6月下旬、長崎/上五島へ行き、電気自動車(EV)で島内を回りました。中通島の奈良尾港で、電気自動車「アイミーブ」(上記写真)をレンタカーとして借りました。
料金は、最初の24時間6,300円、二日目5,250円、それ以外に保険料1日1,000円とのことでした。当初の予定では、2日間でしたが、台風の影響で、船便欠航のため、最終的に3日間借りることになり、総額で、15,700円を支払いました。
電気自動車(EV)は、初めて運転しましたが、ガソリン車と較べて、加速、スピードなども違和感がなく、使い勝手は悪くないと思いました。感想は、「とても静か」なのと「排気ガスの臭いがしない」ので、「何となくエコしてる」という気分になれます。車が走っているのに、こんなに静かだと、車に気づかないということで、人の多いところでは、事故の心配があるかもしれません・・・
その一方で、難しいのは、充電です。100%充電で、80キロ程度走れるとのことですが、実際、山坂の道を走ったり、エアコンを付けたりすると、みるみるうちにバッテリーが消耗していきます。充電設備のインフラが課題だと感じました。
上記、2枚の写真は、中通島/有川にある「うどんの里」にある「急速充電器」です。電気自動車(EV)は、当然のことながら、ガソリンではなく、電気で走りますから、充電が必要です。
レンタルした三菱の「アイミーブ」の場合、充電は、急速充電と普通充電の両方に対応しています。急速充電は左後方に、普通充電は右後方に、充電プラグが設置されています。
上五島の場合、「急速充電器」が設置されているのが、上五島役場、「うどんの里」、奈良尾港の3ヵ所のようで、今回3ヵ所とも利用しましたが、ほぼ同じシステムの充電器です。
この「急速充電器」なんですが、30分で充電OKという説明を聞いていました。実際、セットして、充電開始して、30分以内には終わるのですが、80%充電で終了してしまいます。100%充電できないのが難点です。
レンタカー会社へ聞いた話では、普通充電の場合、100%まで充電できるようです。また、急速充電でも、80%で充電が完了した後、再度、充電をやり直せば、90%までは充電可能というのは体験してきました。 いずれにしても、この辺の充電のシステムの改善が必要かなと感じました。
中通島滞在二日目に、最北端の「津和崎灯台」まで行きました。朝、上五島役場へ行って、「急速充電器」で、いわゆる満タン=80%まで充電してでかけたのですが・・・
復路、仲地教会あたりまで戻ってきたら、1/3くらいしかバッテリーが残っていない。山坂道はバッテリーの消耗が激しいようです。
そこで、レンタカー会社へSOSの電話。「目一杯充電しないのは?」と言われて、「急速充電器では80%しか充電できないよ」とやりとりしたんですが、この辺はレンタカー会社も、充電のノウハウが分かっていない感じ、困ったものです。
どちらにしても、何とかしなけりゃと、パンフを見て、近くに普通充電器があるという「○○旅館」へ電話。詳しく分かる人がいないとのことで、しばらくして電話したら、上五島役場新魚目支所に充電器があるはずとのことで、新魚目支所へ。休日なので、支所には誰もいなくて、どこにあるのか不明なので、前にあるタクシー会社に聞いても「分からない」という返事。レンタカー会社に再度電話しても、「○○旅館しかないはず」という返事。
みんなでもういちど探した結果、上記写真、新魚目支所の横に、普通充電器を発見し、ホッとしました。120分100円の普通充電器が2台ありました。ここでやむを得ず、90分ほど充電して、60%程度の充電率に戻して町の中心部へ戻りました。
こんな場所に、普通充電器が設置されているということは、レンタカー会社、周辺の人も知らない、パンフにも掲載されていない・・・、電気自動車を街おこしの1つに考えているのであれば、ちょっとと言いたくなる状況です。
電気自動車(EV)は、乗り心地、運転感覚などいずれも合格点でしたが、問題は、充電のインフラ整備が不十分だということです。地元も、この辺をまじめに考えて対応していかないと電気自動車(EV)のリピーターはなくなると思います。
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