ANAのマイレージ、プレミアム会員を目指して、あるいは継続するために「修行」をされている方が結構沢山います。
プレミアム会員を目指す目的は、様々かと思いますが、優先カウンターやラウンジの利用、優先搭乗や前方座席の確保、ボーナスマイル獲得などの特典がまず第1かと思います。
プレミアム会員の入口は、PLT資格(年間5万PP以上の搭乗実績が必要)の獲得、そうすれば、SFC(スーパーフライヤーズ)会員への入会資格ができます。修行される方は、このPP稼ぎが大半だと思います。ただ、PLT資格やDIA資格の防衛・獲得のために、毎年修行される方も結構います。私も、DIA資格防衛のために、ある程度修行をしていますから・・・
PP稼ぎですが、ANAの場合、マイルの積算とPPの積算のルールは別になっています。PPは、プレミアムポイントと呼ばれ、国際線は搭乗マイルと同数、国内線は搭乗マイルの2倍が基本になります。また、Fクラス、Cクラス、プレミアムクラスなどの運賃で搭乗した場合、搭乗ポイント(+400)が加算されます。詳細は、下記、ANAのWEBサイトを参照して下さい。
https://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_ppoint.html
前置きが長くなりましたが、修行のための最適というか効率の良いルートの「研究」がされ、「修行ルート」というのが生まれてきています。
国内線であれば、現在、東京/沖縄タッチ、沖縄/宮古タッチなど、国際線であれば、縄新タッチなどです。
特に、国際線の縄新タッチは、東京ベースなら、東京~沖縄~東京~シンガポール~東京~沖縄~東京のルートで、人気の修行ルートになっていました。「スーパーエコ割WEB」+「海外乗継割引スペシャル」の組み合わせで、土・日の2日間で修行が可能、1回の修行で、12,508PP稼げる、料金は約8万6千円。当日国内線区間、PC(プレミアムクラス)へアップすれば、1万5千PP程度稼げるので、週末となれば、「シンガポール詣」が修行僧に流行っていました・・・
今回、ANAの4月以降、新運賃とルールの発表で、それが一変する事態となっています。SIN線やBKK線で、「スーパーエコ割WEB」が廃止され、「エコ割5」(2ヵ月有効)が設定されたことです。「スーパーエコ割WEB」は、「土曜日滞在」が要件でしたが、新たに設定された「エコ割5」は「2日以上滞在」が要件となり、この運賃を利用して、土・日の2日間で修行することができなくなったのです。その代わり、土曜日滞在の要件が無くなり、平日を利用して、修行することも可能になりましたが・・・
そこで、新ルールのもとで、「SINタッチ」というか、修行をどうするか、修行されている方の関心事になっています。今のところ、旧ルールで発券できる3月までに、まとめて修行される方が結構多いようですが・・・
新ルールのもとで、国際線を絡めた「お薦めの修行」なんですが、難しいですね。下記以外にも色々考えられますが・・・
① 1日(金曜日か月曜日)休みをとって、土・日+1日で、従来どおり、縄新タッチを継続
② 土・日修行に拘るなら、ANAの日本発券と海外発券を組み合わせ、B2Bで修行
③ CAのCクラス修行など、星組他社で修行
①の場合、金曜日のNH137便(HND15:15発)でスタートして、NH136便で乗り継ぎ、NH151便(HND23:30発)でシンガポールへ。土曜日の早朝(06:20着)に到着し、その日一日、シンガポールをぶらぶらし、日付けの変わった深夜、日曜日、NH902便(SIN00:55発→NRT08:35着)で成田へ。リムジンバス等で羽田へ移動。羽田~沖縄往復は、予約上、NH133便(HND12:45発)/NH132便(OKA16:50発)になりますが、空席があれば前倒し可能なので、実際はNH129便/NH128便あたりに乗れるようです。両夜行の強行スケジュールですが、体力に自信のある方向けです。
金曜日丸一日休めるという前提なら、往路NH127便(HND08:30発→OKA11:20着)/NH2158便(OKA13:15発→NRT15:40着)/NH901便(NRT17:10発→SIN23:50着)で、金曜日にシンガポール入りをして、1泊すれば、かなり楽だと思います。
②の場合、新たに設定された「エコ割5」(2ヵ月有効)で、土曜日、NH127便/NH2158便/NH901便を乗り継ぎ、シンガポールへ。そして、1時間後、シンガポール発券を使い、NH902便(日曜日00:55発)で成田へ。後は、上記と同じです。「エコ割5」の有効期間は2ヵ月あるので、シンガポール発券の有効期限を睨んで、別の土・日に、日本→シンガポール→日本と使えば、今まで同様、週末だけで修行は完結します。ただ、2往復することにはなりますが・・・
この海外発券との組み合わせは、B2Bと呼ばれ、航空会社によっては禁止されています。ANAは今のところ規制はしていないようです。今後、制約逃れに大量にB2Bを使う人が増えたら、規制を始めるかもしれません。今のところは、やり得だとは思いますが・・・
B2BによるSINタッチですが、5月のTYO-OKA-TYO-SIN-TYO-OKA-TYOで、「エコ割5」(2ヵ月有効)+「海外乗継割引スペシャル」約8万6千円です。これにSIN発券、SIN-TYO-OKA-TYO-SINのチケットをセットにして、B2Bにすることになりますね。SIN発券の場合、TYOで途中降機可能です。
SIN発券の運賃は、次の3種類ありますので、旅程やアップグレードなども考慮に入れて選択することができます。SIN発券は、ANAのWEBで、シンガポールサイトを開けば、そこから可能です。クレジットカードで決済でき、航空券は、eチケットの控えが、メールで送られてきます。日本で発券する国際線航空券とほぼ同じシステムで購入できます。
3種類は、PP50%加算の「バーゲン・エコバリューフェア」(1ヵ月有効)は諸税込みで1,204SGD(約72,240円)(1ヵ月有効)、PP70%加算の「スーパーエコバリュー・フェア」は諸税込みで1,304SGD(約78,240円)、PP70%加算でCクラスアップグレード可の「フレックス・エコバリューフェア」(3ヵ月有効)は諸税込みで1,640.10SGD(約98,400円)となっています。
上記は、「縄新タッチ」を前提に紹介しましたが、バンコク行き+バンコク発券、ベトナム行き+ベトナム発券を組み合わせることも、同じように可能です。
③は、色々な選択肢がありそうです。別の投稿で、紹介しているCAのCクラス修行は、現在、約13万7千円、ANAのPPは、最大で1万7千位稼げるので、まだまだお薦めかと思います。海外発券を使って、美味しいルートもありそうですが、開拓・発見しだい追加していきたいと思います。
私個人は、「縄新タッチ」も悪くないのですが、現地に宿泊するとなれば、シンガポールより、バンコクの方が街や観光も面白いし、宿泊費用も半分以下で安いということもあり、今後予約する分は、バンコク行きへシフトしたいと思っています。稼げるPPもさほど変わりませんし・・・。
バンコク行きは、タッチではなく、2泊以上滞在する楽しめる旅行に切り替えたいと思います・・・。今回のルール改正は、タッチと決別して、「旅は楽しむもの」という原点に立ち返る良い機会かもしれません・・・。
プレミアム会員を目指す目的は、様々かと思いますが、優先カウンターやラウンジの利用、優先搭乗や前方座席の確保、ボーナスマイル獲得などの特典がまず第1かと思います。
プレミアム会員の入口は、PLT資格(年間5万PP以上の搭乗実績が必要)の獲得、そうすれば、SFC(スーパーフライヤーズ)会員への入会資格ができます。修行される方は、このPP稼ぎが大半だと思います。ただ、PLT資格やDIA資格の防衛・獲得のために、毎年修行される方も結構います。私も、DIA資格防衛のために、ある程度修行をしていますから・・・
PP稼ぎですが、ANAの場合、マイルの積算とPPの積算のルールは別になっています。PPは、プレミアムポイントと呼ばれ、国際線は搭乗マイルと同数、国内線は搭乗マイルの2倍が基本になります。また、Fクラス、Cクラス、プレミアムクラスなどの運賃で搭乗した場合、搭乗ポイント(+400)が加算されます。詳細は、下記、ANAのWEBサイトを参照して下さい。
https://www.ana.co.jp/amc-new/m_card/det_ppoint.html
前置きが長くなりましたが、修行のための最適というか効率の良いルートの「研究」がされ、「修行ルート」というのが生まれてきています。
国内線であれば、現在、東京/沖縄タッチ、沖縄/宮古タッチなど、国際線であれば、縄新タッチなどです。
特に、国際線の縄新タッチは、東京ベースなら、東京~沖縄~東京~シンガポール~東京~沖縄~東京のルートで、人気の修行ルートになっていました。「スーパーエコ割WEB」+「海外乗継割引スペシャル」の組み合わせで、土・日の2日間で修行が可能、1回の修行で、12,508PP稼げる、料金は約8万6千円。当日国内線区間、PC(プレミアムクラス)へアップすれば、1万5千PP程度稼げるので、週末となれば、「シンガポール詣」が修行僧に流行っていました・・・
今回、ANAの4月以降、新運賃とルールの発表で、それが一変する事態となっています。SIN線やBKK線で、「スーパーエコ割WEB」が廃止され、「エコ割5」(2ヵ月有効)が設定されたことです。「スーパーエコ割WEB」は、「土曜日滞在」が要件でしたが、新たに設定された「エコ割5」は「2日以上滞在」が要件となり、この運賃を利用して、土・日の2日間で修行することができなくなったのです。その代わり、土曜日滞在の要件が無くなり、平日を利用して、修行することも可能になりましたが・・・
そこで、新ルールのもとで、「SINタッチ」というか、修行をどうするか、修行されている方の関心事になっています。今のところ、旧ルールで発券できる3月までに、まとめて修行される方が結構多いようですが・・・
新ルールのもとで、国際線を絡めた「お薦めの修行」なんですが、難しいですね。下記以外にも色々考えられますが・・・
① 1日(金曜日か月曜日)休みをとって、土・日+1日で、従来どおり、縄新タッチを継続
② 土・日修行に拘るなら、ANAの日本発券と海外発券を組み合わせ、B2Bで修行
③ CAのCクラス修行など、星組他社で修行
①の場合、金曜日のNH137便(HND15:15発)でスタートして、NH136便で乗り継ぎ、NH151便(HND23:30発)でシンガポールへ。土曜日の早朝(06:20着)に到着し、その日一日、シンガポールをぶらぶらし、日付けの変わった深夜、日曜日、NH902便(SIN00:55発→NRT08:35着)で成田へ。リムジンバス等で羽田へ移動。羽田~沖縄往復は、予約上、NH133便(HND12:45発)/NH132便(OKA16:50発)になりますが、空席があれば前倒し可能なので、実際はNH129便/NH128便あたりに乗れるようです。両夜行の強行スケジュールですが、体力に自信のある方向けです。
金曜日丸一日休めるという前提なら、往路NH127便(HND08:30発→OKA11:20着)/NH2158便(OKA13:15発→NRT15:40着)/NH901便(NRT17:10発→SIN23:50着)で、金曜日にシンガポール入りをして、1泊すれば、かなり楽だと思います。
②の場合、新たに設定された「エコ割5」(2ヵ月有効)で、土曜日、NH127便/NH2158便/NH901便を乗り継ぎ、シンガポールへ。そして、1時間後、シンガポール発券を使い、NH902便(日曜日00:55発)で成田へ。後は、上記と同じです。「エコ割5」の有効期間は2ヵ月あるので、シンガポール発券の有効期限を睨んで、別の土・日に、日本→シンガポール→日本と使えば、今まで同様、週末だけで修行は完結します。ただ、2往復することにはなりますが・・・
この海外発券との組み合わせは、B2Bと呼ばれ、航空会社によっては禁止されています。ANAは今のところ規制はしていないようです。今後、制約逃れに大量にB2Bを使う人が増えたら、規制を始めるかもしれません。今のところは、やり得だとは思いますが・・・
B2BによるSINタッチですが、5月のTYO-OKA-TYO-SIN-TYO-OKA-TYOで、「エコ割5」(2ヵ月有効)+「海外乗継割引スペシャル」約8万6千円です。これにSIN発券、SIN-TYO-OKA-TYO-SINのチケットをセットにして、B2Bにすることになりますね。SIN発券の場合、TYOで途中降機可能です。
SIN発券の運賃は、次の3種類ありますので、旅程やアップグレードなども考慮に入れて選択することができます。SIN発券は、ANAのWEBで、シンガポールサイトを開けば、そこから可能です。クレジットカードで決済でき、航空券は、eチケットの控えが、メールで送られてきます。日本で発券する国際線航空券とほぼ同じシステムで購入できます。
3種類は、PP50%加算の「バーゲン・エコバリューフェア」(1ヵ月有効)は諸税込みで1,204SGD(約72,240円)(1ヵ月有効)、PP70%加算の「スーパーエコバリュー・フェア」は諸税込みで1,304SGD(約78,240円)、PP70%加算でCクラスアップグレード可の「フレックス・エコバリューフェア」(3ヵ月有効)は諸税込みで1,640.10SGD(約98,400円)となっています。
上記は、「縄新タッチ」を前提に紹介しましたが、バンコク行き+バンコク発券、ベトナム行き+ベトナム発券を組み合わせることも、同じように可能です。
③は、色々な選択肢がありそうです。別の投稿で、紹介しているCAのCクラス修行は、現在、約13万7千円、ANAのPPは、最大で1万7千位稼げるので、まだまだお薦めかと思います。海外発券を使って、美味しいルートもありそうですが、開拓・発見しだい追加していきたいと思います。
私個人は、「縄新タッチ」も悪くないのですが、現地に宿泊するとなれば、シンガポールより、バンコクの方が街や観光も面白いし、宿泊費用も半分以下で安いということもあり、今後予約する分は、バンコク行きへシフトしたいと思っています。稼げるPPもさほど変わりませんし・・・。
バンコク行きは、タッチではなく、2泊以上滞在する楽しめる旅行に切り替えたいと思います・・・。今回のルール改正は、タッチと決別して、「旅は楽しむもの」という原点に立ち返る良い機会かもしれません・・・。
B2Bについて教えて下さい。国内発券と海外発券のやり方が航空会社によって禁止されていることを知りませんでした。去年初めてANAダイヤになったので、UGを使ってダイヤを防衛するために、すでにBKK発券とSIN発券をしています。
返信削除次の場合はB2B違反になるのでしょうか?
NRT->BKK (特典) 4月 Cクラス
BKK->NRT->LAX->NRT (BKK発券) 5月 Cクラス&Fクラス(UG)
NRT->BKK (BKK発券の残り) 10月 Cクラス
-------------------
NRT->SIN (特典) 3月 Yクラス
SIN->HND (SIN発券) 3月 Cクラス(UG)
HND-> SIN (SIN発券の残り) 6月 Yクラス
-------------------
B2Bのどの部分が違反になるのかが分からないのです。
滞在期間でしょうか? よろしくお願いします。
返事が遅くなり失礼いたします。
削除ANAの場合、現状では、B2Bを禁止しておりませんので、違反になることはありません。
B2Bの禁止ですが、例えば、日本発、最低滞在日数2日以上の航空券を使って、到着当日、シンガポール発の航空券でそのまま日本に戻るようなケースが該当します。日本発の航空券でかけている規制を、到着地から、別の航空券を使って骨抜きにするのを防止するルールです。
ただ、仮に禁止された場合、同一航空会社なら予約記録でチェックが可能ですが、他社便(例えばSQ、CO、JLなど)を使えば骨抜きにすることは可能です。
上記の例ですが、日程、搭乗便、航空券の種別・規制などの詳細が分かりませんので、B2Bに該当するかどうかの判断はこちらにも難しいです。
返信ありがとうございました。
返信削除なるほど、他社を使う手があるのですね。
このブログを見て目から鱗でした。
返信削除早速友人のいるタイ行きで渡来してみようと思いましたが、
色々と判らないことだらけなので、質問させてください。
HND→OKA→TYO→BKK→TYO→OKA→TYO
の場合、予約は普通にANAのWeb予約で可能ですか?
また、OKA発のチケットを他社便にする場合、
乗り継ぎ国内線を10,000円にすることも可能なのでしょうか?
書き込み有り難うございます。
削除>HND→OKA→TYO→BKK→TYO→OKA→TYO
の場合、予約は普通にANAのWeb予約で可能ですか?
現在、予約プログラムのハグで、上記ルート、WEB予約では安い料金ではできません。希望の日程で予約を入れた後、電話で、安い料金、海外乗り継ぎ割引+エコ割の組み合わせに変更できます。変更後、決済すれば、発券手数料はかかりません。
海外乗り継ぎ割引は、ANAの国際線への乗り継ぎを前提ですので、他社便利用の場合、適用不可のはずです。
回答ありがとうございます。
返信削除なるほど、Web予約のバグだったんですね。
高額料金だったのでびっくりしました。
他社が使えないので少し割高になりますが、
何とか修行してみようと思います。