2014年12月30日火曜日

スペイン国鉄・Renfe 「サンセバスチャン→バルセロナ」のPreferente(1等)チケット~プロモ価格 25ユーロで購入 iPhone6Plusを使って簡単でした!

サンセバスチャン→バルセロナの乗車券/PDFチケット
Preferente(1等)チケット~プロモ価格 25ユーロで購入

 2月にスペインへ行きますが、バスクのサンセバスチャンへ行ってから、バルセロナへ移動します。この区間の移動は、スペイン国鉄のALVIA(アルビア)を使います。スペイン国鉄のALVIA(アルビア)は、スペインの長距離、高速列車で、予約が必要です。乗車日の60日前から、予約可能なようです・・・

 スペイン国鉄の予約ですが、日本からも、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから可能です。ただ、クレジットカードの決済が上手くいかないことが多く、結構、トラブルがあるようです。私の場合、先日、iPhone6Plusを使い、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから、PAYPAL使用の予約・決済し、上記写真のPDFチケット、簡単に発券を完了しました。

 ただ、RenfeのWEBサイト、今回は、スペイン語のサイトを使いましたが、そのおかげというか、スペイン語の理解しきれないことも有り、座席指定を上手くリクエストが出来ず、結果として、自動指定の席になってしまいました・・・。

RenfeのWEBサイト~予約の進め方

 Renfeの予約、日本で、WEBサイトから可能です。WEBサイト、スペイン語に加え、英語サイトも有りますが、不安定なようです。今回は、多少、分かりにくいスペイン語サイトから予約しました。

http://www.renfe.com/
http://www.renfe.com/EN/viajeros/index.html

 また、WEBサイトからの予約、通常のHPだけでなく、モバイルサイトが有り、iPhoneに対応した専用アプリも有り、そこからの予約・決済も可能です。今回、iPhone6Plusを使いましたが、iOSアプリからではなく、通常のHPから予約しました。iOSアプリの場合、My accountへログインしないと、予約・決済できないようなので、今回は断念しました。My accountは、通常のHPから、無料で簡単に可能ですが・・・。

追記:  2016年5月にも、RenfeのWEBサイトで、iPhone6から予約しました・・・

◎スペイン国鉄(Renfe) 特急ALVIAで ガリシア地方へ 1等往復チケット 58.75ユーロ ~iPhone6で予約・決済 日本 発行Visaカード使用
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2016/07/renfe-alvia-1-5875-iphone6-visa.html

iOS版のスペイン国鉄・RenfeWEBサイト

スペイン国鉄・RenfeのWEBサイト/スタートページ
 予約の方法は比較的簡単です。下記は、iOS版ですが、まず、出発地、目的地を設定します。通常のHP版も同じですが、出発地で、下記の場合、S→A→Nまで入れれば、フルダウンしたら、「San Sebastian」が選択肢の中に表示されます。
 目的地も同じで、B→Aあたりまで入れれば、「Barcelona」の選択肢が表示され、フルダウンしたら、「Barcelona-Sants」が出てきます。その後、人数、片道か往復か、日程を設定し、「Continue」=確認すれば、予約できる列車、運賃が表示されます。


スペイン国鉄・Renfeで予約可能な運賃は・・・

iOS版/サンセバスチャン→バルセロナの予約画面

通常HP/サンセバスチャン→バルセロナの予約画面
 
 
 スペイン国鉄・Renfeの予約ですが、現在、Preferente(1等)、Turista(2等)などのクラスに加え、4種類の運賃の予約が可能です。上記予約画面で、自分の使う目的に合わせてチョィスすれば宜しいかと思います。予約する運賃が決まれば、チェックを入れるか、タップをすれば、確認の画面に移動します。
 今回、予約・発券したのは、Preferente(1等)のサブクラスP、サンセバスチャン→バルセロナの片道、25ユーロというチケットで、払い戻し及び変更不可のチケットです。サンセバスチャン→バルセロナ間、6時間の旅、割引運賃の場合、1等と2等、6ユーロ程度しか差がないので、今回は、1等にしました。

◎ 4M=4人のグループ割引
◎ P+=変更及び払い戻し可能、但し、手数料が必要
◎ P    =変更及び払い戻し不可
◎ F    =ノーマル運賃

 このサンセバスチャン→バルセロナ区間の運賃、下記写真の通りです。同じ区間のALVIA(アルビア)でも、発着時間で、料金が多少違います。

 私が選択した、ALVIA533の場合、Preferente(1等)の正規運賃Fは、83.30ユーロ、払い戻し及び変更OKのP+なら、29.15ユーロ、そして4Mという4人セット運賃という面白い設定があり、こちらは33.30ユーロとなっています。
 Turista(2等)の正規運賃Fは、64.10ユーロ、払い戻し及び変更OKのP+なら、22.45ユーロ、そしてPなら、19.25ユーロ、4Mなら、25.65ユーロとなっています。

支払い方法は・・・PAYPALが登場して使いやすくなっています

① まずチケットの利用者を登録します。氏名、パスポート番号、メールアドレス、電話番号などの連絡先を記載し、確認タブをチェックします。パスポート番号は、列車に乗った際、本人確認に使われるようです。


② 次に支払い方法の選択に移ります。クレジットカード以外に、PAYPALが選択可能です。スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトからの予約の場合、日本のクレジットカード、結構弾かれることで知られています。
 日本のクレジットカードでも、VISAのVpass登録してあれば、RenfeのWEBでも、ほぼ大丈夫のようで、私も登録していますが・・・。

 今回の決済方法、一番下の選択肢、PAYPALを使いました。PAYPALの決済レート、多少割高ですが、海外SIMカードのチャージに頻繁に使っており、使い慣れたPAYPALにしました。
 25ユーロの決済レートは、1ユーロ=154円、日本円の決済金額は3,858円です。レートは悪いのですが、手数料込みのレートなので仕方なしという感じです・・・

③ PAYPALを選択したら、下記の画面に移動します。ID=メールアドレス、パスワードを入れて、「Entrar」をクリックすれば、日本語のPAYPAL決済画面に移動し、確認すれば終了です。

④ 終了したら、PDF=チケットが自動的にポップアップされます。このブログのトップ画面がその画像です。プリントアウトすれば、PDFチケットとして使えます。また、登録したメールアドレスにも、予約完了のお知らせメールと合わせ、添付ファイルでPDFチケットが改めても届きます。
チケットは、PDFかPassbookで・・・ 
 スペイン国鉄・Renfeのチケット、他のヨーロッパ諸国と同様に、オンラインチケットOKになっています。ポップアップ、もしくはメールで送付されるPDFファイルをプリントアウトすれば乗車券になります。このブログ、トップの写真がPDFの乗車券です。

 また、Passbookにも対応しており、eメールで、Passbookのフォーマットを送付して貰えば、Passbookの乗車券もゲットできます・・・

日本語で予約したいなら、割高ですが~レイルヨーロッパ(Rail Europe )で予約・発券する方法も・・・

 今回は、スペイン国鉄・RenfeのWEBサイトから予約しましたが、英語もしくはスペイン語になります。語学に不安があり、日本語で予約したい人向けには、レイルヨーロッパ(Rail Europe )という日本に営業所がある会社から予約する方法も有ります。

 下記のサイトになりますが、ヨーロッパ全域のチケットが予約可能です。今回、私が予約・発券したチケット、Preferente(1等)のサブクラスP、サンセバスチャン→バルセロナの片道ですが、RenfeのWEBサイトは25ユーロ=Paypal決済で3,858円でしたが、レイルヨーロッパ(Rail Europe )のサイトでは、同じチケット、5,400円+予約手数料1,500円=6,900円になります。

 レイルヨーロッパ(Rail Europe )のサイトで購入した場合、約3千円ほど高くなります。もともと日本円の料金設定が高いのに加え、手数料が取られ、約1.8倍になっています。私の場合は、一人ですが、3人、4人ならこの差は結構大きいかもしれません。

 日本語で予約でき、日本に営業所があり、発券トラブル等対応して貰える可能性があるので、ヨーロッパ鉄道旅、初心者の「安心料」として、割高でも割り切る人向けですね・・・



2014年12月28日日曜日

EU(ヨーロッパ)内ローミング 2015年12月以降 データ通信を含め「ローミングチャージ徴収が不可」に~iOS8にも「EUインターネット」設定が登場

iOS8の「EUインターネット」/VodafoneIEのSIMで
EU内でのローミングチャージを禁止に・・・

 EU(ヨーロッパ)連合内のローミングが大きく変わろうとしています。EUの欧州議会、今年4月、通信分野で、「単一市場の創設を目的とした通信規制改革案」を可決。EU域内の他の国で携帯電話を使用する際のローミング(相互接続)にかかる上乗せ料金の廃止や、「ネットワーク中立性」の原則など、新ルールが導入されます。

 これに基づき、EUは、2015年12月15日から、EU内でのローミングチャージを禁止にし、EU内のSIMカードを挿した携帯電話の場合、音声通話、SMS、データ通信について、ローミング料金の徴収不可になるようです。併せて、「ネットワーク中立性」の原則の具体化として、一部携帯電話会社が行っている、IP電話やスカイプなどの規制なども禁止されます。

 利用者からみたら、ローミング料金が不要になり、IP電話やスカイプなどが問題無く使えるようになり、改善の部分が多い感じです。

 EU内でのローミングチャージの禁止ですが、詳細は不明ですが、契約回線(ポストペイド)だけが対象となるなのか、プリペイド回線(旅行者が使うことの多い回線)も対象になるのか・・・。ただ、EU内の各国、プリペイド回線が主流の国も多いので、恐らく、プリペイドSIMカードも、ローミング料金の徴収不可の対象になりそうな感じがします。

 ただし、日本などのEU外のSIMカードは、この規制の対象外で、従来通り、高いローミング料金が必要です。あくまでも、EU内で、EU内各国のSIMカードを使う場合の話です。

 このEU内でのローミングチャージの禁止、プリペイドSIMカードも対象になる場合、ヨーロッパでデータローミングに使うSIM、お薦めは、今までと違ってくる可能性が有ります。

 現在は、VodafoneIT(イタリア)のSIMカード=1日/500MB/3ユーロ、VodafoneIE(アイルランド)のSIMカード=1日/200MB/2.99ユーロなどが、EU内の他国データローミングでお薦めSIMカードとなっています。しかし、2015年12月以降は、これらが廃止され、イタリアやアイルランドの自国データ定額プランを使うことになる可能性が有ります。

 となれば、今後、ヨーロッパへ行く人、どのSIMカードを買うのか、悩めるところだと思います。今、ローミング用に、一番人気のVodafoneIE(アイルランド)のSIMカードの場合、アイルランド内のデータ定額プランは、オプションとして、1日/500MB/3ユーロ、7日/2GB/10ユーロ、30日/7GB/20ユーロの3種類が基本です。これがそのままEU内ローミングでも使えるのであれば、大体の旅行者ならお得だと思います。それに加えて、VodafoneIE(アイルランド)は、データ定額の「Red」キャンペーンを頻繁にやっているので・・・。
 いずれにしても、EU内でのローミングチャージを禁止を受けて、EU内、各国のキャリアは、データ定額プランの見直しをするはずですので、どこの国のSIMカードがお得なのか、サーチが必要となりそうです・・・。

iOS8にも「EUインターネット」設定が登場・・・

iOS8~ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを挿した画面
 iPhone6及びiPhone6Plusが発売され、iOSも8にバージョンUPされました。EU内でデータローミングする場合、iOS8を使っている場合、要注意な状況があります。

 iOS8から、「EUインターネット」という設定が増えています。設定>モバイルデータ通信を開いたら、「データローミング」に並んで、「EUインターネット」という項目が表示されるようになっています。これは、EUのローミングチャージ廃止という方針を受けて、設定されたようです。

 ただし、この表示は、EU内のSIMカードを挿している場合のみ表示されますから、日本で、日本のSIMしか使わない方は気づかないと思います。

 このブログのトップの写真(スクリーンショット)に、「EUインターネット」の項目が表示されていますが、日本で、SIMフリーのiPhone6Plusに、VodafoneIE(アイルランド)のSIMカードを挿したものです。ソフトバンクにローミング中ですが、EUのSIMカードなので、「EUインターネット」は表示されています。ただし、日本でローミングということで、操作はできない状態になっています。

 この項の写真(スクリーンショット)は、同じSIMフリーのiPhone6Plusに、ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを挿した画面ですが、こちらはiOS8でも、「EUインターネット」は表示されていません。

現時点では「EUインターネット」の設定をOFFに・・・

 EU内で、iOS8を使うiPhone6などに、EU各国のSIMカードを挿した場合、設定>モバイルデータ通信>EUインターネットという形で、「EUインターネット」が表示されます。

 VodafoneIE(アイルランド)のSIMカードなど、EU各国のSIMカードを使って、EU内で「データローミング」をONにした場合、「EUインターネット」も、自動的にONになるようです。日本などEU外で、ローミング中は、トップの写真のように、「EUインターネット」は表示されますが、OFF状態のまま、操作はできません。

 ただし、ローミングチャージの禁止に対応したサービスは開始されていないので、現在、「EUインターネット」の設定がONになっている場合、APN:EUInternetに固定されしまい、データローミングができなくなります。
 ですから、現時点では、iOS8を使うiPhone6などを使い、EU内でデータローミングを開始する場合、「データローミング」設定をONにすると同時に、当面、「EUインターネット」をOFFに切り替えておく必要があります。

 恐らく、2015年12月以降、EU内のSIMカードでを使う場合、「データローミング」をONにし、更に「EUインターネット」をONにすれば、EU圏内だけデータローミング料金が不要になり、各国・キャリアのデータ定額料金が適用されると思われます。

 その場合、ローミングチャージの禁止で、各国・キャリアのデータ定額料金がそのまま単純に適用されるのか、APN:EUInternetと共通なので、新たな共通というか、標準的なデータ定額料金が設定されるのか、など詳細は不明です。また、EU各国に多いMVNOの扱いはどうなるのか・・・

SIMフリーiPhone~海外で使う場合、MVNOの「構成プロファイル」に注意→一旦削除を
 

iPhone6PlusにIIJの「構成プロファイル」を設定
 SIMフリーのiPhone6及びiPhone6Plus、iPhone5sなどを海外で使われている方は多いかと思います。SIMフリーの端末、日本でMVNOのSIMカードを使っていることが多いと思います。

 iPhoneの場合、SIMフリー端末でも、キャリアのSIMカードは、自動認識されて、APNも自動設定されます。しかし、MVNOのSIMカードを使っている場合、APNを設定するため「構成プロファイル」を入れる必要があります。

 海外に持ち出した場合、この「構成プロファイル」を設定したままだと、APNの設定が固定され、海外他社のSIMカードで、データ通信は不可になります。ブログにも時々、海外のSIMを挿しても、音声通話はできるが、データ通信ができないという書き込みが有りますが、これが原因の場合が多いようです。
 この場合、一旦、「構成プロファイル」を削除すれば、データ通信可能となります。日本に戻って、再度「構成プロファイル」を入れてやれば、日本のMVNOが使えるようになります。私の場合も、上記写真のように、iPhone6Plusに、ドコモのMVNO/IIJのSIMカードを入れていますので、海外では、一旦削除、日本に戻ったら、再設定を繰り返しています。

 また、もう少し簡単に、「構成プロファイル」のアプリで、APNを切り替えられるものも有りますが・・・。

2014年11月26日水曜日

中国聯通香港 中国/香港両対応3G SIMカード 「 跨境王/ Cross-BorderKing 」 ~2014年11月 上海で使ってみた!


 香港と中国の2つの電話番号を持つSIMカード、中国聯通香港の「跨境王」(Cross Border King Prepaid SIM Card)を香港で手に入れました。購入は、携帯電話のバッタ屋が集まる桂林街で、68HKドルと大幅ディスカウントした価格です。SIMカードのサイズは、Mini SIM / Micro のコンビタイプで、nanoSIMはカットが必要になります。中国聯通香港のWEBサイトは下記を参照。

http://hk.chinaunicom.com/mobile/20214

 この2つの電話番号を持つSIMカードは、中国移動通信香港からも「中国移动香港一咭两号储值卡」というSIMが発売されています。

 中国本土の中国聯通のデータ対応のSIMカードも持っていますが、わさわざ購入する理由は、中国聯通香港は、香港のキャリアなので、中国本土はローミング扱いになります。ということで、規制のかかっているFacebookやTwitterなども利用可能ということで、こちらを手に入れました。

 ちなみに、中国聯通香港「跨境王」の場合、香港・中国本土とも、3Gは、日本と同じ、WCDMA方式が使えます。周波数も、2,100Mhz帯ですから、日本で使われているスマートホンの周波数と互換性が有ります。docomoのSIMロック解除機種なら、そのまま使用可能です。
 一方、中国移動の「中国移动香港一咭两号储值卡」の場合、香港で2G/EDGE、中国本土で、2G/EDGE+TD-SCDMA方式の3Gになり、日本から持ち込んだ端末では、EDGE(484Kbps)でしか接続できません。ただし、SIMフリーiPhone6(日本販売)の場合、TD-SCDMA方式に対応していますから、中国本土で、3G=TD-SCDMAの利用が可能です。

  「跨境王」ですが、下記写真のように、香港と中国の2つの電話番号が付いています。HKが香港の電話番号、CNが中国本土の電話番号になります。香港と中国の2つに出入りし、頻繁に通話やデータ通信をする人にお薦めのSIMカードです。

 

開通作業は、香港か中国本土で・・・

 開通作業ですが、香港か中国本土でやる必要があるようです。中国移動香港の「中国移动香港一咭两号储值卡」の場合は、日本など海外でも、開通作業が可能ですが・・・。

  「跨境王」の開通作業、香港で、2014年10月に購入と同時に行いました。通常は、上記写真のSIMカードを端末に挿し、電話発信をすれば、開通するようです。私は、香港で、3HKのSIMカードを挿した別の開通済みの端末に電話しましたが、上手く行きませんでした。
 そこで、残高確認の*118*35#発信のUSSDコードを使ってみたら、下記のように、activated=開通のSMSが飛んできて、無事開通しました。一緒に、1日定額のデータ通信設定の案内も送られてきています・・・。なお、一旦開通させれば、日本でも残高確認は可能で、ソフトバンクのローミングが使えます。



香港・中国本土のデータ定額プランは共通・・・
 
「跨境王」の特徴は、中国本土、香港のデータ通信プランは同一です。従量制の場合、1MB/2HKとなっています。
 従量制の場合、割高ですが、中国本土でも、利用可能なデータ定額料金が3種類有ります。 1日データ定額300MB/38HKドル、7日データ定額500MB/78HKドル、1ヶ月データ定額100MB/35HKドルの3種類です。パンフレットには、2種類しか記載が有りませんが、現在は、7日データ定額が追加となっています。当然のことながら、データ通信設定、ローミングを「ON」にする必要があります。

 
◆データ定額パッケージ申請方法◆  ~ 香港・中国本土も同じです ~

◎ 300MB/38HKドル/1日 : 申請 *118*441# 、取消(香港時間深夜00:00に自動取消)
◎ 500MB/78HKドル/7日 : 申請 *118*500# 、取消(香港時間深夜00:00に自動取消)
◎ 100MB/35HKドル/1月 : 申請 *118*431#、 取消 *118*430#

* データ定額パッケージ、1日300MBは毎日、7日500MBは7日毎に申請が必要です。1月100MBは、取消を行わないと、毎月同日に自動継続されます。

 
* マカオと台湾でも音声、データのローミングは可能です。こちらも、データ通信設定、ローミングを「ON」にする必要があります。

 ◆APN設定◆
APN: 3gnet
ユーザー名: なし
パスワード: なし

チャージはオンラインで可能~日本のクレジットカード使用可

 「 跨境王」のSIMカードの有効期限は、開通日から90日です。リチャージすれば、最大540日まで延長可能となります。
 今回は、10月11日に開通し、有効期間はそこから90日、そして、10月18日に、100HKドルチャージして、180日延長になります。90日+180日=270日(約9ヵ月)延長になり、2015年7月5日まで有効となっています。
 香港のプリペイドSIMカードでも、3HKなどの場合、チャージ日基準で、有効期間の延長がされます。しかし、中国聯通香港の場合、チャージ日基準ではなく、開通日基準で、90日に、チャージ額に応じて、加算していくシステムで、有効期間が長くなります。

 また、中国聯通香港の場合、WEBサイトから、ログインしなくても、電話番号が分かれば、チャージ可能です。チャージは、日本のクレジットカードが使えます。私は、三井住友のVISAカードを使いました。Vpass登録してありますから、決済は、Vpass決済の画面が表示され、ID、パスワードを記入して決済しました。
  「 跨境王」のSIMカード、アンドロイドの端末に挿して、SMSが受信できるようにしておきました。日本のローミング先は、ソフトバンクです。WEB決済が完了したら、10秒程度後に、下記のSMSが送られてきて、チャージが成功したことが確認できました。
 更に、残高確認の*118*35#発信のUSSDコードを発信したら、下記の残高、有効期間などを記載したSMSが送られてきました。日本で、開通作業はできませんが、SMSで残高確認は可能です。

◎HK$50リチャージ:90日延長
◎HK$100リチャージ:180日延長
◎HK$300リチャージ:360日延長

 
「 跨境王」・・・上海での接続状況・速度は 
 
 2014年11月の連休、この「 跨境王」のSIMカード、中国・上海で使ってみました。10月に開通した時点の残高は、157.55HKドルでしたが、行政服務費(基本料)6HKドル/月などが差し引かれ、残高は、147.55HKドルに減っていました。
 
 今回、300MB/38HKドル/1日 というデータ定額プランを利用しました。USSDコードで、 *118*441# に発信して、申請しました。下記写真は、最初に申請した時、確認で送られてきたSMSです。そして、下の写真は、残高確認をしたものです。残高は、1日分38HKドルが差し引かれ、109.55HKドルになっています。
 
 上海での接続状況ですが、SIMフリーのアンドロイド端末で、APNを3gnetと設定し、データローミングONにしたら、簡単に、3Gデータ通信が開始できました。Facebook、Twitterを始め、グーグル関係のwebも含め、全て、問題無く利用できました。
 
 今回は、3日間、300MB/38HKドル/1日のプランを使ったのですが、本来、38HKドル×3日=114HKドルで済むはずでした。
 ところが、ドコモのiPhone6など2台の端末を使って、デザリング使用をガンガンやって、2日目に、1日使用量300MBオーバーをやってしまいました。当然ながら、1MB=2HKドルの従量制になってしまい、残高1.5HKドルに激減して、データ通信ストップがかかりました。300MB、写真など大量に送れば、すぐオーバーですね。チャージすれば復活できますが・・・。
 
 この 「 跨境王」のSIMカード、上海での接続速度ですが、下りで4.13Mbps~5.91Mbps、上り0.18Mbps~0.20Mbps程度出ていました。下りは、実用上、十分使えましたが、上りはちょっと遅い感じがしました・・・。

2014年11月9日日曜日

スペイン・VodafoneESのプリペイドSIMカードをebayで購入 4Gデータ通信もOK2014年11月~「YUSER」「SUPERYUSER」などデータ定額プランも豊富

 
 来年2月、スペイン、バスクとバルセロナへ行く予定なので、スペイン・VodafoneESのプリペイドSIMカード、イギリスの通販、ebayから購入しました。3Gだけでなく、4G対応の地域は、高速データ通信が可能なようです。

 ヨーロッパで使えるSIMカードは、同じVodafoneのイタリア、アイルランドのSIMを所持しており、スペインでもデータローミングが可能です。データ定額、VodafoneITの場合、1日/500MB/3ユーロ、VodafoneIEの場合、1日/200MB/2.99ユーロなので、敢えて、VodafoneESのSIMカードを購入しなくても、割安料金のデータ定額が使えるのですが・・・。

 今回、スペイン行きは、久しぶりなので、プリペイドSIMカードの現状を知る意味で購入しました。VodafoneESのプリペイドSIMカード価格は、ebayで、送料込み22.91USドル、PayPalの支払い2,661円でした。

 スペイン・VodafoneESの「4G LTE SPANISCHE SIM KARTE」)=「Vodafone internacional」というタイプで、初期残高は5ユーロ、開通済みで、「My Vodafone」にも登録済みでした。「My Vodafone」のパスワードも同封で送られてきました。プランはデフォルト(Vodafone internacional)になっています。有効期間は、2015年5月末までとなっています。

 1週間程度の短期旅行者なら、初期残高は、5ユーロですので、10ユーロチャージして、15ユーロに。そして、データ定額セットプランの「YUSER」か「SUPERYUSER」を申し込むのが良さそうです。SIMカード代2,661円+10ユーロ(1,350円)=4,011円ですので、1日あたり、570円位のデータ通信料になります・・・。

  通販業者によっては、デフォルト(基本)ではなく、下記に説明している、データ定額セットプラン「YUSER」などを付けて販売していることも有ります。ただし、データ定額セットプランは、設定日から30日間有効なので、すぐにスペインへ行く場合は問題有りませんが、2ヵ月、3ヵ月後に行く場合は要注意です。データ定額セットプラン、自分で、USSDコードの発信でプラン設定が可能です。
 
カットしたnanoSIMカードが送られてきました
 
「My Vodafone」の残高確認画面
デフォルト(基本)プラン~データ定額もオプションで・・・
 
 スペイン・VodafoneESのプリペイドSIMカードですが、このSIMカードの場合、何も設定しない時は、デフォルト(基本)設定=「Vodafone internacional」になるようです。
 
 デフォルト(基本)設定=「Vodafone internacional」の場合、国内通話発信は無料、国際電話発信は1.2セント/分からなどの通話プランに加え、設定無しで使えるデータ定額プランも有ります。

 メールチェック程度なら、半従量制のデフォルト(基本)設定の方が安くあがる可能性も有ります。ただ、データ量が多くなったら、1日で750MB/6ユーロと多少割高ですから、ヘビーユーザーや、1日か2日の短期滞在以外はお薦めではないかもしれません。VodafoneESのAPNの設定ですが、
APN:ac.vodafone.es、パスワード・ユーザー名:vodafoneです。

 ということで、データ通信がメインの場合、何種類かある「データ定額プラン」か、3種類有る「データ定額セットプラン」(+SMS・通話をセット)の方がお薦めのようです。
 「データ定額プラン」は、「My Vodafone」で設定するか、SMS(コマンドを2207へ発信)するかで設定可能です。また、「データ定額セットプラン」の場合は、USSDコードで登録・設定が必要です。
 
 なお、プランの料金ですが、下記の料金は税金別ですから、1日定額25MBの料金は1.81ユーロですが、税込み1.82ユーロとなるようです。
 
◎ 1日定額プラン(事前設定不要)
 
  0~ 25MB  1.81ユーロ
 26~225MB  (+2.28ユーロ)=4.09ユーロ
226~750MB   (+1.94ユーロ)=6.00ユーロ
 
*750MBを超えた場合は、8Kbpsに速度規制されます。
 
◎ 「データ定額プラン」は沢山あります・・・・
 
 下記写真の「データ定額プラン」ですが、旅行者向けかも、「Bono Fin de Semana 500MB」は、3日間/500MB/9ユーロ、「Bono Semanal 1GB」は、7日間/1GB/15ユーロです。それぞれ税込みだと、10.89ユーロ、18.15ユーロになるようです。
 
 「Bono Fin de Semana 500MB」の設定は、SMSで、2207に「C QUI」を送信します。「Bono Semanal 1GB」の設定は、同じく、2207に「C SEM」を送信します。
 
 データ定額プランは、これ以外、30日有効の容量別プランが有ります。「Bono Internet 300MB」、「Mensual 100MB」、「Mensual 500MB」、「Mensual 1GB」、「Mensual 2GB」などです。
 「Mensual 1GB」の場合、税別19ユーロ/1GB、SMSで、2207に「C PRE」を送信、「Mensual 2GB」の場合、税別32ユーロ/2GB、SMSで、2207に「C MES」を送信します。結構、料金設定が高いので、使い方を考えた方が無難かも・・・。 


 

 
 
データ定額セットプランは3種類~こちらがお薦めのよう!
 
 スペインに1週間とか10日程度、旅行や仕事で行かれる場合、データプランがメインでも、料金的には、「データ定額プラン」より、「データ定額セットプラン」を使う方がお得な感じです。こちらは税込み設定のような感じですし・・・。
 
 VodafoneESのデータ定額セットプランには、「YUSER」、「SUPERYUSER」、「MEGAYUSER」の3種類が有り、データ定額+スペイン国内定額通話+SMSがセットになっています。 データ定額の有効期間、いずれも30日間です。データ定額の容量を使い切った場合、それ以降、30日目に到達するまで、データ通信は可能ですが、64kb/sの速度制限がかかります。
 
 短期旅行者なら、600MB定額がセットの「YUSER」か、1GB定額がセットの「SUPERYUSER」がお薦めです。このデータ定額セットプランは、事前の登録が必要で、下記のUSSDコードを発信すれば、プラン登録ができます。   
 
 また、これ以外に、VodafoneESには、ツーリスト向けの「Tourist Vodafone」という定額プランも有ります。900MBのデータ定額と60分(国内・国際電話)定額がセットになっていますが、20ユーロ/30日なので、国際電話を頻繁にかける人向きです。ただし、日本は定額の対象になっていないので、お薦めかどうかは微妙です・・・。
 
 ◎ 「YUSER」プラン  10€  プラン開始USSDコード *525*51#  
 
After activation you get: 600 MB + 20 local  minutes  + unlimited vodafone SMS
valid 30 days from the activation moment
+ unlimited vodafone to vodafone SMS 
 
◎ 「SUPERYUSER」プラン  15€ プラン開始USSDコード *525*52#
After activation you get: 1GB + 60 local minutes +   unlimited vodafone SMS
valid 30 days from the activation moment+ unlimited vodafone to vodafone SMS

 
◎ 「MEGAYUSER」プラン  20€  プラン開始USSDコード *525*53#
 
After activation you get: 1.6GB + 100 local minutes  + unlimited local SMS
valid 30 days from the activation moment
+ unlimited vodafone to vodafone SMS
 
 
 
 
残念ながらチャージは日本のクレカ× ~専門サイトの活用に
 
 VodafoneESのSIMカード、初期有効期間は10ヵ月で、チャージすれば、その時点から、更に7ヵ月延長されます。残高のチェックは、USSDコード *134# で可能です。下記の通り、日本でも可能です。ローミング先は、docomoのようです。USSDコード*123#を発信すれば、プラン設定、チャージなどMy Vodafoneの機能が呼び出し可能で、そちらからも残高確認ができます。
 
 
 また、チャージですが、VodafoneESのWEBサイトからのチャージは、スペイン発行のクレジットカードのみですので、下記のチャージ専門会社のサイトでオンラインチャージをするか、現地でチャージするかどちらかになります。PayPalが使えるサイトも有ります。
 
 下記の写真は、日本から、2つ目にあるmobilerecharge.com経由で、2014年12月1日に、10ユーロチャージしてものです。mobilerecharge.comの場合、チャージするSIMカードの国、携帯電話会社、電話番号、チャージ額を設定すれば、簡単にチャージできます。購入時の初期残高5ユーロでしたが、+10ユーロで、15ユーロに増えました。チャージは、PAYPALで決済しましたが、決済後、1分程度で、チャージ完了のSMSが飛んできました。

cysend.com   http://www.cysend.com/
◎ mobilerecharge.com  http://mobilerecharge.com/
◎ digicallingcards.com
◎ ezetop.com
 
 


 スペイン・サンセバスチャンで、VodafoneESショップで、SIMカードをチャージしました。そのショップでは、下記のように、プリペイドSIMカードが販売されていました。私の使っているSIMカードは、左手の下にある「Vodafone internacional」です。

 2015年2月、5日間ほど、スペインの旅をしましたが、SIMフリーのiPhone6Plusに、VodafoneESのVodafone internacionalというSIMカードを挿して使いました。データ定額プランを設定せず、デフォルト設定のまま使用しました。1日750MB/6ユーロ上限というものですが、5日間で、11.84ユーロで済みました。
 今回も、音声通話は、Skypeを使い、データ通信専用でしたので、セットプランのデータ定額プランを使うより、お得だったかもしれません。

2014年10月17日金曜日

ANAの国際線WiFiサービスの現実は?~B763 香港線 「5MB/6USドル」プラン利用、Mixiの検索・書き込みで終わり!



 10月の連休、ANAのNH912便(香港→成田)に搭乗しました。機材は、B763の新型機材で、エコノミークラスにも、電源が付いていました。

 今回の機材、国際線のWiFiサービス対応の機材で、搭乗後のアナウンスで、「上空1万メートルに到達したら、サービスを開始します。サービスを開始する際、改めてアナウンスいたします・・・」との案内がありました。
 今まで、TK(トルコ航空)、JALでは機内WiFiサービスを利用したことが有りますが、ANAでは一度も有りませんでしたので、「お試し利用」をやることにしました。当然、有償サービスです。

 以前、TK(トルコ航空)は、WiFiの無料サービスをやっていて、結構利用させて頂きましたが、今は有料になっています。ちなみに、現在のWiFi料金、1時間9.99USドル、24時間14.99USドルです。
 また、JALも、ANAに先行してWiFiサービス、国際線、国内線とも開始しています。JALの国際線のWiFi料金は、1時間10.15USドル(JALカード支払い9.15USドル)、24時間18.80USドル(JALカード支払い16.80USドル)となっています。

 今回のANAのWiFiサービス、OnAirという会社のシステムを使っているようですが、使用料金は下記の3つのプランが有ります。なお、プランへ申し込んだ場合、容量を使い切るか、残容量があれば、30日以内なら、再度、残容量まで使用可能とのことです。

 料金水準、例えば、TK(トルコ航空)やJALの場合、時間制で、容量制限は有りません。それに比べたら、ANAの場合、料金体系は違いますが、容量制限も厳しく、かなり割高に感じます。個人旅行者にも使って貰うには、容量UPや料金水準の引き下げが必要な感じがします。
 
使用料金 

① 5MBプラン/6USドル  ② 10MBプラン/12USドル  ③ 20MBプラン/24USドル

利用方法ですが・・・まず端末でWiFiへアクセス

 今回、アクセスに使った端末は、docomoのiPhone6です。機内モードに設定し、「設定」→「WiFi」を開いたら、「OnAir」が表示されます。「OnAir」をタップして、接続をします。

 
 「OnAir」にチェックが入ったら、「Safari」でブラウザを開きます。下記の「ANA WiFiサービス」の画面が表示されます。
 画面が開いたら、「機内インターネットへのサインアップ」を行います。具体的には、3つの料金プラン、「ANA Wi-Fi 20MBプラン」、「ANA Wi-Fi 10MBプラン」、「ANA Wi-Fi 5MBプラン」の中から、利用するプランを選択します。選ぶプランの「プランを選択」タブをタップして選びます。 今回は、お試しですので、「5MB/6USドル」プランを選択しました。

  


 
アカウントの作成が必要~サインイン

 「プランを選択」したら、下記の「サインイン」の画面が開きます。初めての場合、「アカウントの作成」を行い、すでに利用体験が有る場合は、「サインイン」でログインします。「アカウントの作成」は、eメールアドレスの登録、パスワードを設定が必要です。

 
 「サインイン」もしくは「アカウントの作成」が完了したら、下記のWiFiサービス利用料金支払いの画面に移動します。今回は「5MB/6USドル」プランを選択していますので、下記の表示になっています。ここで、決済に使うクレジットカード情報を入れます。


 クレジットカード情報を入れて、OKしたら、下記の「認証中」の画面に切り替わり、しばらくしたら、「ブラウジング開始」のボタンが表示され、このボタンをタップすれば、インターネットへ接続が開始されます。


メールチェック程度はOK~WEBアクセスまでは厳しいかな?

 無事に接続がされたら、下記のANAのトップページが表示されます。今回は、すぐに、メールをチェックしてから、Mixiのページを開き、検索し、書き込みをしようとしたら、もう5MB、使い切ってしまいました。速度は未計測ですが、メールのチェックなら、ストレスは感じませんでした。Mixiの書き込みの確認、写真表示までは上手くいったのですが、そこで終わりに。何せ5MBですから、どうにもならない感じです・・・


 「アカウントの作成」の際、メールアドレスを登録しますが、下記の「Internet OnAir ご購入の確認」及び「OnAirアカウント作成の確認」のメールが送信されてきます。

 
 今回、香港→成田のNH912便(香港→成田)ですが、機材は、B763の新型機材で、エコノミークラスにも、下記のような電源が付いていました。USB充電しか使いませんでしたが、コンセントも付いており、パソコンなども充電しながら使えます。


 

2014年10月15日水曜日

『中国移動香港』 LTE対応4G/3G Data SIMカード購入~中国移動通信WiFiルーター 「HUAWEI E5375」で接続 LTEデータ定額 1.5GB/5日間/48HKドル(約650円)


4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card~初期残高78HKドル  

 中国移動香港のLTE対応プリペイドSIMカード、「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」を香港国際空港到着階の両替所で手に入れました。価格は、定価どおりの80HKドル、初期残高は78HKドルです。(残高80HKドルのようですが、開通と同時に、行政服務費2HKドルが引かれますので)

 この中国移動香港の「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」は、4G=LTE回線に対応したプリペイドSIMカードです。今回、このSIMカード、中国移動通信WiFiルーター 「HUAWEI E5375」に挿して、ルーター使用のSIMとして使いました。

 何せ、香港のホテル、有線LAN、WiFiも有料でそれも高いので、WiFiルーター は役に立ちます。更に、今回は、docomoのiPhone6を持っていきましたので、SIMロックがかかっていて、現地のSIMカードが使えませんので、ホテルでは、ラップトップPCの接続、外では、iPhone6の接続と活躍しました・・・。

 勿論、通話も可能で、国際電話もできます。日本への国際電話、固定電話へ0.18HKドル/分、携帯電話へ3.28HK/分になります。


LTE対応周波数1800MHz/2600MHz~2100Mhzには未対応

この「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」の特徴は・・・  

◎SIMサイズ: 通常/マイクロ両対応のコンビSIMタイプ  
◎通信規格: LTE/DC-HSPA+/HSPA/W-CDMA/GSM  
◎周波数帯: 1800/2600MHz(LTE)、2100MHz(3G)、1800MHz(2G) 
◎通信速度(下り): 最大112.5Mbps(LTE)、最大42Mbps(DC-HSPA+)
◎有効期間: 180日
◎月額維持費: 2HKドル

 
データ通信~4G=LTEに対応/4Gが繋がらない時は3Gに

① データ定額を申し込まない時は、1日の上限28HKドルのデータプランが適用されます。その場合、1日のデータ容量1GBを超えた時点で、速度制限がかかり、128kbpsになります。

② 4G/3G Data のデータ定額プランには・・・

・ 速度制限無 1.5GB/5日間/48HKドルが有ります。短期旅行者向けのプランですね。
・ これ以外に、200MB/50HKドル、1GB/148HKドルというプランも有り、有効期限は、SIMカードと同じということで、180日間です。こちらは、時々、香港に来る人向きのようです。  
・ 速度制限有りなら、これ以外にも、データ定額プランは有りますが、割愛します。

開通作業とデータ定額の設定・・・

① 「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」は、開通作業が必要です。まず、SIMフリーのスマートホンに、SIMカードを挿して、開通作業を行いました。香港のどこかに電話すれば、開通しますので、フリーコールの193193へ電話して、繋がったら切れば開通しました。

② しばらくしたら、下記のSMSが飛んできて、電話番号、残高、有効期間が表示されました。

③ そうしたら、データ定額プランの申し込みです。USSDコールを使い、*103*100*07#を発信したら、下記のように、「1536.000MB・・・・・」というSMSが飛んできて、設定完了の連絡がきます。10月11日に設定しましたので、有効期限5日後の10月16日になっています。

④ ここまで終われば、SIMカードの設定は完了ですから、スマートホンの電源を切り、SIMカードを抜いて、今度は、WiFiルーター 「HUAWEI E5375」に挿し替えました。

 

中国移動通信WiFiルーター 「HUAWEI E5375」でLTE接続


 中国移動香港の場合、プリペイドSIMカードで利用可能なLTE周波数は、1800MHz/2600MHzのみとなっています。
 日本で発売のWi-Fiルーターの多くは、2,600MHz帯(Band 7)は未対応ですが、中国移動通信WiFiルーター 「HUAWEI E5375」は、中国本土のWi-Fiルーターですが、1800MHz/2600MHzに対応しています。

  「HUAWEI E5375」に、「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」を挿したら、自動的に、CMHKの表示が出ました。中国本土の中国移動通信=CMCCの場合、もともと専用ルーターで、標準設定がされていることも有り、自動的に接続開始するようです。
 今回の中国移動香港=CMHKのSIMも自動認識だけはするようです。ただし、中国移動香港のSIMは、そのままデータ通信開始とはなりません。

 そこで、docomoのiPhone6から、 WiFi設定で、「HUAWEI E5375」を選び、アクセスを開始したら、ルーターのログイン画面が自動的に開きました。ログイン(IDもパスワードもadmin)して、APN(APN:CMHKです)を設定すれば、簡単に、コネクティングになり、下記写真のように、WiFiが使えるようになりました。
 画面の表示、一番上、アンテナマークは「電波強度」で、5本立ってますから、最大です。4Gマークは「4G接続中」の意味です。その後のWiFiマークは「WiFi接続端末数」で、設定用のiPhone6だけ接続していて、1となっています。
 一番大事なのは、その後にある「地球マーク」が表示されているかどうかです。表示されていれば「インターネット接続中」で、消灯していれば「未接続」で、接続設定が再度必要です。
 今回は、iPhone6で、設定完了後、画面中央部のCMHKが消え、「地球マーク」が3回点滅して、上部に「地球マーク」が表示され、CMHKが元通り表示されました。
 「地球マーク」が表示され、接続設定が完了すれば、同じSIMカード(今回は中国移動香港)を使う場合、ルーターの電源を切って、再度電源を入れても、設定不要で、すぐに接続が再開されます。

 
 
中国移動香港のLTE回線の速度は・・・・
 
 中国移動香港の「4G/3G Data Voice Prepaid SIM Card」は、LTE回線対応で、ルーターも4G表示が出ています。
 しかし、ホテルの部屋で、何回か速度計測しましたが、下りで、最高9Mbps程度でることも有りますが、平均的には、下のような速度です。ホテルの部屋は9階ということも有り、2,600MHz帯=Band 7では、ナカナカ速度が出ないようです。帰りに、香港国際空港では、下り12Mbps程度出ていました。香港のLTE回線、これから拡充されるのかもしれません・・・。