2011年8月31日水曜日

CX/香港Fラウンジ~「ウイング」

 
 8月末、ワンワールド加盟のCX(キャセイ航空)のCクラスに搭乗して、香港からシンガポールへ向かいました。CX(キャセイ航空)は、香港をハブとする航空会社で、香港国際空港には、「ウイング」「ピア」「キャビン」の3つのラウンジを持っています。
 今回、イミグレを出て、すぐ左手に入口のある、上記写真の「ウイング」を利用しました。現在、「ウイング」は改修工事中で、7F部分のファーストスペースはオープンしていますが、6F部分のビジネススペースはクローズされています。
 私の場合、JALのDIA会員で、ワンワールド/エメラルド会員のステータスがありますので、Cクラス利用でも、ファーストクラスラウンジを利用できます。


 上記写真のように、ビジネスコーナーが3ヵ所程度に設置され、それを取り囲むように、ソファーとテーブルが配置されています。ここが「ウイング」のメインのスペースです。
 「ウイング」の場合、これ以外に、「ライブラリー」という休息・読書スペース、食事をするレストランスペースが配置されています。現在、改修中なので、トイレはありますが、シャワーは使えないようです。63番ゲートの傍にある、「ピア」ラウンジには大きなシャワースペースがあるようです。
 雑誌・新聞も、日本のものが置いてあり、新聞も、当日の国際版ですが、読売新聞、日経新聞がどさっと置いてありました。



 「ウイング」のレストランスペースは、高級ホテルの朝食ブッフェという感じで、落ち着いて食事がとれます。テーブルには、ナプキン、フォーク・スプーンなどレストランのセットが用意され、座席に座ったら、係員が「飲み物何になさいますか?」とオーダーを取りにきます。ビール、ワインなどもきちんとサーブしてくれます。
 食べ物は、中華系が主体ですが、洋食や和食も揃っていて、お寿司や日本蕎麦などもあり、食べ過ぎそうな感じです。


 食後のお茶も、本格的なセットで、紅茶のサービスもあります。雰囲気も落ち着いていて、ナカナカ居心地の良いラウンジでした・・・

香港「e道」(出入国自動化システム)~便利です!

香港入国イミグレ~香港人用自動化ゲート
 香港の出入国管理、自動化システムは便利です。今年の5月に、香港へ行った時、「e道」利用の登録をしてきました。今回、8月末は、事実上初めての利用でしたが、入国も、出国も並ばすにスムースに利用できました。長蛇の列に並んでいる皆さんには申しわけなかったですが・・・、5月に登録した時のことは、下記ブログを参照して下さい。


「e道」用自動化レーン
 香港人や滞在カードなどを持っている人は、最初の写真、イミグレ中央にある9レーンの自動化ゲートが使えるようですが、私のようなパスポートに「e道」登録した場合は、上記写真の3レーンが使うことになります。写真を見てもお分かりのように、誰も並んでおらず、スイスイです・・・。


 「e道」での入国手続は、2段階あります。パスポートに貼ってあるバーコードの認証、指紋照合による本人確認です。まずゲート入口で、下記パスポートの裏表紙に貼ってあるバーコードを機械に入れて認識させます。入れ方を間違うと認識してくれません。パスポートは、「日本国旅券」の表記のある上の部分から入れて、下にある読み取りのガラス面、左端に沿って突き当たるまでいれればOKです。認識されたら、ゲートが開きます。


 次に、ゲートが開いたら、中に入り、右手にある指紋照合機で本人確認となります。登録時に、登録した指を照合機押し当てます。通常、右手の人差し指のようで、私もそこで押し当てたら、上記のレシートが機械から出てきて、バーを押して、ゲートから外に出て、入国手続は完了です。
 多少、機械によって、感度が良かったり悪かったりするようで、私の隣のレーンを利用していた人は、ナカナカ認識されず、もう一つのレーンでやり直していました。
 レシートは、黒塗りで消してある部分に、ローマ字で氏名、パスポート番号、入国日、滞在許可期間などが記載されています。通常、これをパスポートに貼り付けるようにと言われていますが、私は、ただ挟んでいましたが、特に問題もなく・・・

出国の自動化レーン
 この写真は、出国の際使う「e道」です。こちらも誰も並んでいませんで、入国の際と同じ手順で出国手続をします。1つだけ違うのは、入国の際は、上記レシートが出てきますが、出国の際は、何も出て来ません・・・、1分もかからず簡単といえば簡単ですが、「こんなに簡単でいいの」という気分になりました。

2011年8月21日日曜日

65歳を過ぎたら「シニア空割」/「当日シルバー割引」~JAL・ANA比較?

 「団塊の世代」がリタイアする時代を迎えています。テレビも新聞・雑誌もそれに焦点をあてた広告や特集の花盛りですね。
 旅行業界も、「団塊の世代」をターゲットにした企画、花盛りですが・・・、航空会社の方はどうなんでしょうか?
 ANA、JALは、それぞれ、「シニア空割」、「当日シルバー割引」という高齢者向けの運賃設定があります。対象は「満65歳以上の方が、ご搭乗日当日、出発空港にて空席がある場合にご利用いただけます」(JAL)ということで、両社とも同じです。運賃は、下記の通りで、金額は、ANAの例ですが、両社とも横並びです。(離島区間などはこれより安い設定があります)

◎ 2011年5月6日~8月4日、8月22日~12月21日、2012年1月5日~3月15日
   1区間 12,000円
◎ 2012年3月16日~3月24日
  1区間 15,000円
◎ 2011年8月5日~8月21日、12月22日~31日、2012年1月1日~4日
   1区間 16,000円

 「シニア空割」、「当日シルバー割引」は、「団塊の世代」をターゲットにした企画というよりも、もとから有った運賃なんですね。今後、「高齢化社会」を迎え、「団塊の世代」がリタイアして旅行頻度がアップするとすれば、「シニア空割」、「当日シルバー割引」など高齢者向けの運賃が「どうなるのか」興味あるところです。(来年になったら、自分も該当しますので、余計に)

 現在の「シニア空割」、「当日シルバー割引」は、「当日、出発空港にて空席がある場合」ということになっています。いわゆる「空席待ち利用」ですから、「空気で飛ばすよりはお得」ということなんでしょう。今は、超繁忙期を除けば、空席が無い便は滅多にありませんから、空港にいけば、この割引きでほぼ乗れるようです。
 しかし、「団塊の世代」が押しかけるようになったら、果たして、この運賃、実際使える運賃として機能するのか、少々疑念があります。ANAは「65歳を過ぎたら、日本はまるごとあなたのものだ」と宣伝していますが、「空気で飛ばすよりはお得」から「収益源」へがめつく転換するなんてことはないでしょうね?折角、高齢者向きの運賃を設定するなら、利用する方も、気持ち良く乗れる運賃・システムにして欲しいですね。

 「シニア空割」、「当日シルバー割引」の利用方法

① 生年月日を証明する公的書類の確認が必要です。通常は、資格が発生したら、ANA/JALのマイレージカード+公的書類(運転免許証・パスポート・健康保険証など)を持って、ANA/JALの窓口(空港カウンターなど)へ行けば登録手続ができます。

 当日、空港窓口へ行き、空席があれば、航空券を購入して搭乗できます。当日に往復する場合、復路に空席があれば、往路の空港カウンターで、まとめて購入・搭乗手続ができます。乗り継ぎの場合も、3区間まで、空席があれば、最初の搭乗する空港のカウンターで、往復の場合と同じように、まとめて購入・搭乗手続ができます。(これはANAの場合ですが、JALもほぼ同じと聞いています)

 航空券そのものは、事前に購入可能ですが、搭乗日・便の指定はできません。航空券の有効期間は航空券の発行日、および発行日の翌日から起算して90日間ですので、頻繁に特定路線を利用する場合、事前購入することもできます。

 ANAのプレミアムクラス、JALのJシート、Fクラスも、当日空席があれば差額を払えば利用可能です。料金は、他の運賃利用と同額で、プレミアムクラスの場合7,000円、Jシートの場合1,000円、Fクラスの場合8,000円となります。

 以上なんですが、ANA、JALのヘビーマイラーとして、気になることが1つ。ANAとJALでは、マイルの加算割合が違うんです!
 JALの「当日シルバー割引」の場合、他のスーパー特割など正規割引き運賃と同じく、75%加算、そして、Fクラス利用なら125%加算、クラス J利用なら85%なんです。ところが、ANAの「シニア空割」は、ツアーや格安運賃と同じ、50%加算なんです。(プレミアムクラス利用の場合、更に50%加算はあるようですが・・・)
 ほぼ同じ条件の運賃で、マイルやPP/FOP加算でこんなに格差があったら、両社に乗っているヘビーマイラーなら、当然、空席があれば、JALの方を選んでしまいます。

 ANAも、土俵を同じにするために、75%加算へ是非改善をお願いしたいところです!!

2011年8月19日金曜日

JAL~那覇/宮古タッチ 修行に参戦します!

 スカイマークエアライン、9月15日から、沖縄・那覇~宮古間を就航することになり、それに伴い、競合する航空会社、JTA(JAL系)、ANAは航空運賃を引き下げました。
 同じ離島線、那覇~石垣は、高いままなので、那覇~宮古の安さだけ目につきます。地元利用者も喜んでいるのではないかと思いますが(島民割引もあるようなので実際はわかりませんが)・・・
 この競合というか、運賃引き下げ競争で喜んでいるのは、JALの上級会員資格を目指す、修行僧でしょう!!
 JALの場合、上級会員の資格要件で、回数制(50回以上搭乗が要件)があり、距離が短くても、運賃が安く、回数を稼げる路線に人気があります。その最右翼は、伊丹~但馬往復の「但馬タッチ」です。

 スカイマークは、那覇~宮古間の運賃、最安値として「WEB割21」を3,800円で販売しています。これに対して、JAL系のJTAは、月15日以降の運賃、スーパー先得/3,800円、先得/4,000円、特割7/4,900円と、更に9月24日以降、特割7の運賃を4,200円に引き下げています。ANAも追随していて、9月15日以降、スーパー旅割/3,800円、旅割/4,000円、特割目/6,800円に引き下げています。JAL系のJTAは、10月以降も、安い運賃を出しています・・・

 私も、JALの資格維持で、DIAというか、JGP資格の維持に苦労していることもあり、今回の激安競争を受けて、JTAの那覇~宮古間タッチに参戦することにしました。9月末の日程で、下記のとおり、予約・発券をしました。

9/2*(*)  JTA559  沖縄那覇(11:45) ~宮古(12:35)   特便割引7-タイプC
9/2*(*)  JTA560  宮古(13:10) ~沖縄那覇(14:00)   特便割引7-タイプC
9/2*(*)  JTA567  沖縄那覇(15:15) ~宮古(16:05)   特便割引7-タイプC
9/2*(*)  JTA568  宮古(16:40) ~沖縄那覇(17:25)   特便割引7-タイプC

 私の場合、JGP資格は、回数ではなく、80,000FOPを稼ぐことで到達したいと考えています。そのため、FOPをいかに稼ぐかがポイントになります。今回、宮古タッチでは、安いスーパー先得運賃ではなく、FOPに+400が付く、多少割高の「特便割引7-タイプC」を使うことにしました。
 「特便割引7-タイプC」を使えば、264FOP+400FOP=664FOPを稼げますので、4回搭乗で、2,656FOPとなります。要した費用は、片道4,200円ですので、4回で16,800円を支払いました。
 更に、JALは、現在、JALカード会員へFOPの割り増しキャンペーンをやっていて、CLUB-A会員の場合、2割増しとなります。私は、CLUB-A会員なので、この4回の搭乗で、結局、2,864FOP(フライオンポイント)を稼げるんですね。1FOP=5.86円となるようでかなりお得かもしれません・・・。
 
 羽田~沖縄・那覇間は、別予約をし、日帰り往復の予定。台風が来たら、ギブアップしそうですが・・・。とにかく、これも入れたら、JGP資格維持に向けて、「見通し」がたちそうな感じになってきています。

ANA修業~CA/Cクラス NRT-CTU-SIN-PVG-NRT (その2)

CA/C修行の予約記録
 ANAの上級会員を目指して修行するのに、新たに、CA(中国国際航空)を利用するルートが脚光を浴びています。すでに下記に、詳細はブログで記載してあります。


 CA(中国国際航空)を利用するルートは、ビジネスクラスが利用でき、しかもANAのマイル・PPがしっかり貯まるので人気を呼んでいます。

 この修行ルート、実際どうなのか、予約を試みてみました。修行ルートの場合、「ビジネスセーバー」という運賃で、予約サブクラスZクラスでなければなりません。CA(中国国際航空)の日本語WEBから予約を入れるのですが、HND(羽田)-SIN(シンガポール)-HND(羽田)の単純往復なら、簡単に、Zクラスの予約は入ります。
 しかし、CTU(成都)、PVG(上海・浦東)経由など、マイルやPP稼ぎのルートを組み込もうとしたら、ビジネスクラスの予約は入りますが、注意しないと、運賃の高いCクラス、Dクラスが表示されます。どうも、Zクラスの枠が限られていることや全ての便にZの設定がないようで、予約の工夫というか、便や日程のチョイスが必要なようです。
 日本語WEBから、「複数都市」を選んで、NRT(成田)-CTU(成都)、CTU(成都)-SIN(シンガポール)、SIN(シンガポール)-PVG(上海・浦東)、PVG(上海・浦東)-NRT(成田)と予約を入れていきます。9月15日(木)~18日(日)の日程で入れて見たら、下記のとおり可能でした。(Zクラスの空席が無くなればその時点で高い運賃になってしまいます)


         9月15日(木) CA 424便 NRT19:00→CTU23:20
           9月16日(金)  CA 946便 CTU09:30→PEK12:00
                                   CA 969便 PEK15:35→SIN 21:25
          9月17日(土)   CA 970便 SIN 00:15→PEK 06:10
                                   CA 934便 PEK14:00→PVG16:05
          9月18日(日) CA 929便 PVG09:55→NRT13:50

 このルートは、成田~(北京)~成都~北京~シンガポール~北京~上海・浦東~成田というものですが、かかる費用総額は、116,960円です。日本発、木曜日、日曜日の場合、予約が入りやすいようで、3泊4日、成都と上海で宿泊が必要となります。
 稼げるマイルは、125%で、13,052マイルです。稼げるPPは、13,052PP+2,400PP=15,452PPとなり、PP単価は、7.56円で、修行としては割のよいものです。
 予約は、WEBサイト及びCAの各地日本支社で可能です。決済は、JCBを含む、主要クレジットカードでできます。ANAのマイレージの登録は、電話か、各地日本支社、あるいは搭乗時に空港で行うことになります。

 現在、この「ビジネスセーバー運賃」は、今年の12月まで設定されており、恐らく、来年1月以降も順次設定されていくものと思われます。ただ、国慶節(10月初め)や春節(来年1月23日前後)など、中国のトップシーズンは設定がないようですので、ご注意を・・・

2011年8月13日土曜日

サーチャージ~2011/10月から引き下げのよう?

 国際線の航空券を購入する場合、現在、発券時に、「燃油特別付加運賃」と「航空保険特別料金」が徴収されます。「航空保険特別料金」の方は、1区間300円ですので、それほど負担の多い金額ではありません。

 しかし、「燃油特別付加運賃」=サーチャージは、日系航空会社の場合、現在、欧米線で、片道29,000円、往復で58,000円も徴収されており、「第2の航空運賃」のような存在となっています。
 日系航空会社の場合、2ヵ月単位に、「航空燃油(シンガポールケロシン)の各日のスポット価格の2ヶ月平均」によって金額を確定しています。

 ANAもJALも、現在、8月1日~9月30日まで、4月/5月のシンガポールケロシン平均値133.2ドルに基づいて、サーチャージを徴収しています。
 10月1日以降のサーチャージ徴収の基準となる6月/7月のシンガポールケロシン平均値は、130ドルを切って、128ドル程度で収まったようです。この結果、サーチャージの適用額はワンランク下がることになります。(ANAもJALも正式発表はしていませんが・・・)

 6月/7月のシンガポールケロシン平均値をもとに、10月以降のサーチャージを推測した場合、下記のとおりとなります。

◎ 日本~欧米線  片道25,000円 (4,000円引き下げ)
◎ 日本~東南アジア線  片道13,000円 (2,500円引き下げ)
◎ 日本~中国線  片道7,000円 (1,500円引き下げ)
◎ 日本~韓国線  片道2,500円 (500円引き下げ)

 結果として、6月1日~7月末日までのサーチャージと同額に戻ることになります。12月以降はどうなるのか、大変興味あるところで、もう一区分くらい下がって欲しいと思っていますが、どうなることやら・・・。

2011年8月11日木曜日

ANA/SIN発券日本行き~やっと売り出し

 最近は、ANAの海外WEBサイトから、海外発券をしている人が増えているようです。昔、ANAは、「在住者向けサイト」と言っていましたが、最近はその表示も消え、日本在住者も「歓迎」の路線に変わってきているようです。私も、タイ、シンガポール、韓国、フランス、オーストリア、ドイツなどのANAのWEBサイトから予約・発券をしていますが・・・

 海外発券の魅力は、予約した航空券の「日程変更が可能」とか、Yクラスの場合、Cクラスへアップグレード可能など、航空券の「柔軟性」があることです。日本発にも、こうした柔軟な航空券があることはありますが、値段が高いという弱点があり、海外発券にはナカナカ太刀打ちができないようです。

 ANAの海外発券のメッカの1つは、シンガポール発券です。私も、何回か、ANAシンガポールで発券していますが、Cクラスへアップグレード可能な日本行き航空券、3ヵ月有効で、約10万円~11万円で購入できます。具体的には、下記WEBサイトから購入可能で、決済は、ANAカードを始め、クレジットカードでできます。


 ANAの場合、8月から、サーチャージが引き上げられました。ANAはこれに先立ち、シンガポール行きを始め、東南アジア線の下期の運賃を発表、発売を開始しました。しかし、シンガポールを始め東南アジア各地発の海外発券は、下期の運賃は発表・販売されませんでした。そして、サーチャージ引き上げ後、つい最近、下期の運賃が発売開始されました。このやり方、正直、何だかなあという感じですが・・・。

 シンガポール発のANAの下期の運賃、基本的に値上げ無しですが、サーチャージ値上げ分、高くなっています。それでも、予約のサブクラスHで、アップグレート可能な運賃としては安いですが・・・
 10月以降の運賃、シンガポール~東京往復のシンプルな旅程の場合は、概ね、1,050SGD+516,40SGD=1,566,40SGDとなります。日本円で、約102,000円位ですね。
 また、シンガポール~東京~沖縄というルートにした場合、1,230SGD+519,10SGD=1,749,10SGDとなり、約113,700円位ですね。

 有効期間3ヵ月、変更可能、アップグレード可能な航空券、日本発は、この値段では買えませんし、すでに上級会員になっていれば、アップグレードポイントも持っていますから、とてもメリットがありますね。来年3月までに、1回ぐらい発券したいと思っていますが・・・ 

2011年8月9日火曜日

ANA修業~CA/Cクラス利用のSINタッチ

 今、ANAの上級会員を狙う修行僧の間で、CA(中国国際航空)のCクラスを利用したSINタッチが流行しているようです。
 修業僧の定番、これまでは、東京~沖縄~東京~シンガポール~東京~沖縄~東京のルート、「スーパーエコ割」+「海外乗り継ぎスペシャル」を組み合わせて、土・日の1泊2日で駆け抜けるものでした。
 運賃は、約9万円前後でしたが、現在、サーチャージが値上がりして、約10万円前後。1回のこの修業で、稼げるPP(上級会員の資格基準になるポイント)は、12,508PPですが、東京~沖縄間、当日PC(プレミアムクラス)へのアップを狙い、上手くいけば、最大で16,444PP稼げるという修業ルートです。(PCの当日アップは、国際線乗り継ぎ扱いでも、1回6,667円かかります)

 CA(中国国際航空)のCクラスを利用したSINタッチは、約11万円で、ほぼSINタッチと同じくらいのPPを稼げますので、今や人気沸騰。ANAの東京発沖縄経由SINタッチから、流れている人が多いですね。上級会員になっている人は、ANAに乗ればボーナスマイルがあるものの、Cクラスで修業できる魅力の方がはるかに上回っているようです。
 CA(中国国際航空)の修業、「ビジネスセーバー」という運賃を利用し、中国経由シンガポールへCクラスで、やはり土・日の1泊2日で駆け抜けるものです。実際のルートは、例えば、下記のようになります。このルートの場合、土曜日、羽田は朝8時30分と少々早めですが、日曜日は、お昼の12時50分に羽田へ戻ってくるというユッタリさも特徴です。

11/5 CA184  Z  HND-PEK 08:30-11:30  Airbus A321
11/5 CA969  Z  PEK-SIN   15:25-21:45  Airbus A330-300
11/6 CA970  Z  SIN-PEK   00:15-06:20  Airbus A330-300 
11/6 CA181  Z  PEK-HND 08:40-12:50  Airbus A321

 上記の場合、羽田~北京~シンガポール~北京~羽田のCクラス搭乗のルートです。運賃は、115,300円。1回の修業で稼げるPPは、11,855PPです。予約は、下記、CAの日本語WEBサイトから可能で、予約のサブクラスはZクラス、予約変更及び払い戻し手数料は22,400円です。何せ、ビジネスセーバーという正規割引き運賃ですから・・・。上記の例は、羽田発ですが、成田発もほぼ同じ料金、1泊2日で可能です。


 CA(中国国際航空)といえども、Cクラスのユッタリしたシートで修業できますから。機内食は、ANAに較べたらちょっとですが・・・、Cクラス搭乗の優雅な修業になることで、今や、初心者は別にして、大ヒットの修業ルートになりつつあります。予約状況、Zクラスの枠に制限があるようですが、国慶節にかかる10月1日/2日を除けば、どこの週末も、この安いCクラス修業、予約OKのようです。

 チェックインは、往路は、羽田空港で、羽田→北京→シンガポールをスルーで、復路は、シンガポール・チャンギ空港で、羽田までスルーで、チェックインができます。ちなみに、ラウンジは、ステータスが無くても、羽田空港ではANAラウンジ、北京首都空港では、CAラウンジ、シンガポールでは、SATSラウンジが利用できます。

 実は、このビジネスセーバー運賃ですが、シンプルな北京経由だけでなく、上海/北京、成都/北京経由など、ヘビーマイラー向けの修業ルートがあるのです。中国の場合、現在、15日以内の滞在はビザ免除ですので、2泊3日、3泊4日の修業になりますが、ANAのPPを稼ぎまくる方法があります。

◎ 成田~成都~北京~シンガポール~北京~成都~成田 3泊4日 Cクラス修業

  運賃: 120,250円   PP: 14,658PP+(400PP×6)=17,058PP

◎ 東京~上海~北京~シンガポール~北京~上海~東京

  運賃: 117,100円   PP: 11,445PP+(400PP×6)=13,845PP

  予約方法は、シンプルな北京経由は、CAの日本語WEBサイトから、簡単に予約決済できます。ANAのマイレージ番号の登録は、CAのWEBからできませんが、予約後、日本のCAコールセンター(03)5251-0711へ電話したら、登録してくれます。マイル・PPの加算は、星組他社と同じように、3~4日後に加算されるようです。
 ただ、上海/北京、成都/北京経由の場合、WEBで簡単にいかないので、スカイゲートなどの別のサイトから、予約を入れて決済するか、発券手数料(2,100円)を支払って、日本のCA支店で予約・決済するなど一工夫した方が初心者にはお薦めです。

 いずれにしても、CAを使って、ANAのPP・マイルの修業する時代が来るとは考えていませんでした。しかし、何時までも、ANAの修業ルートの繰り返しというのは時代遅れになってきているのかもしれません。
 ANAの修業も、東京発沖縄経由バンコク行き(スーパーエコ割)に、バンコク発オーストラリア行きSQ/Eクラスを組み合わせ、一気に25,000PP稼ぐのも出てきていますから、段々変わってくるのではないかと思います。

2011年8月7日日曜日

コロンボ発券に再挑戦~CXの羽田行きCクラス

CX/eチケットの写し
 スリランカの首都はコロンボです。航空券のコロンボ発券は、リビアのトリポリ発券と並んで、人気の海外発券地でした。
 コロンボ発券は、昔は、Fクラス、Cクラスの安い、日本や北米行きの航空券が買えることで、人気の定番発券地でした。しかし、値上げなどもあり、「コロンボ発券なんかメリットあるの」という方も多い状況に変わってきています。でも、修業というより、Cクラス、しかもキャリアのフライトに割安で乗れるので結構メリットがあると感じています。

 今サーチャージが大幅に引き上がっていますが、香港発着は、香港政庁の方針もあり、他と較べ、サーチャージが抑えられています。その関係もあり、CX(キャセイ航空)は、香港発着便を中心にサーチャージが安いのです。しかも、ドル安など為替レートがお得な流れもあり、久々に、CXのコロンボ発券が割安のこともあり、Cクラス利用で、コロンボ発券に再挑戦しました。

  コロンボ発券ですが、現地旅行社へ依頼するやり方と、航空会社のWEBサイトから直販で購入する方法があります。今回は、利用するCXのWEBサイトから購入しましたが、現地旅行社へ依頼した場合、多少安くなるのではないかと思います。ただし、クレジットカード決済のセキュリティ、キャッチボールをする分面倒になると思いますが・・・

 上記写真は、今回、CXのWEBで予約・発券後、CX(キャセイ航空)から、送られてきたPDFファイルのeチケット控えです。

 ルートは、コロンボ→バンコク→香港→羽田の往復航空券で、出発は、今年の12月中旬となっています。復路は、来年7月に、羽田発で一応予約は入れてあります。クラスは、往復ともCクラスですが、往路、24時間以内乗り継ぎで羽田まで移動することもあり、予約のサブクラスはIクラス。復路、香港、バンコクで途中降機することもあり、予約のサブクラスはDクラスです。JALのマイレージに加算しますが、往復とも125%加算です。

 運賃は、今回Cクラスで予約、サブクラス、往路Iクラス/復路Dクラスで、171,897LKR(スリランカルピー)でした。予約時点の為替レートで、日本円123,499円です。(CXの場合、表示されます)
 同じルート、Yクラスで予約した場合、131,797LKR(スリランカルピー)で、予約時点の為替レートで、日本円94,689円程度になります。どちらも、正規割引き運賃、1年有効で変更も可能なチケットですが、CクラスとYクラスの料金格差は、日本のようにがあまりないので、今回は、迷うことなくCクラスのチケットをゲットしました。往路Iクラスは、ビジネス・セーブ運賃、復路Dクラスは、ビジネス・スタンダード運賃になります。

 CXのWEBサイトから予約する場合、一工夫が必要です。途中降機を含むこのルートの場合、下記、日本語WEBサイトから予約可能ですが、「フライトの予約」の左下「1都市以上に旅行する/途中降機」を選んで予約することになります。
 もう一つ注意は、CXの場合、利用する運賃を先に選んでから、利用する便を選択するシステムです。安い運賃の場合、利用できる便が限定されることがあります。希望の便が選択出来ない場合、一旦、高い運賃へ選択を変更し、ほとんどの便(乗り継ぎ便を除いて)が利用できるように変更します。そして、希望の便を選んでから、運賃をもとの安い運賃へ再度変更したら上手くいくことがあります。

 
 この航空券、すでに、CXのWEBサイトから予約、クレジットカードで決済をすませています。CXのWEBサイトでは、出発地の制約はあるようですが、VISA、MASTER以外に、JCBも使えるとなっていましたが、今回、決済しようとしたら、選択肢として、JCBは選択できず、残念ながら、VISAで決済しました。決済できるカードにはなっているのにどうして?

 この航空券、有効期間は1年で、今年12月発ですので、来年の12月同日までに利用すればOKです。変更は、手数料無しで可能です。また、途中降機は、香港、台北、バンコク、シンガポールで可能ですが、1回につき、50USドルが徴収されます。今回も、復路は、2回途中降機するので、その分が加算されています。
 CXの場合、月・水・金(現地発)はBKK経由、その他の曜日はSIN経由なんですが、SIN行きはもう飽きてしまいましたので、今回は、往復ともBKK経由にしました・・・。街としても、BKKの方が面白いし、SINタッチが、ANAのPP稼ぎにお得なので付き合ってきましたが、そろそろANA修業も見直しをしないといけませんね。

 それにしても、コロンボ発も高くなりましたね・・・。それでも、Cクラスを使って、12万円で往復できるのは、サーチャージが高騰している今、かなりお得感があります。復路は、来年7月に予約は入れてありますが、1年オープンなので、来年になったら、様子を見て、来年秋あたりに変更してもと思っています。コロンボ発券が引き続き安すければ、コロンボからヨーロッパへ移動するのも有りかなと思っています。

 さて、最後に、コロンボまでどうやって行くのかという疑問が当然出てくると思います。SIN(シンガポール)までは、SIN発券JALの残りの復路航空券が残っています。ですから、残りは、シンガポール~コロンボの移動の航空券をどうするかになります。
 2~2日、コロンボに滞在して乗り継ぐ方法もあれば、当日というか、前日夕刻、コロンボに到着して乗り継ぐ、いわゆる「コロンボタッチ」をするか、これからの課題です・・・。
 シンガポールからコロンボまで、シンガポール航空、キャセイ航空、エアランカ航空、エミレーツ航空などが運航されていますね。シンガポール航空を利用して、1時間15分の乗り換えタッチをやった人のブログもみましたが、ナカナカスリリングがあって面白そうな感じもします・・・

 マイレージは、JALに加算の場合、往復で10,844マイル加算されるようですが、修業という点では、これだけの費用をかけてしまえば、FOP単価的にはメリットはなさそうです。
 更に、今回、2つの資格年度にまたがりますし、今年度の上級会員資格維持もメドがたっていますから、資格維持やマイル稼ぎとは切り離して、行ってみたいと所に行くという路線で、「コロンボ発券」の今を体験してきたいと思います。