2014年12月30日火曜日

スペイン国鉄・Renfe 「サンセバスチャン→バルセロナ」のPreferente(1等)チケット~プロモ価格 25ユーロで購入 iPhone6Plusを使って簡単でした!

サンセバスチャン→バルセロナの乗車券/PDFチケット
Preferente(1等)チケット~プロモ価格 25ユーロで購入

 2月にスペインへ行きますが、バスクのサンセバスチャンへ行ってから、バルセロナへ移動します。この区間の移動は、スペイン国鉄のALVIA(アルビア)を使います。スペイン国鉄のALVIA(アルビア)は、スペインの長距離、高速列車で、予約が必要です。乗車日の60日前から、予約可能なようです・・・

 スペイン国鉄の予約ですが、日本からも、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから可能です。ただ、クレジットカードの決済が上手くいかないことが多く、結構、トラブルがあるようです。私の場合、先日、iPhone6Plusを使い、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから、PAYPAL使用の予約・決済し、上記写真のPDFチケット、簡単に発券を完了しました。

 ただ、RenfeのWEBサイト、今回は、スペイン語のサイトを使いましたが、そのおかげというか、スペイン語の理解しきれないことも有り、座席指定を上手くリクエストが出来ず、結果として、自動指定の席になってしまいました・・・。

RenfeのWEBサイト~予約の進め方

 Renfeの予約、日本で、WEBサイトから可能です。WEBサイト、スペイン語に加え、英語サイトも有りますが、不安定なようです。今回は、多少、分かりにくいスペイン語サイトから予約しました。

http://www.renfe.com/
http://www.renfe.com/EN/viajeros/index.html

 また、WEBサイトからの予約、通常のHPだけでなく、モバイルサイトが有り、iPhoneに対応した専用アプリも有り、そこからの予約・決済も可能です。今回、iPhone6Plusを使いましたが、iOSアプリからではなく、通常のHPから予約しました。iOSアプリの場合、My accountへログインしないと、予約・決済できないようなので、今回は断念しました。My accountは、通常のHPから、無料で簡単に可能ですが・・・。

追記:  2016年5月にも、RenfeのWEBサイトで、iPhone6から予約しました・・・

◎スペイン国鉄(Renfe) 特急ALVIAで ガリシア地方へ 1等往復チケット 58.75ユーロ ~iPhone6で予約・決済 日本 発行Visaカード使用
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2016/07/renfe-alvia-1-5875-iphone6-visa.html

iOS版のスペイン国鉄・RenfeWEBサイト

スペイン国鉄・RenfeのWEBサイト/スタートページ
 予約の方法は比較的簡単です。下記は、iOS版ですが、まず、出発地、目的地を設定します。通常のHP版も同じですが、出発地で、下記の場合、S→A→Nまで入れれば、フルダウンしたら、「San Sebastian」が選択肢の中に表示されます。
 目的地も同じで、B→Aあたりまで入れれば、「Barcelona」の選択肢が表示され、フルダウンしたら、「Barcelona-Sants」が出てきます。その後、人数、片道か往復か、日程を設定し、「Continue」=確認すれば、予約できる列車、運賃が表示されます。


スペイン国鉄・Renfeで予約可能な運賃は・・・

iOS版/サンセバスチャン→バルセロナの予約画面

通常HP/サンセバスチャン→バルセロナの予約画面
 
 
 スペイン国鉄・Renfeの予約ですが、現在、Preferente(1等)、Turista(2等)などのクラスに加え、4種類の運賃の予約が可能です。上記予約画面で、自分の使う目的に合わせてチョィスすれば宜しいかと思います。予約する運賃が決まれば、チェックを入れるか、タップをすれば、確認の画面に移動します。
 今回、予約・発券したのは、Preferente(1等)のサブクラスP、サンセバスチャン→バルセロナの片道、25ユーロというチケットで、払い戻し及び変更不可のチケットです。サンセバスチャン→バルセロナ間、6時間の旅、割引運賃の場合、1等と2等、6ユーロ程度しか差がないので、今回は、1等にしました。

◎ 4M=4人のグループ割引
◎ P+=変更及び払い戻し可能、但し、手数料が必要
◎ P    =変更及び払い戻し不可
◎ F    =ノーマル運賃

 このサンセバスチャン→バルセロナ区間の運賃、下記写真の通りです。同じ区間のALVIA(アルビア)でも、発着時間で、料金が多少違います。

 私が選択した、ALVIA533の場合、Preferente(1等)の正規運賃Fは、83.30ユーロ、払い戻し及び変更OKのP+なら、29.15ユーロ、そして4Mという4人セット運賃という面白い設定があり、こちらは33.30ユーロとなっています。
 Turista(2等)の正規運賃Fは、64.10ユーロ、払い戻し及び変更OKのP+なら、22.45ユーロ、そしてPなら、19.25ユーロ、4Mなら、25.65ユーロとなっています。

支払い方法は・・・PAYPALが登場して使いやすくなっています

① まずチケットの利用者を登録します。氏名、パスポート番号、メールアドレス、電話番号などの連絡先を記載し、確認タブをチェックします。パスポート番号は、列車に乗った際、本人確認に使われるようです。


② 次に支払い方法の選択に移ります。クレジットカード以外に、PAYPALが選択可能です。スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトからの予約の場合、日本のクレジットカード、結構弾かれることで知られています。
 日本のクレジットカードでも、VISAのVpass登録してあれば、RenfeのWEBでも、ほぼ大丈夫のようで、私も登録していますが・・・。

 今回の決済方法、一番下の選択肢、PAYPALを使いました。PAYPALの決済レート、多少割高ですが、海外SIMカードのチャージに頻繁に使っており、使い慣れたPAYPALにしました。
 25ユーロの決済レートは、1ユーロ=154円、日本円の決済金額は3,858円です。レートは悪いのですが、手数料込みのレートなので仕方なしという感じです・・・

③ PAYPALを選択したら、下記の画面に移動します。ID=メールアドレス、パスワードを入れて、「Entrar」をクリックすれば、日本語のPAYPAL決済画面に移動し、確認すれば終了です。

④ 終了したら、PDF=チケットが自動的にポップアップされます。このブログのトップ画面がその画像です。プリントアウトすれば、PDFチケットとして使えます。また、登録したメールアドレスにも、予約完了のお知らせメールと合わせ、添付ファイルでPDFチケットが改めても届きます。
チケットは、PDFかPassbookで・・・ 
 スペイン国鉄・Renfeのチケット、他のヨーロッパ諸国と同様に、オンラインチケットOKになっています。ポップアップ、もしくはメールで送付されるPDFファイルをプリントアウトすれば乗車券になります。このブログ、トップの写真がPDFの乗車券です。

 また、Passbookにも対応しており、eメールで、Passbookのフォーマットを送付して貰えば、Passbookの乗車券もゲットできます・・・

日本語で予約したいなら、割高ですが~レイルヨーロッパ(Rail Europe )で予約・発券する方法も・・・

 今回は、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから予約しましたが、英語もしくはスペイン語になります。語学に不安があり、日本語で予約したい人向けには、レイルヨーロッパ(Rail Europe )という日本に営業所がある会社から予約する方法も有ります。

 下記のサイトになりますが、ヨーロッパ全域のチケットが予約可能です。今回、私が予約・発券したチケット、Preferente(1等)のサブクラスP、サンセバスチャン→バルセロナの片道ですが、RenfeのWEBサイトは25ユーロ=Paypal決済で3,858円でしたが、レイルヨーロッパ(Rail Europe )のサイトでは、同じチケット、5,400円+予約手数料1,500円=6,900円になります。

 レイルヨーロッパ(Rail Europe )のサイトで購入した場合、約3千円ほど高くなります。もともと日本円の料金設定が高いのに加え、手数料が取られ、約1.8倍になっています。私の場合は、一人ですが、3人、4人ならこの差は結構大きいかもしれません。

 日本語で予約でき、日本に営業所があり、発券トラブル等対応して貰える可能性があるので、ヨーロッパ鉄道旅、初心者の「安心料」として、割高でも割り切る人向けですね・・・



2014年12月28日日曜日

EU(ヨーロッパ)内ローミング 2015年12月以降 データ通信を含め「ローミングチャージ徴収が不可」に~iOS8にも「EUインターネット」設定が登場

iOS8の「EUインターネット」/VodafoneIEのSIMで
EU内でのローミングチャージを禁止に・・・

 EU(ヨーロッパ)連合内のローミングが大きく変わろうとしています。EUの欧州議会、今年4月、通信分野で、「単一市場の創設を目的とした通信規制改革案」を可決。EU域内の他の国で携帯電話を使用する際のローミング(相互接続)にかかる上乗せ料金の廃止や、「ネットワーク中立性」の原則など、新ルールが導入されます。

 これに基づき、EUは、2015年12月15日から、EU内でのローミングチャージを禁止にし、EU内のSIMカードを挿した携帯電話の場合、音声通話、SMS、データ通信について、ローミング料金の徴収不可になるようです。併せて、「ネットワーク中立性」の原則の具体化として、一部携帯電話会社が行っている、IP電話やスカイプなどの規制なども禁止されます。

 利用者からみたら、ローミング料金が不要になり、IP電話やスカイプなどが問題無く使えるようになり、改善の部分が多い感じです。

 EU内でのローミングチャージの禁止ですが、詳細は不明ですが、契約回線(ポストペイド)だけが対象となるなのか、プリペイド回線(旅行者が使うことの多い回線)も対象になるのか・・・。ただ、EU内の各国、プリペイド回線が主流の国も多いので、恐らく、プリペイドSIMカードも、ローミング料金の徴収不可の対象になりそうな感じがします。

 ただし、日本などのEU外のSIMカードは、この規制の対象外で、従来通り、高いローミング料金が必要です。あくまでも、EU内で、EU内各国のSIMカードを使う場合の話です。

 このEU内でのローミングチャージの禁止、プリペイドSIMカードも対象になる場合、ヨーロッパでデータローミングに使うSIM、お薦めは、今までと違ってくる可能性が有ります。

 現在は、VodafoneIT(イタリア)のSIMカード=1日/500MB/3ユーロ、VodafoneIE(アイルランド)のSIMカード=1日/200MB/2.99ユーロなどが、EU内の他国データローミングでお薦めSIMカードとなっています。しかし、2015年12月以降は、これらが廃止され、イタリアやアイルランドの自国データ定額プランを使うことになる可能性が有ります。

 となれば、今後、ヨーロッパへ行く人、どのSIMカードを買うのか、悩めるところだと思います。今、ローミング用に、一番人気のVodafoneIE(アイルランド)のSIMカードの場合、アイルランド内のデータ定額プランは、オプションとして、1日/500MB/3ユーロ、7日/2GB/10ユーロ、30日/7GB/20ユーロの3種類が基本です。これがそのままEU内ローミングでも使えるのであれば、大体の旅行者ならお得だと思います。それに加えて、VodafoneIE(アイルランド)は、データ定額の「Red」キャンペーンを頻繁にやっているので・・・。
 いずれにしても、EU内でのローミングチャージを禁止を受けて、EU内、各国のキャリアは、データ定額プランの見直しをするはずですので、どこの国のSIMカードがお得なのか、サーチが必要となりそうです・・・。

iOS8にも「EUインターネット」設定が登場・・・

iOS8~ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを挿した画面
 iPhone6及びiPhone6Plusが発売され、iOSも8にバージョンUPされました。EU内でデータローミングする場合、iOS8を使っている場合、要注意な状況があります。

 iOS8から、「EUインターネット」という設定が増えています。設定>モバイルデータ通信を開いたら、「データローミング」に並んで、「EUインターネット」という項目が表示されるようになっています。これは、EUのローミングチャージ廃止という方針を受けて、設定されたようです。

 ただし、この表示は、EU内のSIMカードを挿している場合のみ表示されますから、日本で、日本のSIMしか使わない方は気づかないと思います。

 このブログのトップの写真(スクリーンショット)に、「EUインターネット」の項目が表示されていますが、日本で、SIMフリーのiPhone6Plusに、VodafoneIE(アイルランド)のSIMカードを挿したものです。ソフトバンクにローミング中ですが、EUのSIMカードなので、「EUインターネット」は表示されています。ただし、日本でローミングということで、操作はできない状態になっています。

 この項の写真(スクリーンショット)は、同じSIMフリーのiPhone6Plusに、ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを挿した画面ですが、こちらはiOS8でも、「EUインターネット」は表示されていません。

現時点では「EUインターネット」の設定をOFFに・・・

 EU内で、iOS8を使うiPhone6などに、EU各国のSIMカードを挿した場合、設定>モバイルデータ通信>EUインターネットという形で、「EUインターネット」が表示されます。

 VodafoneIE(アイルランド)のSIMカードなど、EU各国のSIMカードを使って、EU内で「データローミング」をONにした場合、「EUインターネット」も、自動的にONになるようです。日本などEU外で、ローミング中は、トップの写真のように、「EUインターネット」は表示されますが、OFF状態のまま、操作はできません。

 ただし、ローミングチャージの禁止に対応したサービスは開始されていないので、現在、「EUインターネット」の設定がONになっている場合、APN:EUInternetに固定されしまい、データローミングができなくなります。
 ですから、現時点では、iOS8を使うiPhone6などを使い、EU内でデータローミングを開始する場合、「データローミング」設定をONにすると同時に、当面、「EUインターネット」をOFFに切り替えておく必要があります。

 恐らく、2015年12月以降、EU内のSIMカードでを使う場合、「データローミング」をONにし、更に「EUインターネット」をONにすれば、EU圏内だけデータローミング料金が不要になり、各国・キャリアのデータ定額料金が適用されると思われます。

 その場合、ローミングチャージの禁止で、各国・キャリアのデータ定額料金がそのまま単純に適用されるのか、APN:EUInternetと共通なので、新たな共通というか、標準的なデータ定額料金が設定されるのか、など詳細は不明です。また、EU各国に多いMVNOの扱いはどうなるのか・・・

SIMフリーiPhone~海外で使う場合、MVNOの「構成プロファイル」に注意→一旦削除を
 

iPhone6PlusにIIJの「構成プロファイル」を設定
 SIMフリーのiPhone6及びiPhone6Plus、iPhone5sなどを海外で使われている方は多いかと思います。SIMフリーの端末、日本でMVNOのSIMカードを使っていることが多いと思います。

 iPhoneの場合、SIMフリー端末でも、キャリアのSIMカードは、自動認識されて、APNも自動設定されます。しかし、MVNOのSIMカードを使っている場合、APNを設定するため「構成プロファイル」を入れる必要があります。

 海外に持ち出した場合、この「構成プロファイル」を設定したままだと、APNの設定が固定され、海外他社のSIMカードで、データ通信は不可になります。ブログにも時々、海外のSIMを挿しても、音声通話はできるが、データ通信ができないという書き込みが有りますが、これが原因の場合が多いようです。
 この場合、一旦、「構成プロファイル」を削除すれば、データ通信可能となります。日本に戻って、再度「構成プロファイル」を入れてやれば、日本のMVNOが使えるようになります。私の場合も、上記写真のように、iPhone6Plusに、ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを入れていますので、海外では、一旦削除、日本に戻ったら、再設定を繰り返しています。

 また、もう少し簡単に、「構成プロファイル」のアプリで、APNを切り替えられるものも有りますが・・・。