2018年1月17日水曜日

ANA、国際線切り込み国内線区間の加算率改悪~修行僧「配慮」ダブルで廃止!修行ハードルが高くなりましたね



 ANAは、修行僧には目もくれず、「営業政策」はインバウンドシフトのようです。片や、JALは、修行僧にバラマキ路線で、あわよくばANAの顧客奪取を狙っているような雰囲気です。確かに、先週末から、羽田/クアラルンプール往復をしましたが、搭乗客の6割~7割インバウンド客ですから、戦略的には、間違っていないとは思いますが・・・

◎ANA 国内線プレミアムクラスへUPグレート「2日前から可能に」~国際線切込み国内線は対象外!修行に影響も 2018年4月
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2018/01/ana-up2-20184.html

 ANA、修行僧からみたら、次々と言いたくなる「改悪」を実施することを公表しています。昨年の夏に、今年10月から、国際線切り込み国内線区間のマイル加算率改悪を発表しています。それに加え、今回、2018年4月1日搭乗分から、搭乗2日前から、プレミアムクラスへ有償UPができるようになりますが、国際線切り込み国内線区間は、上記の通り、事前UPグレードの対象外になっています。更に、修行路線のUPグレード料金も大幅に値上げになっています・・・

国際線切り込み国内線区間の加算率改悪~格安運賃なら100%→50%へ


 現在、国際線搭乗、ファーストクラス予約の場合を除き、全ての運賃、国内線のサブクラスは、Yか、Bになっており、いずれも、マイル100%加算の対象です。

 今回の見直しで、国際線と国内線のサブクラス、基本的に同一になるようです。上記は、KUL発券、クアラルンプール発東京経由沖縄往復の一番安い運賃です。国際線のサブクラスSですが、国内線のサブクラスもSになっています。この場合、10月以前なら、国内線は100%加算でしたが、10月~11月の旅程なので、50%加算に切り下げられます。


 上記と同日程で、プレエコ運賃を調べてみました。国際線区間のサブクラスEですが、国内線区間のサブクラスはYです。(国内線に同一のサブクラス無しですが・・・) この場合、国内線は、現行と同じ100%加算になります。また、ビジネスクラス運賃の場合も、サブクラスZでもPでも、国内線区間のサブクラスは、同じくYです。
 ビジネス運賃やプレエコ運賃などを使う場合、つまり、国際線区間で、マイル100%加算運賃以上なら、全く影響はでないということです。更に、国際線で、エコノミークラスでも、サブクラスBとかMの100%加算運賃なら、国内線も100%加算になりますが、価格的にかなり高いですね。

 今まで、国際線切り込み国内線区間、沖縄や石垣往復を切り込んで、修行に活用した修行僧が沢山いるはずです。
 しかし、修行僧の通常使う格安エコ運賃、サブクラスSやWなどは、10月から、国内線切込区間50%加算に切り下げとなります。この手法で修行していた方は、今年は9月迄に終わらせるか、余分な修行をするか、プレエコ運賃以上のサブクラス高い運賃を買うことになりますね。

KUL発券~10月以降の修行単価や運賃総額を計算したら・・・

 東南アジア発で一番安く、お得と言われているKUL発券で、10月以降の修行単価や運賃を計算してみました。10月中旬発~11月中旬戻りの旅程です。2月から、燃油サーチャージが引き上げられますから、運賃総額が上がり、単価も悪くなります。

① KUL→TYO→沖縄往復 サブクラスS (国際線、国内線とも50%加算)

 運賃総額 58,680円 //  5,006PP+1,968PP=6,974PP // PP単価=8.41円

② KUL→TYO→石垣往復 サブクラスS (国際線、国内線とも50%加算)

 運賃総額 58,530円 //  5,006PP+2,448PP=7,454PP // PP単価=7.85円

 上記は、KUL発券に、沖縄や石垣を切り込んだ場合です。9月迄なら、沖縄切込なら、PP単価=6.56円、石垣切込なら、PP単価=5.91円でしたから、かなりの改悪になっています。
 因みに、プレエコ運賃の場合、沖縄&石垣切込とも、93,230円になります。こちらは、国内線切込区間も引き続き100%加算の対象です。沖縄の場合、14,750PPで、PP単価=6.32円、石垣の場合、15,710PPで、PP単価=5.93円になり、PP単価的にはまだお得です。

国内線切込なら~10月以降は「福岡」切込がお得かも・・・

 国内線切込ですが、今までは、石垣とか沖縄とか、国内線の長距離区間を切込が定番でした。しかし、今回の加算率の「改悪」で、その考え方を見直す必要がありそうです。

 例えば、福岡切込が使えそうです。福岡は、大阪、名古屋同様に、国内線接続が無料です。海外発なら、東京までの料金で、往復できることになります。(空港利用料などは、別途徴収されますが)
 下記のとおり、福岡切込、エコノミークラスも、プレエコ運賃も、運賃総額、PP単価ともかなりお得です。
 つまり、10月以降、KUL発券で沖縄切込の場合、運賃総額 58,680円 で、6,974PP獲得になります。この修行を2回やり、13,948PP獲得の為、12万円弱かかります。しかし、福岡切込のプレエコ運賃なら、運賃総額 79,230円で、1回でほぼ同じPP、13,082PPを獲得できます。ですから、ステータス獲得や維持の為なら、結構使えそうです・・・ 

① KUL→TYO→福岡往復 サブクラスS (国際線、国内線とも50%加算)

 運賃総額 44,680円 //  5,006PP+1,134PP=6,140PP // PP単価=7.27円

② KUL→TYO→福岡往復 サブクラスE (国際線、国内線とも100%加算)~プレエコ運賃

 運賃総額 79,230円 //  10,814PP+2,268PP=13,082PP // PP単価=6.05円

 この「改悪」、ANA修行している人に、色々影響が出そうです。アメリカの航空会社並みに、沢山、お金を落として修行してくれる人だけ、ウェルカムでは困りものです・・・
 ANAは、JALのように、ステータスのバラマキをしていませんが、修行に参入する人が増え、DIA会員も大幅に増えているようです。スイートラウンジも混み合うことが多くなっています。同じDIA会員でも、差をつけざるを得ない流れです。既に、ミリオンマイラーなどにチェックが入っていますね・・・

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