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CX/HKG→HNDの搭乗券 |
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SQ/SIN→CMB、CX/CMB→BKK、CX/BKK→HKGの搭乗券 |
12月の半ば、コロンボタッチを実行してきました。コロンボタッチ、コロンボ発券という言葉、知らない方の方が多いかもしれません。コロンボは、インドの南に浮かぶ、スリランカの首都です。
コロンボ発券は、安い航空券が買える人気の海外発券地でした。コロンボ発券は、以前、Fクラス、Cクラスの安い、日本や北米行きの航空券が買えることで、人気の定番発券地でした。しかし、値上げなどもあり、「コロンボ発券メリットあるの」という状況に変わってきています。
それでも、周辺国発と較べたら、Cクラスやキャリアのフライトに割安で乗れるので結構メリットがあると感じています。航空会社によって設定運賃は違いますが、私が、今回利用したCX(キャセイ航空)の場合、コロンボ発日本行きは、Cクラスで、往復約12万円(諸税・サーチャージ込み)です。ちなみに、マイルは、往復で10,893マイルで、JALのFOPにも加算できます。また、コロンボ発ヨーロッパ行きCX/Cクラスも約20万円(諸税・サーチャージ込み)程度で購入可能です。
今、サーチャージが高いのですが、香港発着は、香港政庁の方針もあり、他と較べ、サーチャージが抑えられています。その関係もあり、CX(キャセイ航空)は、香港発着便を中心にサーチャージが安いのです。しかも、ドル安など為替レートがお得な流れもあり、CXのコロンボ発券なら、まだ使う価値がありそうです。CXのコロンボ発券の経緯は、下記ブログを参照して下さい。
http://tabitabi2400016.blogspot.com/2011/08/blog-post.html
コロンボタッチを開始するためには、まずシンガポールへ。
◎第一日目 (成田からシンガポールへ)
JL719便(NRT10:50→SIN17:40)で、成田からシンガポールへ移動。この区間の航空券は、シンガポール発券(SIN→HND→OKA//OKA→HND/NRT→SIN)の最終区間を活用。アップグレード可能な航空券なので、ポイントでCクラスへアップグレード。Cクラスは満席でした。
JL719便のCクラスの機内食、3種類からのチョイスになっていました。変わったようですね?和食、洋食は定番ですが、「街の洋食屋さん」というのがありました。今回それをチョイス。高級ハンバーグ定食でしたが、なかなか美味しかったですよ。
JL719便は、成田をほぼ定刻に出発、シンガポールには、定刻より少し早く17時30分頃到着。JL便は、T1到着なので、SQ(シンガポール航空)コロンボ行きのターミナルT2へシャトルで移動。SQのコロンボ行きは、22:50発なので、約5時間の乗り継ぎ時間がありましたが、今回は、シンガポールに入国せず、トランジットのみ。
T2のSQ(シンガポール航空)トランジットカウンターへ行って、搭乗手続。SQのコロンボ行きの航空券は、SQのWEBサイトから431.9SGD=26,938円で購入。前日に、オンラインチェックインをし、オンライン搭乗券をプリントアウトしていましたが、「バリデートスタンプ」が必要と表示されていたので、トランジットカウンターへ。
手続は、パスポート、オンライン搭乗券を提示して簡単に終わりました・・・。ただ、オンライン搭乗券が普通の搭乗券に交換され、オンラインチェックインというのは意味があるのかどうか、そんな気分になりました。
今回、シンガポールからコロンボまで、SQ利用なので、SQのラウンジが使えます。ただし、この区間、Y利用なので、「クリスフライヤー・ゴールドラウンジ」になります。T2のこのラウンジ、トイレやシャワー設備がないので、シャワーをしたかったので、まずT3へシャトルで移動。トランジットホテルの脇にある「トランジットラウンジ」に行き、8SGDを払って、シャワーを浴びました。
その後、もう一度シャトルへ乗り、T2へ戻り、「クリスフライヤー・ゴールドラウンジ」へ。普段、ANA便を利用する時は、隣のシルバークリスラウンジが利用できるので、それに較べたら、格差を感じました。
◎第一日目 (シンガポールからコロンボへ)
シンガポールからコロンボまで、SQ468便で。この便、シンガポール出発時間22時50分なんですが、搭乗時刻が1時間前の21時50分になっている。早すぎないと思っていましたが、21時40分くらいに行ったら、セキュリティチェックは長蛇の列、「エー」という感じ。とにかく混んでいました。
22時になったら、本当に搭乗が始まり、Cクラスの優先搭乗から始まり、後は、後部座席から、シート番号順に搭乗。オンラインチェックインで、隣が空席の通路側をチョィスしておきましたが、満席でぎちぎち・・・。
隣の座席の人は、席に座るなり、コールボタンを押して、飲み物とクラッカーをリクエストして出発前にポリポリやっていました・・・。座席を交換できないかでも、散散揉めていましたし、好き勝手な搭乗客ばかり見てしまったので、「あれSQに乗っているんだろうか?」と不安になってしまいました。
それでも、SQ468便、定刻より15分ほど早くドアクローズ、定刻には、テイクオフ。コロンボ到着後、2時間30分で乗り継ぎ予定の身としては、まず、ほっとしました。SQ468便、飛行時間は3時間30分で、機内サービスは、飲み物サービスが最初にあり、その後食事とありました。私は、ラウンジで食べ物は頂いてきたので、白ワインだけ頂いて、後は、ウトウトしていました。
コロンボ国際空港には、定刻より、10分ほど早く到着。シンガポールと時差は2時間30分。バスかなと思ったら、ゲートに付いてホッと!降機に時間がかかりましたが、23時55分頃には、ゲートの外に。
◎第二日目 (コロンボからバンコクへ)
コロンボ国際空港は、到着フロワーと出発フロワーは同一で、こうした乗り継ぎの場合便利。イミグレの右手、ゲートから歩いて来たら、正面に、トランジットカウンターを見つけ、そこを直行。
ここは、スリランカ航空が仕切っているというか、代行しているようで、どこの航空会社への乗り継ぎでもOKなようです。トランジットカウンターには、おじさん係員が二人ほど。
先客が一人いて、それが終わってから、パスポートとeチケットの控えを渡して、英語で「CXで、BKKへ行くので乗り継ぎ手続をお願いします」と。係員は、eチケットの控えを見て「バンコクまでか?」、「バンコクまでボーディングパスをお願いします」でやりとりは終わり。乗り継ぎ手続中のカードをくれ、「あっちにお店もあるから、時間潰していてね。30分待って」とのこと。乗り継ぎ時間が有るから良いけど、乗り継ぎ時間が短かったら大変ですね?
「30分待て」の理由は、後で分かりましたが、何人かまとめて、手続に行くようで、20分くらいして戻って来た係員は、3人分の搭乗券、パスポートなどを持っていました。実はCXの場合、空港カウンターで、決済に使用したクレジットカードの提示が必要なんですが、ちょっと不安もあり、コロンボで預けないで済むように、事前に、羽田空港のCXカウンターで、提示・登録済みの処理をして貰っていました。
20分位して戻ってきた係員は、「バンコクまでと香港まで2枚搭乗券があります」「ラウンジのインビテーションです。真っ直ぐ行って右です」と丁寧に説明してくれました。
乗り継ぎ手続が終わったのは、夜中の0時20分頃、少々疲れて、眠いのもあり、空港の中を見学もせず、ラウンジへ。コロンボ国際空港には2つラウンジがあるようですが、インビを頂いたのは「ロータスラウンジ」でした。小さなラウンジで、夜中ということなんでしょうが、食べるものはほとんどなく、飲み物があるだけという感じでした。とても空いていましたが・・・。ここのラウンジ、WiFiが無料で使え、かなり高速でしたね!
バンコク行き、CX700便、コロンボ発02:20。出発時刻の50分前、01:30にラウンジを出て搭乗ゲートへ。ここもセキュリティチェックが長蛇の列・・・。その後のゲートチェックインも人が溢れていて、すごい混みよう!結局、搭乗開始がずるずる遅れ、午前2時を過ぎても始まらず、待合室も座る席が無くて大混雑でした。
午前2時15分過ぎに搭乗開始。優先搭乗を始めたら、ごちゃごちゃに・・・。日本人客二人組が、なにか見せて、「優先搭乗させろ」で、係員と押し問答していて、結局強行突破。もうちょっとスマートにやらないと後で騒ぎになるのではと・・・。私も、Cクラス利用、OWエメラルドで、優先搭乗の対象なんですが、この騒ぎを見て引けてしまいました。
結局、Yクラスの搭乗が始まって、真ん中辺で搭乗。Cクラスも混んでいるのかと思ったら、6人程度でガラガラ。私の周辺は誰もいなくて、CAさん「お好きな席に移動して構いませんよ」と言われました。一騒ぎした日本人客は見かけませんでしたので、Yクラスの客だったようです。
CX700便、深夜のフライトなんですが、ドリンクサービスに始まり、食事サービスがあるんです。ワインを頂いて、食事は、軽めの香港風のシーフード焼きそば+サラダをチョイス。バンコク到着は、定刻午前7時15分でしたが、7時10分には到着しました。
到着前に、チーフパーサーの方から、「お使い下さい」と、下記写真のバンコク国際空港のファーストトラッククーポンを頂きました。CX700便は、バンコク経由香港行きなので、ほとんどの乗客が香港まで行くようで、Cクラスで、バンコク降機したのは私一人でした。私も、この一便後で、香港へ向かい、バンコクで入国しませんから、ファーストトラッククーポンは次回でも使います。
◎第二日目 (バンコクから香港へ)
コロンボから香港は、CX700便なら、バンコクを経由しますが、乗り換えなしで香港まで行けます。しかし、今回は、わさわざバンコクで一旦降りて、バンコク発10:50のCX708便に乗り換えました。
バンコク到着後、乗り継ぎのセキュリティチェックを受けて、出発階へ移動。CXのラウンジへ行き、休憩しました。
今回、乗り換えに変更した理由は、CX700便は、機材がB773の旧スタイルの機材、CX708便はA343で、Cクラスは、下記のような、フルフラットに近い新型シート導入の機材ということで、CXの新型シートを体験してみたいというのが最大の理由です。(最新式のシートではないようですが・・・)
CX708便のシート、シートとしては、フルフラット近くに倒れ、寝るにはとても便利です。ANAの欧米線Cクラスに導入されているシートに近く、スペースがANAより少し狭い感じでした。ただ、窓側の席でしたが、背の後ろが窓なので、外を見たい人には向きませんね・・・。
CX708便、定刻の10時50分に出発し、香港には定刻より、15分ほど早く、13時10分に到着。イミグレは「e道」通過で、ほんの30秒で通過、とにかく早いので嬉しいですね。
両替をして、エアポートエキスプレスで、九龍駅(90香港ドル)まで行き、無料のシャトルバスでホテルまで送ってもらい、チェックインして一休み・・・。
◎第三日目 (香港から羽田へ)
CX548便、香港8時30分発で羽田へ。朝6時少し前に、ホテルからタクシーで、エアポートエキスプレスの九龍駅へ。(28香港ドル)九龍駅で、シティ・チェックインしましたが、便利ですね!座席指定してあったのですが、機材変更のようで、CXのお姉さんに「窓側の一人席はいかが」とのお薦めに従いました。
出国も、「e道」通過で簡単でした。そのまま、CXファーストラウンジ「The Pier」へ。ラウンジ右手の専用レストランで朝食。一流ホテルのサービスと料理、出ていないものはリクエストすれば作ってくれます。
CX548便、Cクラスのシートは、CX708便と同様に、新型のソロシートでした。CXのCクラス搭乗客を見たら、ほとんど日本人でしたね。CAさんも日本人が4人乗っていました。
以上、今回は、成田を出発して、機中泊を含め2泊3日のコロンボタッチでしたが、手元に、羽田~香港~バンコク~コロンボの復路が残っていますから、この次は、コロンボステイもして、再度、コロンボ発券に挑戦したいと思っています。