2013年5月20日月曜日

中国東方航空(MU)のCクラス羽田/上海/パリ~最新機材A330-200搭乗記



 今回、パリ行きにあたって、中国東方航空(MU)の片道航空券、羽田/上海・虹橋//上海・浦東/パリのCクラス(サブクラスO)を使いました。予約・発券は、下記の「トルノス(JTB系列)」を使いました。予約した時点では、トルノスの予約サイトは独立していましたが、現在は、JTBのサイトに吸収されています。サーチャージ・諸税込みで、約11万円で、クレジットカードで決済しました。

 トルノスからの予約は、簡単で、予約する便を選択し、必要な情報登録すれば予約が完了します。後刻、メールでeチケットの控えが送られてきますので、当日、それを持って航空会社のカウンターへ行けば搭乗手続きができます。なお、予約の際、座席指定も可能ですが、トルノスの場合、マイレージの登録は出来ませんので、こちらは当日空港で登録することになります。私は、今回、トルノスを使いましたが、「エクスペディア」のサイトでも、同じように予約・発券は可能です。

http://www.jtb.co.jp/kaigai_air/index.html?cid=ADWCremarketing_1&GGKEY=&l_cre_id=23124994764&gclid=CIaG857BpbcCFYdfpQodE2UAUw

 中国東方航空(MU)は、欧米行きの格安ペックス運賃が有り、日本人利用者も多いですね。中国東方航空(MU)の場合、片道でも、往復の半分の運賃で片道利用には使い易い航空会社です。
 

 中国東方航空(MU)ですが、サービス、機内食の評判は、あちこちの書き込みを見てもあまり芳しくありませんね。私は、10年前に、MUの国際線Cクラスに搭乗した経験がありますが、かなり評価が低かった記憶があります。しかも、遅延も多いと言われています。

 しかし、今回、実際使ってみて、幹線のフライトだったせいも有りますが、運航も、どちらのフライトも定刻より少々早く着きました。また、CAの対応も良かったし、ワインもビール冷えたのが有り、十分満足できるものでした。アメニティも、パリ線、Cクラスに、フェラガモ製が搭乗客に配られました。

 機材も、パリ線には、最新のA330-200を投入されており、Cクラスはフルフラットの座席で、JALのCクラスより2ランク上のシートです。ANAの最新STAGGEREDとも同じレベルだと思います。

 価格を考えたら、かなりお薦めです。中国東方航空(MU)は、アライアンスは違いますが、JALの提携航空会社になっており、JMBに、Cクラスなら125%加算されます。ただし、MUのコードシェア便(AFなど)で、他社運航の機材を利用した場合、JAL加算は不可で、運賃設定も違う場合があるようです。

 今回は、5月16日に搭乗、5日後の21日、JALのWEBでチェックしたら、MUのCクラス搭乗として、下記のマイルが加算されていました。(5月21日追記)
 ◎ HND→SHA  1,389マイル ◎ PVG→CDG  7,183マイル 合計8,572マイル 

 中国東方航空(MU)のヨーロッパ行きの運賃ですが、日本各地⇔上海間、MU便の運航があれば、発着地に関係なく、航空運賃は同じです。片道はほぼ半額です。ヨーロッパの目的地は、MUの直行便の飛んでいるパリ、フランクフルト、ロンドン、ローマが対象になります。上海の途中降機も無料で可能なようです。なお、上海で途中降機など、複雑な旅程の場合、旅行代理店を使うのが良さそうです。
 

 ◎  サブクラスOクラスで予約の場合 150,000円(6月発着まで)
 ◎  サブクラスI  クラスで予約の場合 182,000円(7月以降)

  これに、諸税・サーチヤージが+約5万円なので、Oクラスの場合、総額約20万円、Iクラスの場合、総額約23万円になります。この金額で、日本/ヨーロッパ往復、Cクラスでできるのは最高です。

 今回は、格安Cクラス利用し、羽田/上海・虹橋、そして地上移動し、上海/浦東からパリへ向かうルートで、上海の途中降機を利用して、上海の友人達と食事をしてきました。日本の発着地は、MU便が就航していれば問題ありませんので、成田/上海・浦東などのフライトを使えば、浦東空港で乗り継げます。MU→MUの同日乗り継ぎなら、上海で中国へ入国せず、乗り継ぎも可能です。

* 羽田→上海・虹橋


 中国東方航空(MU)、羽田空港のチェックインカウンターは、上記のGカウンター。手続きは、JALのグランドスタッフが対応です。JGCカードを出して、マイルはJALへ加算依頼しました。JALはワンワールド、MUはスカイチームとアライアンスは違いますが、提携関係があり、コードシェアもしており、MU自社運航便なら、マイルもJALに加算できます。
 ただし、今回、羽田/上海・虹橋、上海・浦東/パリというルートでしたので、羽田のカウンターでは、羽田/上海・虹橋区間のみJALへマイル登録OKでしたが、上海・浦東/パリは、「浦東空港のカウンターでお願いします」ということでした。


 ラウンジは、提携関係のあるJALのサクララウンジです。JGC=OWサファイアですが、今回、MUはスカイチームなので使用不可、ただ、MUのCクラス利用ですので、そちらの資格で、サクララウンジへ入りました。久しぶりですが、ガラガラでした・・・。定番のカレーが、何故か無くてちょっとガッカリしました。午前11時からは有ったと思ったのに、午後1時過ぎなのに、残念ながら影も形もありませんでした。羽田空港国際線のサクララウンジの場合、夜しかカレーはないようで、その代わりなのか、赤坂璃宮の点心があります。(追記)


 
 
MU538便羽田/上海虹橋、機材はA321で、シートは中距離線用のイマイチですが、Cクラスの機内食、チョイスができて、今回、下記写真の洋食でしたが、帆立の燻製とサーモンのメイン、ナカナカ美味しかったです。近距離線ですが、デザートもバッチリ。サービスもとてもGOODでした。

 この便ですが、CAさんの対応はとても気分が良く、「これMUだっけ?」という気分になりました。Cクラス担当のCAさん、日本語が上手だけでなく、気配りもバッチリでした。ビールを頼んだら、「冷たいものをお持ちします」、バッチリ冷えた青島ビールが出てきました。食事中、「お飲み物はいかがですか?」と何回も聞いてくれ、まさに日系並のサービスで、気持ち良かったです。



 


* 上海・浦東→パリ

 上海・浦東空港で、浦東→パリのフライトチェックインしました。最初に、一般のチェックインカウンターの入り口へ行って、eチケットの控えを見せたら、「プリオリティチェックインカウンター」へ行くように言われて移動。係員だけ、10人ほどいて、搭乗手続き客ゼロのカウンターへ。

 カウンターのお姉さんに、チケットの控え、パスポート、JGCカードを渡して、搭乗手続きを依頼。そしたら、カウンターの上のディスプレーに、搭乗便の座席が表示され、「予約どおりで宜しいですか?」と聞かれました。ディスプレーに座席指定の状況が表示されていて、今日は、ほぼ満席状態なのが分かりました。日系ではこんなサービスしていませんね・・・。
 また、パリ行きの搭乗券には、JMBの会員番号が表示され、マイレージも登録済みというのが分かるようになっていました。

 MU553便上海・浦東/パリ、機材はA330-200の最新機材、Cクラスのシートは、下記のフルフラットになる優れもので、今回も、ゆったり寝ていけました。疲れが違いますので、安くCクラスを利用したい方にはお薦めです。
 今回のパリ線は、ほぼ満席状態で、欧米人が半数以上、日本人は2人だけでした。3割くらい、中国人でグローバル化、日系に限らず進んでいます。私の隣はドイツ人でしたが・・・。
 欧米人は過剰なサービスを求めない人が多いので、安くて、機材が良ければ、みんなドンドン乗りますね。日系クオリティに拘らなければ、中国の航空会社も悪くないと思います。
 

 
 CAの対応も良かったですね。羽田/虹橋線のような日本人と見間違うようなジャパニーズスピーカーはいませんでしたが、パリまで、日本語のできるCAさんがきめ細かいサービスで対応してくれました。最初のサービス、飲み物のリクエストを聞きにきた時、CAさんに「日本の方ですか?」と聞かれ、「はい」と返事したら、それ以降、パリ到着まで日本語で、何かと気遣いしてくれました。
 
 夕食、ロブスターとワインを頼んで、ワインを飲んでいる最中、爆睡してしまい、結局食べませんでした。上海・虹橋空港から、浦東空港へ移動中、上海在住の友人と宴会して、食べて飲んで出来上がっていたためなんですが・・・。
 
 そんなことも有り、夜中に起きたら、日本語のできるCAさんがめざとく見つけてくれ、「果物はいかがですか?」と下記の夜食とワインを用意してくれました。ワインも美味しいフランス産の冷えたのが有りました。
 
 
 朝食も、「お早うございます。オムレツが宜しいですか?中国のものが宜しいですか?」という感じです。オムレツをチョイス、下記写真の通りで、デザートに果物、写真は有りませんが、アイスクリームもサービスされました。 
 
 
 そして、アメニティに、下記写真のフェラガモ製のものが搭乗客に配られました。最近、日系は、Cクラスの場合、こうしたアメニティは配られませんので嬉しいですね。(Fクラスには有りますが・・・) 
 
 
 中国東方航空(MU) の評判、あまり良くなかったのですが、今回の搭乗で、欧米へ行く格安のCクラスはお薦めだと感じました。コストパフォーマンスかなり高いと思います。しかも、羽田から上海経由して、パリまで、結果として、きめ細かい日本語での対応をして貰え、コストだけでなく評価が高かったです。
 CAさんが良い人ばかりに当たったのかもしれませんが、MUのCクラス搭乗客も、欧米人が多いことを見ても、グローバル対応になってきているのではないかと思います・・・。 

4 件のコメント:

  1. 初めまして。

    gkshtと申します。
    航空会社の上級会員に興味があり、いつも拝見しております。

    定番のJALカレーですが、成田空港ですと仰る通りAM11時からですが、羽田空港だとPM6時からになります。
    その代わり、羽田空港には赤坂離宮の点心などがあったと思います。
    個人の食の好みで、どちらが良いか意見が割れそうですが!?

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    1. 書き込み及び情報有り難うございます。

      羽田空港のサクララウンジのカレー、現在は夜だけのサービスになっているのですね。今年の3月まで、JALのファーストクラスラウンジが使えていて、昨年10月、羽田のFラウンジをお昼に利用した時は、カレーは有りました。3月も利用しましたが、深夜便でしたので、カレーは有りました。羽田のFラウンジの係員に確認したら、「午前11時から用意させて頂いています」との説明があったのですが・・・

      ということで、ファーストラウンジとサクララウンジで扱いが違うのか、それとも昨年のある時期から夜だけに変更されたのか、何故そうなっているのか、興味があるところです。

      確かに、サクララウンジには、赤坂離宮の点心は用意され、美味しく頂きました。ただ、ANAのラウンジも、JALに対抗したかのように、羽田でも、カレーが用意されるようになっています。成田空港のJALファーストクラスラウンジは、朝からカレーが置かれていた記憶があります。個人的には、JALのサクララウンジ、お昼にカレーが無いとは少々疑問です、JALとANA、ラウンジの食べ物、カレーで勝負していた感じがあったのに・・・

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    2. gkshtです

      JALのファーストクラスラウンジへは成田のみの経験しかなく、羨ましい限りです。

      震災直後の2011年3月下旬に、羽田のサクララウンジを初めて利用したのですが、この時から既にカレーは夜からでした。

      ご参考になれば、幸いです。

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    3. 書き込み有り難うございます。

      羽田のサクララウンジの追加情報有り難うございます。
      サクラの場合、以前から、夜しかカレーは無いようですね。ファーストクラスラウンジとはサービスが違うのかもしれません?

      参考にさせて頂きます。

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