・シンガポール・フィリピン・英国・イタリア・スウェーデン・オーストリア・デンマーク・アイルランド・UAE

 この香港のHSDPA/SIMカードは、中国本土で使う場合、メリットがあります。中国本土では、インターネットのアクセスに規制があります。中国移動通信や中国聯通のプリペイドSIMカードを手に入れても、TwitterやFacebookなどSNSサービスへアクセスできません。ホテルなどの有線・無線LANも同じです・・・。
 しかし、香港のHSDPA/SIMカードの場合、海外SIMのローミングと見なされ、この規制の対象外になります。私も、この香港のSIMを使って、中国本土から、Mixi、Twitter、Facebookなどへ書き込み、アクセスをしております。
中国本土で、この香港のHSDPA/SIMカードを使う場合、「Daily Pass」の対象となり、1日98HKドル(約980円)で使い放題になります。通信網は、中国聯通を使うことになります。

データ通信定額「Daily Pass」の説明
  昨日、ヨーロッパ行きに備えて、スマートホンに、HSDPA/SIMカードを挿して、残高確認。ここで大失敗に気づき・・・、とほほ!
5月末に、中国へ行った時に、データ通信定額「Daily Pass」を申請して使っていました。中国から日本に戻るときに、「取り消し」の手続きを忘れていました。日本も、「Daily Pass」の対象国ですので、「取り消し」手続きをしていないと、自動的に、定額「Daily Pass」の対象になります。そんなことで、1日分168HKドルが差し引かれてしまいました。慌てて、取り消しの申請はしましたが、「後の祭り」で、次回立ち上げた時以降は大丈夫ですが・・・

◎ 申請   「*127*31#」へ発信
◎ 取消   「#127*31#」へ発信

立ち上げて、最初にチェックしたときは、残高436.91HKドル/2012年11月24日まで有効だったのですが、スマートホンを切る前に、再度、チェックしたら、168HKドル分差し引かれ、268.91HKドルに減っていてガックリです。いずれも発信したら、しばらく後に、SMSで連絡がきます。

◎ 残高確認及び有効期限チェック  「##107#」へ発信


そんなこともあり、HSDPA/SIMカードのリチャージをしました。上記の「リチャージバウチャー」、後2枚ほどありますが、今回は、香港3のWEBから、クレジットカードで、200HKドルをリチャージしました。リチャージに必要なものは、電話番号、digitの数字(残高確認をすればdigitの数字も送付されます)で、日本発行のクレジットカードで手続き可能です。

「リチャージバウチャー」でリチャージする場合、「##105*[16桁のバウチャーの番号]#」へ発信すれば、簡単にできます。完了すれば、SMSで連絡が来ます。
リチャージは、「リチャージバウチャー」を使う場合、その場ですぐ反映され、SMSで連絡がきますが、WEBの場合、1日後か、2日後にならないと反映されないようです。WEBからのリチャージは下記サイトで可能です。

* 追記 * WEBからリチャージしましたが、今回は、翌日の朝には反映されていました。200HKドルリチャージして、「518.91HKドル/2013年1月5日まで有効」となりました。200HKドルチャージしたら、50HKドルボーナスが付き、250HKドルチャージされました。
https://www.three.com.hk/appCS2/eng/prepay/payonline0.jsp?appId=appCSPrepay_3G 


* 追記 * WEBからリチャージしましたが、香港・3HKのHSDPA/プリペイドSIMカードをリチャージ。400HKドルをリチャージしたら、100HKドルのボーナスが付いてきました。上記写真のように「630.172HKドル/2013年3月11日まで有効」となりました。(2012/9/12)

2012年7月7日土曜日

ANA(全日空)~プレミアムクラス(PC席)/1,000円値上げへ

ANAは、10月1日の下期から、プレミアムクラス(PC席)運賃を引き上げることを発表しました。
7月6日に国交省へ届け出たとのことで、発表内容は、下記の通りです。

2012年度下期ご搭乗分 国内線各種運賃
 

プレミアムクラス各種運賃の値上げ額、変更は以下のとおりです。
 下記以外の各種プレミアムクラス運賃、普通席の片道運賃および、これらに連動する

各種運賃(小児運賃など)は、2011年度下期の運賃額と同額で設定いたします。


 プレミアムクラス(PC席)については、6月1日から「ANA国内線サービスリニューアル」
ということで、下記の通り、機内食、飲み物などサービス及び新シートの導入などを打
ち出しており、今回の引き上げはそれに連動させたもののようです。サービスリニュー
アルの詳細は下記をご覧下さい。
https://www.ana.co.jp/pr/12_0406/12a-004.html


 今回のプレミアムクラス(PC席)運賃値上げで、加算額は8千円になり、JALのFクラス
と同額になります。JALのFクラスが運航されている路線は、一部幹線のみですが、完
全に競合関係になります。
JALのFクラスのシートや食事、サービスと比較になりますから、ANAも大変かと思い
ます。私は、ANAがメインですが、同じ8千円を払うなら、「どちら?」と聞かれたら、AN
Aの新シートは利用していませんが、食事やサービスだけ比較したら、JALに軍配が上
がると思います・・・

 プレミアムクラス(PC席)は、ANA修行をする人達に、沖縄線を中心に、「当日アップ」
で使われてきました。値上げはどんな影響がでるのか・・・。
また、国際線乗り継ぎの場合(24時間以内)は、消費税の免税で、7,000円→6,667円
となっていましたが、今回の値上げでは、8,000円→7,620円(あるいは7,619円)あたり
になりそうです。

 今回の値上げですが、値上げが必要なほどサービスがアップされたとは考えにくい!
「ちょっと、いかがなものか?」とは思いますが、とりあえず結論が出ているようなので、
今更反対しても意味がなさそうなので・・・。

 値上げして、サービスも変わらなければ批判と客離れを招きます。JALとの競合も有
りますから、その点は、しっかり対応して欲しいですね・・・

2012年7月1日日曜日

サーチャージはどうなる?~シンガポールケロシン価格表/最新情報

 航空運賃燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、原油価格の高騰に伴い、航空運賃に付加して、各航空会社が政府に徴収されています。市場の燃油価格に基づき、引き上げ、引き下げ、あるいは廃止することになっています。
 航空運賃燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、現在、シンガポールケロシン市場価格に基づき決められています。現在(2012年7月1日)の航空運賃燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)、2012年の「6月~7月適用」は、シンガポールケロシン市場価格「2012年2月~3月の2ヶ月平均値」になっています。
 2012年8月~9月適用は、「2012年4月~5月の2ヶ月平均値」になりますが、平均は、1バレル128.1USドルということで、現在より、1区分引き下がります。
 
 
 ANAの場合、日本~欧米・中東・オセアニア区分の燃油サーチャージは、現在26,000円ですが、8月・9月発券の場合、23,500円に下がります。片道2,500円、往復で5千円の引き下げになります。

 現在、シンガポールケロシン市場価格は下がる傾向にあり、「2012年6月~7月の2ヶ月平均値」が反映される2012年10月・11月発券の燃油特別付加運賃に注視しています・・・。
 6月の平均価格110.35  USドルということでした。もう一段さがるのか、二段さがるのか、微妙な水準です。6月の平均価格通りであれば、110USドルを僅かに超えていますから、日本~欧米・中東・オセアニア区分、21,000円に。更に下がって、平均が110USドルを切れば、17,500円になります。仮に、2段下がってくれれば、現在の26,000円→17,500円となり、片道8,500円、往復で1万7千円も違ってきます・・・、かなり大きい!残念ながら、6月~7月の2ヶ月平均値は、114.05 USドル で確定とーしました。

◎2012年6月・7月のシンガポールケロシン市場価格を速報で掲載します。(データ値の信頼性は各自で確認をお願いします)

6月 1日   113.63 USドル    6月18日   112.13 USドル
6月 4日   110.48 USドル    6月19日   109.64 USドル
6月 5日   111.25 USドル    6月20日   110.97 USドル
6月 6日   112.46 USドル    6月21日   108.10 USドル
6月 7日   113.14 USドル    6月22日   106.15 USドル
6月 8日   110.90 USドル    6月25日   106.15 USドル
6月11日   113.65 USドル    6月26日   107.80 USドル
6月12日   110.73 USドル    6月27日   107.58 USドル
6月13日   111.56 USドル    6月28日   108.55 USドル
6月14日   111.30 USドル    6月29日   108.90 USドル
6月15日   112.31 USドル           (2317.38 USドル ÷21日)

* 2012年6月のシンガポールケロシン平均価格  110.35  USドル

7月 2日   112.10 USドル    7月17日   119.00 USドル
7月 3日   113.05 USドル    7月18日   119.25 USドル
7月 4日   114.95 USドル    7月19日   121.80 USドル
7月 5日   115.50 USドル    7月20日   122.50 USドル
7月 6日   115.65 USドル    7月23日   119.60 USドル
7月 9日   114.60 USドル    7月24日   119.40 USドル
7月10日    114.45 USドル    7月25日   119.00 USドル
7月11日    115.15 USドル    7月26日   119.60 USドル
7月12日    114.95 USドル    7月27日   121.10 USドル
7月13日    116.00 USドル    7月30日   121.45 USドル
7月16日    116.95 USドル      7月31日   
121.00 USドル
                                                          (2587.05 USドル ÷22日)

* 2012年7月のシンガポールケロシン平均価格  117.59  USドル

* 2012年6月~7月のシンガポールケロシン2ヶ月平均値  114.05  USドル

  


◎ ANAの場合、航空運賃燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、下記のルールで改定されることになっています。JALもほぼ同じです。(下記はANAのWEBから原文のまま抜粋です)
<燃油特別付加運賃の改定について>
(1)原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。
設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは
致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この
限りではありません。
(2)シンガポールケロシン市場価格の2ケ月平均が1バレル当たり60米ドルを
下回った場合、本運賃は廃止いたします。
(3)本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直
近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。

ANAの燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について
https://www.ana.co.jp/int/unchin/info.html

JALの国際線「燃油特別付加運賃」
http://www.jal.co.jp/inter/fuel/kerosene.html