2011年5月8日日曜日

香港「e道」~イミグレ自動化システム

         香港の「e-Channel」=「e道」とは?

香港「e道」登録/パスポートにバーコード貼り付けられています
 5月の連休後半、香港へ行きました。今回の香港訪問では、「e-Channel」=「e道」通過の申請をしました。そして、無事、手続を完了しました。次回の香港行きから、入国の際、長蛇の列になっているイミグレに並ばなくても済む「e道」を通れることになりました。

「e-Channel」=「e道」は、基本的に日本の「自動化ゲート」と同じですが、イミグレの真ん中に沢山設置されていて、日本とは違い、まさに主役のイミグレという感じです。「e道」通過の手続が完了していれば、「e-Channel」=「e道」でイミグレを通過できます。

「e道」通過の申請には、要件があります。業務渡航や滞在者の場合、別に基準があるようですが、詳細は掴んでいません。私のような日本人の観光客などの場合、JALやANAという航空会社のプレミアム会員なら、資格要件をクリアします。
 JAL/ANAのプレミアム会員というのは、JALの場合、DIA、JGP、サファイア、JGC会員、ANAの場合、DIA、PLT、SFC会員が該当します。

       「e-Channel」の申請

申請の手数料は無料で、場所は、イミグレを通過したすぐ後ろにパーテーションで仕切ったコーナーが、南北2ヵ所にあり、極めて簡単な手続で完了します。ANAのWEBサイトの案内では、イミグレの手前でも可能なような記載がありましたが、今回、聞いて見たら、「イミグレ通過後」と言われ、長蛇の列を20分ほど並んで、イミグレを通過して、申請窓口へ行きました。

申請の手順は、下記の通りで、担当者が簡単な英語で指示がありますから、それに従えば、ほとんど言葉を交わさずとも終了します。自分で記入するのは、最後のサインだけです。


1.パスポートとプレミアムカードを堤出
2.担当者がバーコード貼り付け(パスポート裏側)
3.パスポート写真面及びプレミアムカード表面のコピー
4.担当者がデータ入力
5.両手人差し指の指紋登録
6.写真撮影
7.証明書兼受領書にサイン(パスポートと同じもので、日本語可)


私の場合、ANAのDIAカードとパスポートで手続をしました。前に、同じ日本人のANA/DIAホルダーの方が申請していて、その待ち時間も入れて、15分くらいでした。私の後に来たのは、JAL/JGCカードホルダーの方で、日本人ばかりという感じでした。
e道登録の証明書兼申請書控え
「e-Channel」ですが、今回、香港出国の際、通過してみましたが、出国の方も、誰も並んでいなくて快適でした。入国のイミグレ方が長蛇の列で大変ですが、入国の方も、「e-Channel」は、ほぼ並ばずに通過できますから、次回8月には是非使うつもりです。

        「e-Channel」の使い方

 「e-Channel」の使い方ですが、日本の「自動化ゲート」とは多少使い方が異なります。

① 最初に、ゲートが2つあるのは、日本と同じです。日本の場合、「自動化ゲート」は、パスポートを開いて、顔写真のページをスキャナに読み込ませますが、香港の場合、パスポートの裏面に貼り付けられたバーコードをスキャナに読み込ませます。その関係で、 バーコードを貼り付ける位置は、裏面の右上になっています。

② そのバーコードを最初のゲート手前のスキャナに読み込ませたら、ゲートが開きます。

③ ゲートの中にはいると、日本と同じように、人差し指を指紋スキャナで読み取らせ、スキャナの下のプリンターから、シールが印刷されて出てきて、これを取り出せばゲートが開き、完了となります。(シールは入国の場合のみ) なお、このシールは、自分自身で、パスポートの空欄に貼り付ける必要があり、日本のように、査証欄の有効活用というようなわけにはいかないようです。
④ 「e-Channel」通過の場合、出入国カードは不要になります。有効期限は、パスポートの有効期限となるようです。バスポートが失効や更新した場合は、再申請となるようです。


香港政府入国管理局WEBサイト
http://www.gov.hk/en/residents/immigration/control/echannel.htm
上記の香港政府入国管理局WEBサイトに「Frequent Visitor Automated Passenger Clearance」という項目に英文ですが、詳しい説明があります。また、この項目の最後に、「workflow video」 があり、実際の使い方をビデオでみることができます。

 香港へ頻繁に行かれる方やトランジットで入国される方には便利なシステムなので、ANAやJALのプレミアム会員の方は、是非、申請して頂ければと思います。

5 件のコメント:

  1. 意表を突いて、AFの上級会員証を出してみようかと思ってます

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  2. 香港、e道、有効期限の検索語で辿り着きました。日本航空、全日空の上級会員で、今後香港を拠点としてアジアや欧米へ行くことが増えると思いますので、申請したいと思っていました。詳しい説明有難うございます。

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  3. 書き込み有り難うございます。

    香港のイミグレ、何時も混んでいますから、e道の利用便利だと思います。
    申請場所は、私が手続きした時は、仮設のスペースのような感じでした。
    時々、場所が変わっているのかもしれません。
    イミグレの係員に、確認された方が宜しいかもしれません。

    なお、e道通過の際、シールが印刷されて出てきて、本来は、パスポートに貼り付けるようですが、特にチェックもないので、貼り付けず、出国まで保存しています。出国後は破棄していますが、問題ないようです。

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  4. 自分は10年パスポートで有効期限を気にしていましたが有効期限は、パスポートの有効期限となるとのことで安心しました。

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    1. 書き込み有り難うございます。

      私の場合、登録して2年半になります。パスポートの有効期間は、後2年半ですから、5年間は使えることになります。10年パスポートの場合、取得してすぐ登録すれば、10年近く使えることになります・・・。

      香港のイミグレ、何時も長蛇の列ですから、e道を使うとほぼ並ばず通過できて便利です。香港へ行くときは、とても重宝しています。

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