ANA 発券期間及び路線限定で「修行路線」が復活～2015年4月11日まで 石垣タッ チの場合 総額71,370円/10,928PP/1PPあたり6.53円

　日系の航空会社のマイレージ、改悪続きですが、ANAのステータスが欲しい方や、ステータスを継続したい人向きの情報です。

　JALは、昨年ばらまきをやりましたが、その反動か、今年は、FOPキャンペーンをやらないだけでなく、海外乗継割引運賃の事実上の廃止など修行運賃の改悪が続いています。
　一方、ANAは、すでに改悪済みで、「修行僧いらっしゃい」といったバラマキは、この間やっていませんので、ステータスの継続や新規にステータスを取るのが大変になっています。

発券期間限定～4月1日～11日

　ところが、ANAで、発券期間及び路線限定で「修行路線」が復活しています。ステータス獲得をしたいなら、4月1日～11日発券限定で、臨時修行ルートが使えます。ANAにしては、修行僧に温情をかけています。中国・韓国・台湾・香港行きの国際線に、石垣や沖縄タッチを切り込むことが、一時的に可能となっています。

　ANAの場合、中国・韓国・台湾・香港行きには、「海外乗継割引スペシャル運賃」が残されていました。これも4月11日で廃止されますが、その代わり、中国・韓国・台湾・香港行きに、4月1日発券分より、国内線乗り継ぎ運賃が新設されました。

　ところが、今回、この廃止と設定にタイムラグが有り、この間の期間(4月1日～11日)は、国内線乗り継ぎ運賃＋海外乗継割引スペシャル運賃の両方が使えます。以前のSINタッチで、この２つの運賃を組み合わせて使っていましたが、発券期間及び路線限定で復活したことになります。

中国・韓国・台湾・香港行～＋国内線を往路2区間、復路2区間

　例えば、ソウル線に、国内線を往路2区間、復路2区間を付けることが可能です。海外乗継割引スペシャル運賃＋国内線乗り継ぎ運賃＋国際線区間＋国内線乗り継ぎ運賃＋海外乗継割引スペシャル運賃というパターンです。国内線乗り継ぎ運賃は、往復11,000円、海外乗継割引スペシャル運賃は、石垣行き往復の場合、往復20,000円、その他は11,000円(24時間以上滞在の場合、消費税分の加算有り)となっています。

　しかも、マイルは100%加算され、上級会員のステータスの基礎となるPP(プレミアムポイント)、国内線区間2倍計算されます。
　ANAの国内線の最長区間、羽田/石垣線を利用した場合、基本マイル1,224マイルですから、この路線を使って、国内線乗り継ぎ運賃＋海外乗継割引スペシャル運賃の往復を付ければ、PPだけで、9,792稼げることになります。

　予約は、ANAのWEBサイト、下記の国際線予約で「自由に検索」から、「区間を追加」します。そして、羽田/石垣、石垣/羽田、羽田/金浦、金浦/羽田、羽田/石垣、石垣/羽田の旅程を順番に入れてやれば、エコ割3タイプF(石垣/羽田/金浦/羽田/石垣)＋海外乗継ぎスペシャル運賃(羽田/石垣、石垣/羽田)が表示されます。
　検索方法は、面倒でも、必ず、1区間毎にした方が無難です。例えば、石垣/金浦とまとめて検索せず、石垣/羽田、羽田/金浦と区間に分けて検索するということです。石垣/金浦とまとめて検索したら、最初の羽田/石垣区間、普通運賃になってしまうことも有ります。目的地、石垣以外なら、石垣の代わりに、沖縄、札幌、福岡などを入れてやれば検索できます。
　このルートの予約、WEBサイトだけで予約が完了させられますから、通常どおり、クレジットカードなどで決済すれば発券できます。

　往復石垣タッチの旅程の場合、諸税・サーチャージ込み、国内線乗り継ぎ運賃＋海外乗継ぎスペシャル運賃も入れて、最安値は、総額71,370円になります。石垣往復でなく、上記写真のように石垣/沖縄を組み合わせなら、66,870円とか安くなりますが・・・。

　ただ、最安値運賃は、国際線区間、タイプFですが、エコ割3は変動制の運賃なので、日程によっては、予約が多数入った場合など変動し、すでにタイプFがなく、タイプAなど1万円～4万円ほど高い運賃が表示される日もあります。何通りか検索してみましたが、週末の土日修行、結構、最安値のFタイプが残っているようです・・・。

https://aswbe-i.ana.co.jp/p_per/sky_ip_per_jp/preReSearchAvailInput.do

石垣タッチだけでなく、各地をタッチする選択肢有ります・・・

　今回の臨時修行ルートは、 ソウル線に、この石垣往復を付けるルートで、羽田/石垣/羽田/金浦/羽田/石垣/羽田の1泊2日の旅程で、ソウル泊になります。なお、中国、台湾、香港行きに、切り込むことも可能ですが、国際線の運賃、恐らく、ソウルが一番安いのと1泊2日の旅程が他都市では難しいので除外してあります。(時間と予算があれば、こちらの選択肢も有ります)

　国内線区間、PPが一番お得な石垣往復を取り上げていますが、国内線区間、沖縄でも、札幌でも、福岡でも、ANAの国内線が飛んでいる都市ならどこでもOKです。往路は石垣、復路は札幌という組み合わせも可能です。

　ちなみに、ソウル滞在は、1日～1ヵ月ですので、何日かソウル観光も可能です。また、海外乗継割引スペシャル運賃は、国際線に24時間以内に接続という規則がないので、最初の羽田/石垣と最後の石垣/羽田は切り離して使うことが可能です。ですから、前後で、石垣滞在も可能です。

　ちなみに、この日程で、12月までに、5回修行をやれば、ANAのPLTステータス(5万PPが必要)獲得が可能です。 私は、ANAのDIA会員ですが、ANAのDIA資格(10万PPが必要)維持には、2万PP程度不足しそうなので、当初、バンコクへ出かける予定を止めて、不足分の充当に、このルートを使うことにしました。一応、10年連続DIA会員狙いです。

　不足分は、3回やればお釣りが来て十分ですが、4月1日というか、発売スタートの深夜に、一応6回分予約し、最終的に、2区間はキャンセルしました。旅程は、石垣タッチは2回のみで、残りは、修行として効率は悪いのですが、所用で行く予定の沖縄滞在、札幌滞在に使うことにし、石垣と沖縄、沖縄と札幌を組み合わせました。ちなみに、石垣と沖縄の組み合わせなら、9,968PP、沖縄と札幌の組み合わせなら、7,112PPと獲得できるPPが大幅に減ります・・・

　獲得できるPPは、羽田/石垣/羽田/金浦/羽田/石垣/羽田の1泊2日の旅程を1回やれば、国際線区間は、羽田/金浦379PP×1.5倍×2回=1,136PP、国内線区間は、1,224PP×2倍×4回=9,792PPで、合計10,928PPになります。PP単価6.53円になり、格安修行となります。国際線のPP、アジアは1.5倍、国内線は2倍計算になります。 ちなみに、国際線区間、アシアナ航空運航のコードシェア便を使うと加算PPが減りますので要注意です・・・。

2017年度修行にも使えます～来年1月・2月・3月の予約も可能

　予約できるのは、今年だけでなく、来年の3月あたりまで可能ですが、海外乗継ぎSPは、4月11日発券で廃止されます。それまでに、予約・発券する必要があります。 ということで、来年1月、2月、3月でも予約・発券は可能ですから、次年度の修行用に使うことも可能です。

　実際に予約した旅程は上記写真です。参考にして下さい。ほとんどは、土日の修行で押さえましたが、一部平日です・・・

https://www.ana.co.jp/int/airinfo/promotion/dom_transit/