2012年5月11日金曜日

中国本土でお薦めの3Gデータ通信対応プリペイドSIMカード~中国聯通

 中国本土へ旅行やビジネスで行かれることが多いかと思います。私も。今年、中国本土、3月に1回行きましたが、この後、乗り継ぎも入れて、3回ほど行くことになりそうです。

 中国本土で、スマートホンや携帯電話を使って、データ通信をしたい方も多いと思います。中国本土では、通信網が一番広い、中国移動通信、プリペイドSIMカードが一番便利なはずです。しかし、中国移動通信の場合、高速データ通信ができる3Gデータ通信は、W-CDMA方式ではなく、独自方式(TD-SCDMA方式)で、海外のスマートホンとの互換性がないので、旅行者の場合、駄目ですね。「俺が俺が」もいいんですが、グローバル化した時代、国際的に使えないシステムは勘弁して欲しいですね。

 中国移動通信の「神州行」などプリペイドSIMカードでもデータ通信はできますが、3Gが独自方式の影響で、海外から持ち込んだ携帯やスマートホンでは、第二世代のGPRSしか使えず。、しかも料金も割高です。このGPRSにも「随e行」などのデータパッケージがありました・・・。
 ただ、音声よりデータ通信、しかも3Gが国際的にも主流になりつつある時代ですから、海外から持ち込んだスマートホンや携帯電話で、3Gデータ通信ができない中国移動通信のプリペイドSIMカードは時代遅れの感じです。

 現在、中国本土では、携帯電話というか、スマートホンは、香港プリペイドSIMを使っていますが、データ通信は「香港3」、音声通話は「中国移動香港」のダブルナンバーと使い分けています。その理由は、「中国移動香港」のSIMカードも、中国本土で、中国移動通信のGPRSデータ通信を使えるのですが、値段が高く、すぐ残高が無くなります。また、「香港3」の方は、中国本土で、1日定額データ通信が98香港ドルで使えるのですが、音声通話は高く付くということで、両方を使い分けていました。

 以前、GSMの時代は、中国本土のプリペイドSIM「神州行」を持っていましたが、友人にあげたり、失効したりで無くなり、今は、香港のSIMをローミングで使っています。
 ただ、スマートホン2台の使い分け、結構面倒なので、データ通信と音声両対応の中国本土SIMを買うかどうか迷っていましたが、今回、どちらも格安で使える「中国聯通3GプリペイドSIMカード」を手に入れました。知人を通して、日本人向けのプランで購入しましたので、価格は550元、その内、データ通信に使える基本料500元です。


 中国本土で、プリペイドSIMを使って、データ通信する場合、海外のスマートホンや携帯電話で、高速データ通信が使える中国聯通3GプリペイドSIMカードがやはりお薦めのようです。56都市でスタートして、拡大中のようですが、主要都市は大丈夫なようです。この中国聯通3GSIMカードも色々プランが有るようで、データ専用とか、音声+データ通信など・・・。

 今回、音声+データ通信プランにしましたが、一番の問題は、3Gの場合、毎月の基本料がかかることです。毎月の基本料が高いプランは、毎月定額データ通信可能なパックがセットになっているようですが、旅行者なので、基本料が一番安い、基本料月18元プランにしました・・・。ただ、今は、キャンペーンをやっているので、基本料月18元は一旦差し引いて、後で戻すということで、使用開始から、2年間は、実質無料となっています。

 この中国聯通3GプリペイドSIMカードは、音声通話、日本への国際電話1分1元と格安です。中国国内通話は、1分1.5元ですが、18元分までは基本料にて対応ということになっており、12分までの中国国内通話は、事実上無料、しかも、中国国内の着信料も無料です。ただし、使用できるのは、中国本土のみで、海外でローミング使用できないのは残念です・・・

 更にメリットは、3Gのデータ通信が超格安なことです。基本料が安いので、定額データ通信パックは付いていませんが、料金は、1MBで、0.3元です。
 スマートホンで、メールチェック、WEBなどに、1日、目一杯アクセスしても、せいぜい25MB程度ですから、1日のデータ通信料が7.5元=90円位とパックが設定されてなくても目茶安いですね!!
 スマートホンでデータ通信するためには、APNの設定が必要です。APN:3gnet、ユーザー名:無し、パスワード:無し、となっています。

 また、毎月の基本料はかかりますが、残高が毎月の基本料18元以上あれば、有効期間は一切無しです。知人を通じて購入しましたが、当初に、当初残高500元+100元=600元ほどチャージしてうことにしましたので、基本料2年間無料のキャンペーンも有り、私の場合、このままでも4年近く使えそうです。

 リチャージは、普通の中国聯通リチャージカードが使え、インターネットからできますので、5月に北京へ行った時、北京首都空港の自動販売機で2~3枚買っておこうかと思っています。

 ただ、香港のSIMカードの場合、規制されているtwitter、facebookなども、中国本土で書き込み可能ですが、中国聯通3GプリペイドSIMカードの場合、それができず規制されているのが玉に瑕です。mixi経由で転送設定にすれば何とかなるんですが・・・。

< 追加 >

 中国の3Gは、外から見たら、ちょっと異常です。第三世代携帯=3Gに、国際標準のW-CDMA方式とCDMA 2000方式があります。しかし、中国は、さらに独自規格のTD-SCDMAという方式があり、三つも運用しています。互換性の無いシステム間で競ってみて何の意味があるのか、不思議な国です。国際標準というのは、安定的に一定のサービスが提供できるのに、何で、独自規格が必要なのか、それだけでなく、3つの方式を併存させるとは・・・

 そして、W-CDMA方式は、中国聯通(China Unicom)、CDMA 2000方式は、中国電信(China Telecom)、TD-SCDMA方式は、中国移動(China Mobile)が採用しています。日本、東南アジア、欧米などほとんどの国と携帯電話会社の主流は、中国聯通の採用しているW-CDMA方式です。ですから、例えば、ドコモのスマートホン・携帯電話のSIMロックを解除して貰って、中国本土で、中国聯通の3GプリペイドSIMカードを挿せば、音声通信やデータ通信が可能です。

 中国独自規格というと、聞こえは良いのですが、国際的互換性はなく、海外の3G対応のスマートホンや携帯を持ち込んでも、3Gでは使えないのです。
 しかも、TD-SCDMAの接続速度は、W-CDMAやCDMA 2000よりも、圧倒的に遅いことがはっきりしています。海外では、これから、更に高速通信の第四世代LTEへ移行が始まっているのに、何でも一番がお好きな国にしてはお粗末だと思います。

2012年5月4日金曜日

TK(トルコ航空)~コンフォートクラス/割安で人気のよう!

TK(トルコ航空)のコンフォートクラス、すでに、私のブログで、3度ほど紹介済みだが、割安で人気のようで、下記WEBに、取材レポートが掲載されています。(マイナビ ニュース 2011/06/07)

手の届く贅沢 - 快適シートとコース形式の機内食で大満足のトルコ航空「コンフォートクラス」
http://news.mynavi.jp/articles/2011/06/07/turkishairlines/index.html
上記のレポートは、マイミクさんの情報で知りましたが、読んで見たら、シート及び付帯設備、機内食も、昔のビジネスクラスのサービスを彷彿させる水準ですね・・・。私も、7月に搭乗するので楽しみです。
また、大西洋路線で、機内Wi-Fiサービスを開始していますが、コンフォートクラス設置の777-300ER全機を対象に拡大するようです・・・
パリ発成田行往復/1,097ユーロ
 それにしても、トルコ航空のヨーロッパ発成田行き、コンフォートクラスの運賃安いですね!そして、制約も緩いですね。航空券有効期限は、出発日から6ヶ月。発券後の旅程変更は、50ユーロの手数料でOK。
 コンフォートクラスの運賃を検索してみたら、パリ発イスタンブール経由成田行、諸税込み1.097ユーロ(運賃635ユーロ)、フランクフルト発イスタンブール経由成田行、諸税込み1.182ユーロ(運賃700ユーロ)、ウイーン発イスタンブール経由成田行、諸税込み1.191ユーロ(運賃719ユーロ)などなど。パリ発成田行きコンフォートクラス、諸税込みで11万6千円になりますが、コンフォートクラスのシート及び付帯設備、機内食などのサービスを考えたら、「これ絶対買い」だと思います。

 ちなみに、逆の日本発イスタンブール経由パリ行きの場合、諸税込みで、293,600円~351,100円という感じで、有効期間も短いなど制約が厳しい・・・。
 トルコ航空に限らず、日本発の航空券、制約が厳しく、しかも高い。何だか、「個人旅行はするな」という体質は変わっていないようです。特に、日系航空会社の悪しき影響に引きずられているとは思いますが・・・

ただ、注意した方が良いのは、乗り継ぎ地、イスタンブール国際空港は、混み合っていて遅延が発生することが結構あるようです。ヨーロッパ→インタンブールで到着し、成田行きに乗り継ぐ場合も、余裕のある乗り継ぎ時間で無いと時々乗り継げ無いことも発生しているようです。

また、トルコ航空の場合、ヨーロッパ発の航空券も、日本の営業所で購入できます。しかしトルコ航空は、日本国内で購入する航空券について、2012年4月15日発券分から、発券手数料を導入しました。徴収対象は、電話、市内・空港カウンターで新規の航空券発券、変更手続きが対象になるとのことです。発券手数料は、新規購入、変更とも同額で4,200円です。なお、WEBサイトで購入する場合、特典航空券、マイレージを使用するアワード・アップグレードの場合は発券手数料が徴収されないようです。

私も、トルコ航空東京営業所で、3月6日に、北京発イスタンブール経由パリ行/往復航空券を発券しましたが、当然のことながら、発券手数料は取られていません。
ただ、トルコ航空のWEBサイトは、乗り継ぎ便の選択肢が限定されたり、クレジットカード決済が上手く行かないことがあり、窓口対応が必要なことが多いので、発券手数料の徴収は困ったものです。予約は、電話で入れて、決済だけクレジットという方法ができれば問題無いのですが・・・

ANA(全日空)~新プレミアムエコノミー改修の動き/その2


 ANA(全日空)の新プレミアムエコノミー(PY席)ですが、今年9月以降、成田 - ニューヨーク・ロサンゼルス・ロンドン・フランクフルト・サンフランシスコ・パリの6路線に、新しいシートを使ったプレミアムエコノミーを順次設置することが、既書き込み通り、3月末に発表済みです。2012年中に、この6路線全てに投入を完了する予定とされています。

 その後、PY席設置の改修工事の動きが少しずつ、明らかになってきました・・・。ビジネスクラスとエコノミークラスの間に、独立したスペースに、新プレミアムエコノミー(PY席)24席が設置されるとのことです。座席配列は、2-4-2の8席が3列とのことです。
 シートピッチ96.5cm、横幅49cm、レッグレスト、フットレストも付いています。PC電源、USBポート、i-podコネクターも各座席に設置され、読書灯や肘掛にカクテルトレイなどもあるようです。

 B777-300ERの新造機を改修することになりますが、PY席設置に伴い、262席タイプが250席、215席タイプが212席に座席数が減るようです。座席は、PY席増分+座席数減分、エコノミークラスの座席数が減るようです。

 PY席設置の改修工事は、250席タイプ/212席タイプとも併行して進められ、未確認情報では、9月中には、4機の改修が終わり、新プレミアムエコノミー(PY席)設置機材、6路線の内、2路線で運航が始まるようです。250席タイプ運航路線が1路線、212席タイプ運航路線が1路線になるようですが、北米1路線、ヨーロッパ1路線でしょうかね?

 新プレミアムエコノミー(PY席)搭載のB777-300ERの運航は、上記の予定ですが、それに先立ち、この改修済み機材、6月末から、212席タイプが、成田~伊丹の国内線、7月上旬から、250席タイプが、成田~上海線に事前投入予定との情報が流れています。 


 なお、プレミアムエコノミー(PY席)のサービス内容リニューアルは、6月1日より開始し、既存路線から、「従来のエコノミークラスのお食事に加え、スパークリングワインならびにスープのサービスを開始」するとのことです。

 *今後、ボーイング787の長距離機材にも順次導入予定とのことですが、こちらは時間がかかりそうですね。