ANAは、この間、沖縄・シンガポールタッチに使われていた海外乗継割引スペシャル運賃の廃止など、「マイレージ修行の道」を見直してきました。
こうした中、ここ1~2年、ANAの上級会員(SFC資格など)の資格獲得が厳しくなっていました。こうした中、今年4月、発券期間及び路線限定で「修行路線」が復活しました。いわゆる、石垣・金浦タッチです。最近、ANAは、修行僧に対して、厳しい対応をしていましたが、珍しく温情をかけた制度運用になりました。詳細は、下記を参照してください。
4月1日~11日発券限定なので、臨時修行ルートになりますが、私も、DIA資格キープ狙いで、今年度分として、12月までに4回、来年度分として、1月~3月搭乗分3回を発券してみました。
次年度PLT資格でよければ、特別の修行しなくても到達予定でした。ただ、ANAが、特例で、今年度も、DIA資格を継続してくれたことも有り、もう少しDIA資格継続も悪く無いと考え、止めたANA修行を復活し、10年連続DIA資格を目指すことに。ANAに釣られてしまった形ですが・・・。
この石垣・金浦タッチ、4月25日(土)~26日(日)の日程でやってみました。ただ、足を痛めて、羽田/石垣/羽田の一部放棄しましたが・・・今年は、この修行をやられる方も多そうなので、参考になればと思い、UPします。
石垣金浦タッチの概要
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2015/04/ana-20154117137010928pp1pp653.html
① 羽田/石垣/羽田/金浦/羽田/石垣/羽田の1泊2日の旅程が基本
② 羽田/金浦往復の国際線に、海外乗継割引SP2区間+国際線接続国内運賃2区間を付加
③ このルートで、約1万1千弱PP獲得(PP単価、6円台)
④ 費用、諸税込み約7万円
⑤ 海外乗継割引SP廃止(4月11日)と国際線接続国内運賃新設(4月1日)のタイムラグを利用
~ 4月1日~11日まで、期間限定発券の臨時修行運賃 ~
4月25日(土)~26日(日)に石垣・金浦タッチをやってみた・・・
今回、4月25日(土)~26日(日)の石垣・金浦タッチ、上記写真の旅程です。羽田/石垣/羽田/金浦/羽田/石垣/羽田のルートですが、羽田/石垣往復、機材はB787、羽田/金浦往復、機材はB77Wです。羽田/金浦のB77Wは、長距離国際線の間合い運航で、長距離線用のPY席(プレミアムエコノミー)付きです。
座席指定は、国内線区間は、DIA会員の特典で、全て普通席の最前列を指定しました。国際線区間は、乗り継ぎを考え、前方通路側を事前指定しました。ANAの上級会員の場合、空席があれば、無償でPY席(プレミアムエコノミー)へ変更できます。
今回の羽田/金浦往復フライトは、長距離線用のPY席(プレミアムエコノミー)付き機材なので、これを使って、往復とも、24時間前のオンラインチェックインで、PY席の通路側に変更しようかと思っていました。
ただ、往路は、インボラ祭りで、オンラインチェックインの時点で、CクラスへUPグレード、復路は、PY席クローズで変更不可の状態でした・・・
まず、羽田空港国内線スイートラウンジからスタート
羽田空港国内線ANAスイートチェックイン、午前9時頃到着しました。eチケット控えを出して、羽田→石垣、石垣→羽田の国内線2区間をチェックインしました。GHさんから、「石垣行、プレミアムクラス、奇跡的に2席空いてますが、いかがなさいますか?」の一言。当然の「成り行き」、9千円でUPグレードしました。羽田→金浦の国際線区間は、石垣空港ならチェックインできるそうですが、オンラインチェックイン済みなので、今回はパスです・・・。
スイートラウンジ、今日のスープ、クラムチャウダーでした。 NH91便、石垣行き、今回は、「バレバレの修行フライト」なので、搭乗、普段は利用しないDIA会員の最優先搭乗でさっさっと搭乗しました。下記写真は、プレミアムクラスの食事、昼食です・・・。
石垣空港でのタッチ=乗り継ぎ
石垣空港には、NH91便、ほぼ定刻に到着しました。石垣空港は、到着・出発分離式で、一旦セキュリティの外へ出て、再搭乗のスタイルです。
係員に「乗り継ぎます」といえば対応してくれるようですが、乗り継ぎ時間というか、タッチの時間50分有るので、到着ロビーに出て、売店を探索。明日の買い物の下見をしてから、もう一度、セキュリティを通って、ゲートへ戻りました。
羽田へ戻るNH92便ですが、往路NH91便と機材も乗務員も一緒です。座席も、PC席から、普通席の最前列へ移動しただけで、CAさんにも「修行バレバレ」の搭乗です。CAさんから、挨拶され、ニコッと笑われてしまいました・・・。乗り継ぎリストにもしっかり記載されていますので。
往復とも、機材B788でしたが、石垣発の復路、家族連れが多く、トイレ待ちで大騒ぎになっていました。B788、トイレの数も少ないようで、この辺は改善が必要ではないかと感じました・・・。
羽田空港に戻って~国際線スイートラウンジ
NH92便、石垣からほぼ定刻に到着しました。乗り継ぎ時間、1時間50分。国内線ターミナルから、国際線ターミナルへ「無料連絡バス」で移動しました。
預託荷物はないので、優先セキュリティ、イミグレの自動化ゲートを通過して、本館のANAスイートラウンジに。移動時間、約30分でした。
羽田空港国際線ANAスイートラウンジ、私一人の貸し切り状態、居心地が微妙でした。シャワーを浴び、搭乗前に、シャンパン、カレー、サラダで軽い夕食。カレーは、お姉さんが盛り付け、薬味もセットし、テーブルまで運んでくれました。(滅多にないサービスですが・・・)お約束の黒飴セットも頂きました・・・
羽田空港ANA国際線スイートラウンジ、メニューがドンドン充実してますね。うどん、蕎麦、どんぶりだけかと思ったら、パスタも2種類、ハンバーガーも作るみたいです。スイーツも増えている感じ。ANAは羽田空港が基幹なので、力を入れてますね・・・ 。
羽田からソウル・金浦空港へ~インボラUP+F席開放に
NH867便、金浦空港行き、機材、欧米線の間合い運用のB77Wです。このソウル・金浦行きの最終便、上級会員のインボラで知られている路線です。
今回も、オンラインチェックインの時点で、CクラスへインボラUPされ、しかもF席開放でした。ANAのPLT・DIA会員なら、ほとんどインボラされていたようです・・・。
最優先搭乗を利用して、最初に搭乗。ほぼ定刻に出発。ただ、NH867便、降機前、CAさんの強烈な一言がありました。挨拶に見えて、「明日の搭乗、私ども11人がお待ちしています」と。同一機材で戻るので、仕方ないのですが、ビックリ・・・。
国際線、搭乗者リスト配布、当日の筈、翌日搭乗まで、事前チェックされているとは。黒飴といい、ANAに監視されているようで不気味・・・。
上記写真、NH867便羽田→金浦、F席開放のシートです。インボラで、CクラスへUP。座席は1Aでした。機内食、下記写真のCクラスのものが提供されました。DIA会員ですが、ファースト席はご無沙汰しています。韓国線でなく欧米線で乗りたい、贅沢な注文ですね・・・
金浦空港到着~今宵のお宿は
NH867便、ほぼ定刻に到着しました。ANAの最終便NH867便は、金浦空港22時20分に到着しますが、一晩どこで過ごすか、考えておく必要が有ります。金浦空港は、仁川空港とは違い、24時間オープンの空港になっていません。深夜1時頃、到着ロビーも閉鎖されてしまいますので、空港での夜明かしが不可です。
①安上がり簡単コース~24時間空港の仁川空港へ移動し、地下のサウナなどで過ごす方法が安上がりです。金浦→仁川の移動は、空港鉄道AREXが使えます。運賃は、片道3,550W、所用時間33分。仁川空港行きの最終列車は、23時59分で、23時台は8本有ります。朝は、仁川発ソウル駅行きの始発は5時24分で、午前6時頃、金浦空港に戻ってこれます。
②市内宿泊コース~ANAの最終便NH867便22時20分着でも、市内へ、AREX+地下鉄、6001バスなどで移動できます。ただ、市内のホテルに、0時前後に到着、朝イチ便で戻る場合、5時前後に出てくる必要があり、ほとんど寝る時間がなさそうです。
③優雅楽ちんコース~金浦空港の傍にあるホテルに宿泊するコースです。
今回は、一番、高いのですが、楽ちんな③にしました。6時間くらい、ゆったり寝れますので。宿は、一度泊まってみたかった「ロッテシティーホテル金浦空港」で、1泊朝食付き1万6千円、金浦空港の真ん前、ロッテモールの一角に有り、金浦空港の到着ロビーから歩いて5分ほどでした。
NH862便搭乗~金浦空港アシアナラウンジ
ANA、金浦空港発初便、NH862便、07時50分発ですが、チェックイン開始は、午前6時です。 金浦空港の場合、オンラインチェックインしても、カウンターへ行き、紙の搭乗券が必要になります。ですから、まず、カウンターに行くことに・・・。
NH862便、金浦→羽田の復路便、往路と同じ機材でしたが、インボラUPは有りませんでした。チェックインカウンターへ行ったら、お姉さんが「もっと前の良い席が有りますが、変更しますか?」と聞かれ、シートマップが示されました。PY席は、空港開放の扱いになっているようで、上級会員に、提供しているようでした。PY席の最前列、通路側をリクエストしたら、どこかに電話して確認した後、希望の席で搭乗券を発券してくれました・・・。
エコノミークラスは搭乗半分くらい、PY席はほぼ満席でした。ビジネスクラス客は前方に集め、後方はクローズでした。
同一機材、ANAの羽田発金浦行きの夜便は、ビジネスへインボラ祭りですが、同一機材の金浦発羽田行きの朝便は、インボラ無しの運用みたいです。定刻より、20分も早着しましたが・・・
また、金浦空港には、ANAのラウンジはなく、同じ星組の「アシアナラウンジ」を利用することになります。この「アシアナラウンジ」は、セキュリティの外、一般区域に有り、早めに出て、セキュリティとイミグレを通過する必要が有ります。「アシアナラウンジ」の場合、軽食と飲み物しかないので、ここで朝食というパターンは難しい感じです・・・。
羽田空港~足の負傷でリタイア
今回のANA、金浦・石垣タッチですが、途中で、右足を痛め、歩くのが大変になってきました。ということで、泣く泣く、最後の国内線、羽田/石垣/羽田の2区間、羽田の国内線乗り継ぎカウンターで放棄手続きをしました。GHさん「大丈夫ですか?」、温かい言葉に贈られ、羽田空港から、リムジンバスで帰宅しました。
結局、今回の金浦・石垣タッチ、7,423PP、9,127マイル加算で終了しました。当初の予定からみたら、4,796PP損しましたが、無理をしないのも正解の選択だったかもしれません・・・
この土日でやりました。PLTでは相手にされない感じです。やっぱり、DIAじゃないと、顧客リストに載っていないのでしょうかね。
返信削除CAさんも早朝便で帰るのですね。睡眠時間短そう...
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