ラベル ANA(全日空)、 PY(プレミアムエコノミー)、有償入札サービス(Bid My Price) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2018年4月17日火曜日

ANA 「プレミアムエコノミーへアップグレード」に有償入札サービス(Bid My Price)~2018年4月17日から導入


 ANA、「プレミアムエコノミーへのアップグレードができる入札サービス」=Bid My Price、4月17日から導入とのことです。
 ANAのプレミアムエコノミークラス、全てのフライトに設定されてませんが、欧米線、オーストラリア線、東南アジア線など、中長距離路線にほぼ設定が有ります。
 プレミアムエコノミークラスの利用ですが、当然、プレエコ運賃の設定も有ります。ただ、プレミアム会員の場合、「ご搭乗手続きの際に空席がある場合は、対象運賃以外でご搭乗の場合でも、追加料金なくANA国際線プレミアムエコノミーをご利用いただけます」というルールが有り、追加料金無しで利用出来るメリットがありました。
 ですから、ANAのSFC会員などプレミアム会員は、プレエコ運賃を買わなくても、プレミアムエコノミーは、追加料金無しで変更できるという感覚がありました・・・
 そうした中、今回、プレミアムエコノミークラスで、有償入札サービス(Bid My Price)が導入されました。
 対象路線は、ANA運航の 日本 ⇔ アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア路線で、有償の航空券なら全て対象です。
 エコノミークラスを予約した有償航空券の予約客へ出発7日前に案内メールが送られてきて、希望者は、「ANAの定めた金額の範囲内」で応札するという形になります。応札結果は、出発の24時間前迄に確定します。

JALのプレエコ有償UPグレード~欧米線の片道40,000円

 JALは、現在、プレミアムエコノミーに、当日空席があれば、有償でUpを募集しています。参考ですが、JALの場合、当日プレエコ席有償UPグレードは、片道あたり、下記の料金になっています。往復だと倍なので、結構負担は大きいですね。

◎ 北米線 40,000円(350USドル)
◎ ヨーロッパ線 40,000円(330ユーロ)
◎ オーストラリア線 30,000円(350AUドル)

プレエコ席 有償顧客がメインならエコノミーと違いの有るサービスが課題


 今後は、プレミアムエコノミー利用は、プレエコ発券か、入札でゲット化という有償顧客が中心になる流れになりそうです。SFC会員の価値にも影響が出そうですね。SFC会員に限らず、ステータス会員が激増して、追加料金無しで、プレミアムエコノミーの確保、困難になっていましたから、流れとしては想定できる動きです。
今回は、長距離線だけですが、いずれ全路線に広がると思います。
 ただ、プレエコ席のサービス、有償顧客がメインになる以上、座席、飲食物などのサービス、今までのエコノミークラスの横並びでは、バランスがとれなくなります。
 座席の改修は、すぐに無理だと思いますが、機内食や飲み物など、すぐに改善できることは幾つか有ります。ヨーロッパ系の航空会社などは、エコノミーと比べ、プレエコは食事も配慮していることが多いです。
 現行、プレミアムエコノミーの場合、食事はエコノミーと一緒、飲み物は、最初はエコノミーと一緒で、1食目以降、ビジネスクラスのものもサーブされます。ビジネスクラスのデザートが配られたりしてますが・・・。ビジネスクラス並は難しいとしても、有償なのに、これでは不十分だと思います。これを機会に是非改善して欲しいと思います。

 「空席があればプレミアムエコノミーへ変更」~引き続き存続のよう


 今回の入札制度=Bid My Priceは、出発7日前に、対象者にメールで連絡が有り、3日前迄に応札すれば、24時間前迄に可否の連絡が来るという流れになります。ということで、24時間前のオンラインチェックイン開始前迄に、入札有償UPは確定します。
 それで残った席は、従来どおり、SFCなどプレミアム会員向けに開放する仕組みになると予測されます。プレエコ席の空席を全部、入札に回すとしたら、混んでいる時は、キャンセルでも無ければ、プレミアム会員開放席は出ない感じになります。
 ただ、既に、幾つか海外発で、この試行がおこなわれているようです。その情報では、プレミアム会員、応札に失敗したが、24時間前のオンラインチェックインで無事プレエコ席を確保できたという報告も有ります。ということで、プレエコ席の空席、全て入札に回すわけではなく、事前ホールドもされているようです。新制度導入でも、「空席があればプレミアムエコノミーへ変更」は、制度的にも、運用上残りそうですが、この運用が今後どうなるのか、気になるところです。

「ANAの定めた金額の範囲内」で応札~入札額に連動したゲージ」を使用


 今回、Bid My Price導入、実際の作業は外部委託ですね。「入札額に連動したゲージ」を使うようなので、ヨーロッパのエアラインが利用している「スライドバー方式」と同じだと思います。因みに、ヨーロッパのキャリア航空会社の入札制度、ビジネスクラスUP7〜8回参加してますが、何も、最低価格で100%落札に成功してます。
 更に、今回、ANAは、入札金額同額の場合、落札3要件を公表してます。恐らく、やはり最低額の同額入札が多いことを想定していると思います。
①運賃のサブクラス
②会員ステータス
③申し込み時間
 上記は、今迄も、インボラUPの優先順位と言われていた項目が並んでいますね。まず、サブクラスの高い人→複数いる場合は、ミリオンマイラー、DIAなどの会員ステータス→それも並んだら、申し込みの早い順になりますね。インボラUPも、これまでこんな感じでやっていたと思っていましたが、はからずも今回、それが表に出てきました。