2012年3月6日火曜日

CA(中国国際航空)~マイレージ未加算の原因と対策

 CA(中国国際航空)を利用して、成田→成都→北京→シンガポールと回りました。成都、北京に、それぞれ1泊し、友人・知人と食事をして、旧交を温めてきました。北京では、多少飲み過ぎましたが・・・。

 CA(中国国際航空)は、星組加盟です。CAは、ビジネスクラス利用の東南アジア行き格安運賃(Zクラス)を出していて、これを使った修行なども流行っています。詳しくは、下記の投稿を参照して下さい。

 http://tabitabi2400016.blogspot.com/2011/11/ca.html

 このCAのZクラスを使ったSIN/BKK行きなんですが、2chなどで未加算が話題となっていました。特に、乗り継ぎになる「PEK-SIN往復が加算されない」などですが・・・
 CAのシステムは、CAのフェニックスマイルへ登録する場合、予約時に、マイル番号を登録すれば、全区間反映される仕組みとなっているようです。
 しかし、他社便へ登録する場合、区間毎に登録しなければ、反映されないようです。逆に、区間毎に、ANA、UA、OZなどにマイレージ加算を使い分けることができるようです。

 ですから、NRT-CTU-PEK-SIN-PEK-CTU-NRTなど、国内切り込みを入れ、なおかつ乗り継ぎをする場合、マイレージシステムの「想定外のルート」ですから、区間毎にマイルが登録されていなければ、当然未加算が生じます。
 それに、予約記録とマイレージの登録は別のシステムになっていて、予約記録に、例えば、ANAのマイレージ番号を入れれば、搭乗券に反映して表示されますが、他社マイレージに自動的に加算されるということではないようです。

 未加算の原因について、CAのシステムが変わったからという方もいます。ただ、GHやコールセンターなどは、他社便へのマイレージ加算のシステムを熟知していないようですし、修行で使うなんて考えてもいないと思います。スキルもありますが、乗り継ぎなどの場合も、最初の区間だけでなく、乗り継ぎ区間も登録されていなければ、未加算が生じるようです。

 私の場合、NHのDIAですので、当然ANA加算です。3月初めに、下記の通り、3区間搭乗し、全て3日後に、ANAへ問題無く加算されました。NRT-CTU-PEK-SINを搭乗し、残り、SIN-PEK-CTU-NRTは5月に利用予定です。

 CA  422   Z   2,625マイル/3,025PP
 CA4107   F   1,437マイル/1,837PP
 CA  969   Z   3,488マイル/3,868PP

 マイル登録は、事前に、CAの虎ノ門カウンターへ行き、ANAのDIAカードを提示して、全区間分(6区間)の登録をお願いしました。虎ノ門カウンターでは、対応してくれた日本人職員に、「未加算のトラブルがあるようなので、全区間登録して下さい」とお願いしたところ、3~4分かかって、登録してくれました。最後に、「念のため、空港カウンターでもう1度、このカードを提示してください」と言われました。当然、各空港カウンターでは、毎回、DIAカードを提示して、コンファームしました。

 成田空港では、成田→成都間、チェックイン。ANAのGHさんが対応してくれました。最初に、DIAカードを出して、この区間のコンファームを依頼しました。予約記録を呼び出し、画面を睨みながら、マイレージ番号を確認してくれました。
 成都泊でしたが、24時間以内の乗り継ぎで、NRT-CTU-PEKの搭乗券が出ますと言われました。
トラブルを避けるため、「今日は成都まで」「成都/北京は明日成都でチェックインしたい」とリクエストしました。
 そしたら、「CAの責任者に確認をとります」との返事。電話の結果、「責任者から確認がとれました」とのことで、成都→北京は、成都でチェックインするとのコメントを付けて、成都までのチェックインでOKとなりました。

 成都双流空港では、Fカウンターでチェックインしました。成田空港と同様に、DIAカードを出し、まずマイレージのコンファームを依頼しました。ANAのマイレージ番号をディスプレイと照合チェックしてくれ、OKの返事がありました。

 途中降機した北京首都空港では、ビジネスクラス用のHカウンターでチェックインしました。ここは男性職員の対応でしたが、同じように、コンファーム依頼、ディスプレーの画面とDIAカードを照合してくれ、OKの返事でした。

 中国は、30数年通っていますが、自分の「権利」を自己主張しないと相手にされない国です。しつこいようですが、この国では当たり前の「確認作業」です。この過程、手抜きをした場合、その責任は、手抜きをした方にあると言われても仕方がないと思います。
 今回も、搭乗券には、すべて、NH☆G、NH***********が表示されていますが、これは予約記録に登録されていれば表示されるようです。しかし、マイレージ登録は別ですので、それが完了しているかどうかの確認が必要です。それがCA搭乗の落とし穴です。

 「未加算だ!」と言われている方の多くは、中国初めてとか、JALやANAのマイレージの感覚の方も多いようです。CA(中国国際航空)に、私は何度も利用していますが、日系では考えられないことが色々あります。そのことを承知で付き合う必要があるのではないかと思います・・・。

2 件のコメント:

  1. ここまで親切に説明して頂けると,CAによるPP修行の予約も安心して出来ますね.
    勝手な解釈かも知れませんが,DIAのカードでなくともANAカードのマイレージ番号を見せてその都度照会すれば良さそうな気がします.

    ありがとうございます.

    返信削除
  2. シニア旅人2012年3月19日 5:33

    書き込み有り難うございます。

    最近の情報では、CAの方が、未加算のトラブル回避に手を打っている感じもします。加算漏れが少なくなっているようです。

    現在、日本発~北京経由~東南アジア行き、シンプルなルートは、Zクラス、13万円台のビジネスクラスは購入できます。しかし、これに成都や上海の国内区間を挟み込んだ場合、Zクラス不可、運賃が高くなるようです。逆ルートのバンコク発だけは、成都・上海を切り込んで、まだ13万円台のビジネスクラスのチケット発券できるようです。

    >勝手な解釈かも知れませんが,DIAのカードでなくともANAカードのマイレージ番号を見せてその都度照会すれば良さそうな気がします.

    ANA加算の場合、DIAカードに限らず、ANAのマイレージ番号が確認できるものを提示されれば、それで事足りると思います。私の場合、DIAカードか、クレジット機能付きSFCカードになりますので、海外では、不用意に、クレジット機能付きのものは提示したくないので、DIAカードを提示しています。

    返信削除