チェコの鉄道LCCとは・・・
鉄道もLCCの時代になってくるのかもしれませんね?ヨーロッパでは、鉄道のLCCが珍しくなくなってきているようです。オーストリアには、「ウェストバーン鉄道」というのが有り、幹線のウイーン~ザルツブルグなどを走らせています・・・。また、フランスの国鉄も、新幹線のTGVに、iD-TGVという格安運賃の列車を連結して運行しています。
ヨーロッパの場合、航空会社、LCCの力が結構大きいようで、鉄道も、この航空LCCへ対抗して生まれてきたのかもしれません・・・。
今回、私が利用するのはチェコの鉄道LCCです。チェコは、旧社会主義の名残で、公共交通機関の運賃は比較的安い国です。このチェコにも、鉄道LCCが有ります。ポーランド国境オストラヴァからプラハの区間は、チェコ国鉄以外に、LCCの「REGIOJET」や「LEO EXPRESS」の列車が運行されています。オストラヴァ→プラハ間、チェコ国鉄も、SC=スーパーシティ・ペンドリーノという優等列車を運行しています・・・。
航空LCCは、空港さえあれば、自由に路線を設定できますが、鉄道LCCは、航空LCCとは違い、レールの無いところを走らせるわけにはいきません。レールをチェコ国鉄から借りて、その上を、自社の列車を運行することになります。
チェコの鉄道LCCは、それぞれ3クラス制を採用し、サービスも、シートが充実、飲み物、WiFiの無料サービスなど、チェコ国鉄にないサービスが色々有るようです。
◎ REGIOJET
https://bustickets.studentagency.eu/?0
◎ LEO EXPRESS
http://www.le.cz/index.php
鉄道LCC「LEO EXPRESS」のビジネスクラスを予約・・・
6月に、ワルシャワからプラハへ移動します。ワルシャワからポーランド国境近くのオストラヴァまで、ポーランド国鉄を利用します。そして、オストラヴァからチェコ国内、プラハまで約3時間半の移動ですが、チェコの鉄道LCC「LEO EXPRESS」の列車を利用することにしました。
「LEO EXPRESS」の車両は、軽量アルミ製で、最高時速も190キロ運行が可能で、防音性にも優れていると言われています。ビジネスクラス以上は、革張りのシートとか・・・。
今回、上記の「LEO EXPRESS」のWEBサイトから、ビジネスクラスを350Kc=約1,800円で予約し、オンラインで決済しました。
WEBサイトには、英語バージョンも有り、外国人でも簡単に予約可能です。「LEO EXPRESS」のビジネスクラスは、国鉄の1等車両に相当し、下記のサービス内容を見る限り、そこそこ快適に移動できそうな感じです・・・。
「LEO EXPRESS」のWEBサイトから引用 |
座席指定の画面 |
ビジネスクラスのサービスは・・・・こんな感じのようです
シートは・・・Ergonomic reclining seats with leather upholstery
Dining table tailored to laptop use
Wi-Fi internet
Access to Intranet
Entertainment and information portal
LCD screens
Catering and cabin crew services
Sections for group traveling with solid folding table
Newspapers and magazines
Cold and hot drink for free
Dessert and snack for free
鉄道LCCは格安なのか・・・
LCCというのは格安運賃を「売り」にするのが普通です。鉄道LCCの場合はどうなのか、チェックしてみました。
オストラヴァ→プラハ間、チェコ国鉄も、SC=スーパーシティ・ペンドリーノという優等列車を運行しています。所要時間は、「LEO EXPRESS」もSC=スーパーシティ・ペンドリーノも、約3時間半とほぼ同じ時間かかります。
このSC=スーパーシティ・ペンドリーノの運賃は、2等で234Kc=約1,200円、1等で846Kc=約4,300円となっています。また、この区間を走るECを利用した場合の運賃は、2等で200Kc、1等で700Kcとなっています。
「LEO EXPRESS」の場合、オストラヴァからプラハの運賃、エコノミークラス249Kc=約1,250円、ビジネスクラス350Kc=約1,800円、プレミアムクラス673Kc=約3,400円です。ということで、単純に比較したら、エコノミークラス=2等は、鉄道LCCの方が高いのです・・・。
しかし、「LEO EXPRESS」の場合、裏技があるようで、会員登録すれば、199Kc=約1,000円まで引き下がるようで、その他学生割引なども有り、最安値は149Kc=約750円です。
ということで、2等=エコノミー利用でも、国鉄と較べ、格安とはいかないまでも、鉄道LCCの「LEO EXPRESS」には安く乗れるようです。
1等以上なら、「LEO EXPRESS」の方が運賃は断然安く、サービスも良さそうです。今回、プレミアムクラスでも、約3,400円なんで、それでも良いかなと思ったら、予約で、プレミアムクラスは選択したら、「クェットゾーン」という表示がでました。子どもは×、携帯やパソコンは禁止みたいなので遠慮し、ビジネスクラスを選択しました・・・。 ゆったり寝ていきたい人にはお薦めのようです。
予約決済の画面/日本発行のクレジットカードが使えます |
今回予約したチケットは、下記写真のように、予約後、WEBに表示されるバーコード付きeチケットをプリントアウトしました。座席は希望の座席をシートマップからチョィス指定できます。なお、ドイツ国鉄などと同様に、当日、検札では、決済に使用したクレジットカードが必要なようです。
LEO EXPRESSのバーコード付き列車チケット |
こんにちは、いつもお世話になっておりますusako37です。
返信削除ちょうど今、チェコ鉄道の予約をしようと思っていたので大変参考になりました。
残念ながら私のルートwien~prahaにはこれらの適用はないようですが(REGIOJETはバス路線になりました)旅の選択肢が増えるのはありがたいです。
ちなみにwienにはbudapestからMav:ハンガリー国鉄で入りますが、料金は€13です。ただ、6月のオンライン予約がまだできない状態で、さらに駅で発券作業をしないといけないようなので、現地で購入するかもしれません。
また秋にもパリからコートダジュールへ行くので、その時はiD-TGVにも乗れるかもしれません。タイミングによっては、あまり料金が安くないこともあって微妙ですが…。
書き込み有り難うございます。
削除チョコ国鉄、今年12月のダイヤ改正以降、RailJetを走らせるようです。今回の旅行には間に合わないと思いますが・・・。
現在、オーストリア国鉄は、ブタペスト~ウイーン~ザルツブルグ~ミュンヘンでRailJetを運行中ですが、これと同じタイプの車両(塗装、座席数は違うようですが)を使って、チェコ国鉄も、2014年12月から、ウイーン~プラハ間を運行するようです。RailJetは、高速列車ですので、ウイーン~プラハ間の所要時間が短縮されて、プラハ行は便利になるようです。
オーストリア国鉄も、チェコ国鉄も、LCCというか私鉄に攻勢をかけられていますから、新型車両投入、スピードアップなどで対抗していくのかもしれません・・・。
ブタペスト発は、ハンガリー国鉄のシステムの関係で、現地ピックアップが必要になるようです。一昨年、ブダペスト→プラハ→ベルリンと移動した際は、ドイツ国鉄のサイトで、プラハ途中下車扱いで、ブダペスト発の通しのチケットを発券して使いました。ブダペスト発ベルリン行きのチケットは、DBのWEBから発券できるので、現地ピックアップの手間が省けました・・・