タイの3G携帯電話、2013年5月から、2,100MHz帯運用開始で、タイ最大手のAISが参入し、新しい変化が起きています。下記ブログを参照して下さい。AISから、DTACの「Happy Tourist sim」に対抗し、ほぼ同じサービスの 「3G TRAVELLER Simカード」(2,100MHz帯対応)が発売されています。また、Trueも発売を開始しており、詳細は下記を参照して下さい。AIS、True も含め、どこのSIMカードにするのかよく検討する必要がありそうです。(2014年3月補足)
◎タイ・True 「3G Tourist Inter Sim」バンコク・スワンナプーム国際空港True営業所で購入~7日間データ定額1GB/299バーツ
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2014/03/true-3g-tourist-inter-simtrue71gb299.html
◎タイ・AIS 「3G TRAVELLER Simカード」(2,100MHz帯対応)発売!~速度も速い! 7日間/1GBデータ定額対応
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2013/09/ais-3g-traveller-sim2100mhz-71gb.html
◎タイ・3G携帯周波数「2,100MHz帯」運用開始~タイ・AIS/2,100MHz帯高速データ通信可能に
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2013/06/3g2100mhzais2100mhz.html
タイの携帯電話会社、最大手はAISで、DTAC、true moveというのが大手の接続回線です。これ以外にTOT、タイ電信公社がi-Kool、i-mobileなどのMVNO(回線貸し)という回線もあります。
DTAC、i-Kool、i-mobileなどについては、これまで下記のブログで紹介してきましたが、タイで最速回線を提供しているtrue moveについては、これまで一度も取り上げたことはありませんでした。
◎タイ・i-mobile(MVNO)の3GデータプリペイドSIMカード~500MB/10日速度は速い!
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2013/04/i-mobilemvnogsim500mb10.html
◎タイ・i-mobile(MVNO)のデータプリペイドSIM~nanoSIMへカット/iPad miniで使用
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2013/04/i-mobilemvnosimnanosimipad-mini.html
◎タイ・DTACのプリペイドSIMカード~データ定額7日間/299B
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/12/dtacsim7299b.html
◎タイ・DTACのプリペイドSIMカード~定額データ通信もOK
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/02/simdtac2g.html
◎タイで便利な使い捨てデータSIM~i-KooL/3G
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/04/simi-kool3g.html
◎タイの3Gデータ/プリペイドSIMカード~「i-kool」
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2012/02/3gsimi-kool.html
ですが、2012年8月、一度だけ、スワンナプーム国際空港true直営店で、「NET SIM 3G+」を99バーツで購入したことが有ります・・・。上記写真、右上、カタログの上に置いてあるのが、その時のマイクロSIMカードで、無料付帯サービスをテスト的に使っただけなのですが・・・
true moveのプリペイドSIMカードは、スワンナプーム国際空港、MBK、コンビニなどで簡単に購入できます。有効期間は、開通から60日です。料金プランも、下記の写真を見て頂ければ分かりますが、DTACとかなり似ています。チャージも、コンビニで電話番号、チャージ額を伝えれば、お店の方でやってくれます。
true moveの特徴は、回線の速度が速いことです。速度は測っていませんが、バンコク市内では、TOTよりも速いと思います。一応、42Mbpsまで対応となっていますが、接続機器、場所などにもよりますが、最速なら、10Mbpsくらいまで速度はでるようです。
データ通信のためのAPN設定は、下記の通りです。iPhoneの場合、自動設定されるかもしれませんが、私のアンドロイド・スマートホンは設定が必要でした。
APN | internet |
User Name | true |
Pass Word | true |
true moveの場合、周波数850MHzです。日本で使われている周波数2,100MHzと異なりますので、docomoなどのSIMロック解除したスマートホンで、3Gデータ通信ができない場合があります。iPhoneやマルチ周波数対応のアンドロイドスマートホンなどであればOKです。
「NET SIM 3G+」は、タブレット、iPad、ルーター向けのSIMカードです。2012年8月の時点では、3Gデータ通信200MB/30日まで無料で付いていました。
「SMARTPHONE SIM」は、アンドロイドなどスマートホン向け、「iPHONE SIM」はiPhone向けのSIMカードです。2012年8月の時点では、3Gデータ通信70MB、WiFi 1時間、通話料15バーツ分無料が付いていました。
タイへ旅行で、2~3日滞在で、メールのチェック程度なら、99バーツの「SMARTPHONE SIM」を購入し、無料サービス分で十分かと思います。無料サービス部分は、変動があるので購入時に確認された方が宜しいかと思います。
ただ、無料で付加されている分を超えて、SNS、WEBなどの3Gのデータ通信を本格的にする場合、上記写真の「DATA and WiFi Topping」、いわゆるデータ定額に、追加料金を払って、別途申し込む必要があります。
その場合は、まず、チャージが必要となります。チャージは、セブン-イレブンなどのコンビニで可能です。お金を払うと、14桁の番号が記載されたレシートをくれますので、*123*14桁の数字#を電話すれば完了です。恐らく、150バーツから、チャージが可能だと思いますが、使われる定額プランによって金額を選択されれば宜しいかと思います。スワンナプーム国際空港true直営店では、SIM購入に合わせて、チャージもしてくれます。
データ定額ですが、マーク付きお薦めになっているのは、「3G+Topping350」というタイプで、350バーツ/1GB/WiFi 10時間というものです。日額定額のプランも有り、こちらは49バーツです。
プリペイドSIM用のパケット定額のプラン、詳しくは、上記写真を参照して下さい。USSDコードを使って、電話を発信すれば登録することができ、70MB/90バーツの場合、*900*41#、150MB/150バーツの場合、*900*42#、1GB/350バーツの場合、*900*43#となっています。
true moveは、タイでは、一番高速回線なのですが、DTACやAISよりは速いと思いますが、TOTと較べた場合、データ通信速度、多少速い程度です。ただ、1GBの定額プランを使う場合、SIMカード代99バーツ+チャージ350バーツ=449バーツは最低限かかります。DTACなどの他社のデータ定額プランより結果として割高です。
TOTのMVNO、i-mobileの場合、SIMカード代込みで、199バーツ/1GBですから、データ通信のみしか使わないのであれば、i-mobileのSIMカードの方がお得です。i-mobileでも、バンコク市内なら、最速8Mbps程度の速度はでますから、ストレス無しで接続可能です。
しかし、音声通話も使い、WiFi も利用、高速データ通信も使いたいという場合は、true moveもお薦めだと思います。ただ、コスト的には、DTACの方がバランスが取れているとは思いますが・・・。
true move、スワンナプーム国際空港にも、直営店が有り、到着後、すぐに購入、使用開始が可能というメリットも有ります・・・。true moveのその他のUSSDコードは下記の通りです。
◎ 通話残高の確認 #123#
◎ データ通信の残高確認 *900#
True Move Hの4G通信(LTE)は、従来、ポストペイドSIMカード契約者のみが利用可能でしたが、昨年後半から、プリペイドSIMカード契約者にも4G通信の利用を開放したという情報があったので、今回久し振りのバンコク訪問の折、従来から使っている手持ちのTrue Move HのプリペイドSIMカードで4G通信を試してみました。
返信削除(なお、DTACのSIMカードも持っているので、DTACのSIMも、DTACショップにて無料で4G/3G対応の最新Trinet SIMカードに交換してもらいました。古い3G対応SIMのままでは4G通信を使えないからです。タイでは、日本と違って無料でSIMカードを交換してもらえるだけでもうれしいのに、私のように、DTACの「Happy Simple SIM」カード所有者で、金額の多寡を問わず1回トップアップするごとにSIMカードの有効期限が90日ずつ延長される、つまり、たとえば20バーツずつ4回トップアップすれば、有効期限が360日延長される(これだけで通常は上限の365日に到達する)という魅力的なSIMカードを保有している場合は、その魅力的な条件も、交換後の新しい4G/3G対応のTrinet SIMカードに引き継がれていたのは感激です。DTACの4G通信エリアは非常に広く、交換後のSIMカードでは、バンコク市内においてはどこでもアンテナ表示は「LTE」のままで、3G通信を示す「H」や「H+」に変わることはありません。スピードも超速いです。)
さて、True Move Hの4G通信の利用方法について、ネット上で情報が混乱しているようなので、今回実際に経験して、わかったことを以下に報告します。
ネット上のブログで、4G通信非対応の手持ちの古いSIMカードであっても、True Move HのHPに掲載されている4G通信対応の料金プランに申込みしさえすれば(わざわざ4G対応のSIMカードを使わなくても)4G通信を利用できると断言しているものを拝見しました。一方、その情報どおりに試してもうまくいかなかったとの経験談も投稿されています。
結論から言うと、当該ブログ主が、4G通信非対応の従来のSIMカードのままでも4G通信が利用できたのだとしても、それは一部のSIMカードに限った例外ケースだと思います。例外ケースを除き、4G対応の新しいSIMカードに交換してもらわないと4G通信を利用することはできないと思います。(Trueショップ店員の言として、従来のすべてのSIMカードについて該当するかのように断言されているために、その情報を信頼して多くの旅行者に混乱が生じているのではないかと思います。)
私の場合もそうでした。上記情報を信頼して従来のSIMカードのままで、True社のHPに記載されている最新の4G対応料金プランをスマホから申し込んだところ、「このSIMカードでの申し込みは受け付けられない。TrueショップにてSIMカードをアップグレードしてください」というSMSが返ってきました。上記、うまくいかなかったという方の投稿にあるのと同じメールです。
DTACのSIMカードと同様、True Move HのプリペイドSIMカードでも4G通信を利用するためには(一般に)、新しい4G通信対応SIMカードに交換してもらう必要があると考えた方がよいと思います。両社とも、交換手数料は無料で、従来の電話番号も残高も有効期限その他もそのまま新しいSIMカードに引き継がれました。
私の場合、まず、宿泊ホテルに近いシーロム通りの、バンコク銀行本店に向かって2つ左側にあるUnited Centerビル1階にあるDTACセンターでSIMカードを無料で交換してもらい、上記のように首尾よくLTE通信を使えるようになりました。
続いて、同ビルの同じ階にあるTrueショップに行き、SIMカードの交換を依頼したところ、担当の若い女性店員は、持って行った「3G+」対応のSIMカードを調べて、「このカードは4G通信をサポートしていません」と言って来ました。だから新しい4G対応SIMに交換してもらいに来たんだ、と言うと店員は「交換という制度はない。299バーツで新しい4G対応SIMカードを買ってください。」と言う。(ネット上でも別のTrueショップにて同じ経験をされた方の投稿を拝見しました。)299バーツ出せば、同じ電話番号のままで、残高も引き継がれるのか聞いたところ店員は、「電話番号は新しいものに変わる。残高も引き継げない。」と言う。隣のDTACでは無料で新しい4G対応SIMと交換してくれた、電話番号も残高も引き継がれた、と主張すると店員は「Trueには、そういう制度はない」という。よく分かる人に確認してくれないかと頼むと、上司らしき男性社員に確認し、「やはりDTACのような制度はTrueにはないので、新しく4G対応SIMカードを買う以外に方法はありません。」との最終回答。業務知識が乏しく前に進まないという事態はタイでは珍しいことではなく、そういった場合は、ねばっても無駄なので、別のショップに行くことにしました。
ネット上では、MBKのTrueショップにて無料で交換してもらったという投稿が複数あったので、時間をかけてもMBKまで行けば確実だと思い、MRTサラディーン駅に行く途中、United Centerから3軒隣のCP Towerビル1階にもTrueショップがあったので入ってみました。同ビルは、シーロム通りを挟んで有名なパッポンの向いに位置するビルで、1階に大きなマクドナルドが入っているのですぐにわかります。今度も担当は女性でしたが、拍子抜けするほどあっさりと「無料で交換できます。電話番号も残高もすべて引き継げます。」との回答。その女性店員は過去に何度も同様の依頼に対応している様子で、てきぱきと作業をこなし、1~2分で、見るからに高そうなシルバーメタリックのケースに入った新しいSIMカードを渡してくれました。ニッコリ微笑みながら。なお、ケースは封印が付いたままで手つかずの新品のSIMカードが渡されたので、おそらく、パソコン上で、ケース表面に印刷された新旧のシリアル番号を入力するだけで、すべての情報の移行が完了するのだろうと思われます。
MBKまで行く時間と手間が省けてラッキーでした。それにしても、ショップによって全く回答が違うとは、まさにアメージング・タイランドですね。
これで、Trueでも首尾よくLTE通信を利用できるようになりました。
なお、Trueショップの店頭にコインが使えるTrue専用セルフトップアップ機が置かれていたので、試しに持っていた10バーツコインを1枚だけトップアップしてみました。結果、何と、たった10バーツで有効期限が30日延長されました。トップアップ手数料は無料です。有効期間延長のために、今度からは、このトップアップ機を活用しようと思います。
バンコク市内に限りますが、DTACとTrue Moveの4G(LTE)通信を使った感想です。
カバーエリアはTrueの方がDTACより狭いようです。Trueでは、ときどきアンテナ表示が3G通信に変わることがありました。
何か所かで通信速度を図ってみたところ、今回測定したすべての場所でDTACの方が速かったです(東京におけるドコモのLTE並みかそれ以上の数値でした。利用者数等の違い等が影響しているのかもしれません。)